【ときあかし】うごきを あらはす ことばを ふみの なかで もちいるすべと そのたぐいの かなめを まとめる
【ときあかし】うごきを あらはす ことばを ふみの なかで もちいるすべと そのたぐいの かなめを まとめる
うごきをあらはすことばをふみのなかでもちいるすべとそのたぐいのかなめをまとめる
●ことばのかはらないところともちいりかたでかはるところ
もちいりかた……ことばのかたちがかはること。
ふみのなかでもちいりかたがあるみづからたつことばのかたちのきりわけ
・うごきをあらはすことばのかはらないところ……かたちがかわらないところ
・ふみのなかのもちいりかたでかはるところ……かたちがかわるところ
(たとへ) かく・かかない・かきます・かけば・…
〔うごきをあらはすことばのかはらないところ:「か」、ふみのなかのもちいりかたでかはるところ:「く、かない、きます、けば」〕
うごきをあらはすことばにはうごきをあらはすことばのかはらないところとふみのなかのもちいりかたでかはるところのわけかたがないものもある。
(たとへ) きる える くる する …
● うごきをあらはすことばのもちいりかたのたぐい
(「か、き、く、く、け、け」・「が、ぎ、ぐ、ぐ、げ、げ」・「さ、し、す、す、せ、せ」・「ざ、じ、ず、ず、ぜ、ぜ」・「た、ち、つ、つ、て、て」・「だ、ぢ、づ、づ、で、で」・「な、に、ぬ、ぬ、ね、ね」・「は、ひ、ふ、ふ、へ、へ」・「ば、び、ぶ、ぶ、べ、べ」・「ま、み、む、む、め、め」・「や、い、ゆ、ゆ、え、え」・「ら、り、る、る、れ、れ」・「わ、ゐ、う、う、ゑ、ゑ」)のならびのもちいりかた、
「け、け、ける、ける、けれ、けよ」のならびのもちいりかた、
(「け、け、く、くる、くれ、けよ」・「て、て、つ、つる、つれ、てよ」・「え、え、う、うる、うれ、えよ」・「ゑ、ゑ、う、うる、うれ、ゑよ」)のならびのもちいりかた、
(「ひ、ひ、ひる、ひる、ひれ、ひよ」・「ゐ、ゐ、ゐる、ゐる、ゐれ、ゐよ」・「き、き、きる、きる、きれ、きよ」・「に、に、にる、にる、にれ、によ」・「み、み、みる、みる、みれ、みよ」・「い、い、いる、いる、いれ、いよ」)のならびのもちいりかた、
(「ぢ、ぢ、づ、づる、づれ、ぢよ」・「い、い、ゆ、ゆる、ゆれ、いよ」・「ち、ち、つ、つる、るれ、ちよ」・「き、き、く、くる、くれ、きよ」)のならびのもちいりかた、
「ら、り、り、る、れ、れ」のならびのもちいりかた、
「な、に、ぬ、ぬる、ぬれ、ね」のならびのもちいりかた、
「せ、し、す、する、すれ、せ」のならびのもちいりかた、
「こ、き、く、くる、くれ、け」のならびのもちいりかたのここのつのたぐいがあります。
ときあかし
1 ことばのねもととかはるところ
ことばのなかには、ふみのなかでのもちいられかたによってそのかたちがかはるものがあります。
ことばのかたちがかはることをことばのもちいりかたといいます。
とをのたぐいあることばのしなのうちでもちいりかたがあるものは、うごきをあらはすことば・かたちをあらはすことば・かたちをあらはすことばにうごきをあらはすことばがついたことば・うごきをたすくことばのよっつです。
このうちうごきをあらはすことば・かたちをあらはすことば・かたちをあらはすことばにうごきをあらはすことばがついたことばは、みづからたつことばであり、まとめてもちいりかたでことばのかたちがかはることばとよばれます。
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うごきをあらはすことば「かく」のもちいりかたをみてみましょう。
かか ない
かこ う
かき ます
かい た
かく 。(いひきる)
かく とき
かけ ば
かけ 。
うへのたとへをみると、ひとつのことばのなかにかたちがかわらないところとかたちがかわるところとがあることがわかります。
ひとつのことばのかたちのうちもちいりかたによってかたちがかわらないところをことばのねもとといい、もちいりかたによってかたちがかわるところをことばのもちいりかたでかたちがかはるところといいます。
もちいりかたがあるうごきのことばは、そのかたちをことばのねもとのところとかはるところとにわけることができます。
もちいりかたがあることばにつくことば(うごきをたすくことば)には、ことばのねもととかはるところのわけるところはありません。
もちいりかた=もちいりかたでかはるところのかはりかたは、うごきをあらはすことば・かたちをあらはすことば・かたちをあらはすことばにうごきをあらはすことばがついたことばのそれぞれでちがいます。
かたちをあらはすことばとかたちをあらはすことばにうごきをあらはすことばがついたことばのもちいりかたもみておきましょう。
【かたちをあらはすことば「うつくしい」のもちいりかた】
うつくしかろ ウ
うつくしかっ タ
うつくしく ナル
うつくしい 。(いいきる)
うつくしい トキ
うつくしけれ バ
【かたちをあらはすことばにうごきをあらはすことばがついたことば「きれいだ」のもちいりかた】
きれいだろ ウ
きれいだっ タ
きれいで ナイ
きれいに ナル
きれいだ 。(いいきる)
きれいな トキ
きれいなら バ
つぎのことばのように、うごきをあらはすことばのなかにはことばのねもととかはるところのわけかたがないものもあります。
ことばのねもととかはるところのわけかたががないうごきをあらはすことば
① きる みる にる にる いる いる
② える でる ねる へる
③ くる
④ する
うへのことばはすべて、すゑのかたちとつなげてもちいるかたちがひとあやしかありません。「ことばのねもとがない」うごきをあらはすことばともいいます。
2 うごきをあらはすことばのもちいりかたのたぐい
うごきをあらはすことばとよばれることばはかずおほくありますが、そのすべてがおなじようにもちいるわけではありません。
うごきをあらはすことばのもちいりかたのしかたは、つぎのように、すべてでここのつのたぐいがあります。
うごきをあらはすことばのもちいりかたのたぐい
うごきをあらはすことばのもちいりかたのたぐい ときあかし
(「か、き、く、く、け、け」・「が、ぎ、ぐ、ぐ、げ、げ」・「さ、し、す、す、せ、せ」・「ざ、じ、ず、ず、ぜ、ぜ」・「た、ち、つ、つ、て、て」・「だ、ぢ、づ、づ、で、で」・「な、に、ぬ、ぬ、ね、ね」・「は、ひ、ふ、ふ、へ、へ」・「ば、び、ぶ、ぶ、べ、べ」・「ま、み、む、む、め、め」・「や、い、ゆ、ゆ、え、え」・「ら、り、る、る、れ、れ」・「わ、ゐ、う、う、ゑ、ゑ」)のならびのもちいりかた、
「け、け、ける、ける、けれ、けよ」のならびのもちいりかた、
(「け、け、く、くる、くれ、けよ」・「て、て、つ、つる、つれ、てよ」・「え、え、う、うる、うれ、えよ」・「ゑ、ゑ、う、うる、うれ、ゑよ」)のならびのもちいりかた、
(「ひ、ひ、ひる、ひる、ひれ、ひよ」・「ゐ、ゐ、ゐる、ゐる、ゐれ、ゐよ」・「き、き、きる、きる、きれ、きよ」・「に、に、にる、にる、にれ、によ」・「み、み、みる、みる、みれ、みよ」・「い、い、いる、いる、いれ、いよ」)のならびのもちいりかた、
(「ぢ、ぢ、づ、づる、づれ、ぢよ」・「い、い、ゆ、ゆる、ゆれ、いよ」・「ち、ち、つ、つる、るれ、ちよ」・「き、き、く、くる、くれ、きよ」)のならびのもちいりかた、
「ら、り、り、る、れ、れ」のならびのもちいりかた、
「な、に、ぬ、ぬる、ぬれ、ね」のならびのもちいりかた、
「せ、し、す、する、すれ、せ」のならびのもちいりかた、
「こ、き、く、くる、くれ、け」のならびのもちいりかたのここのつのたぐいがあります。
ここでは、うごきをあらはすことばのここのつのもちいりかたのたぐいをしっかりとおぼえましょう。
うごきをあらはすことばのおほくは、(「か、き、く、く、け、け」・「が、ぎ、ぐ、ぐ、げ、げ」・「さ、し、す、す、せ、せ」・「ざ、じ、ず、ず、ぜ、ぜ」・「た、ち、つ、つ、て、て」・「だ、ぢ、づ、づ、で、で」・「な、に、ぬ、ぬ、ね、ね」・「は、ひ、ふ、ふ、へ、へ」・「ば、び、ぶ、ぶ、べ、べ」・「ま、み、む、む、め、め」・「や、い、ゆ、ゆ、え、え」・「ら、り、る、る、れ、れ」・「わ、ゐ、う、う、ゑ、ゑ」)の
いずれかのもちいりかたをします。
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