【ときあかし】ことばのくらゐ
【ときあかし】ことばのくらゐ
ふみのもとのきまり
ことばのくらゐ
●ことばのひとつひとつのくらゐ
ことばのくらゐには、おほきいならびにふみとふみのくみあわせ・ふみとふみをくみあわせたなかをわけたもの・ふみ・ふみのなかのことばをわけたもの・ひとつひとつのことばのいつつがある。
1 ふみとふみのくみあわせてまとめたものとは、ことばがすべてつらなってひとつのはなしとなるもの。
2 ふみとふみをくみあはせてまとめたもののなかをわけたものとは、ふみとふみをくみあわせてまとめたもののなかをいくつかにわけたもの。
3 ふみとは、まるじるし(。)でわけられるひとつづきのことば。
4 ふみのなかのことばをわけたものとは、ふみのひとつづきのことばをひとつひとつのことばにみじかくわけたもの。
5 ひとつひとつのことばとは、もっともちいさいことばのくらゐ。
● ふみのひとつづきのことばをわけるときのすべ
ふみのひとつづきのことばをわけるときは、「ネ」や「サ」をいれてはなしてことばとしてとほるところをさがす。
(たとへ) われらはねこである。→われらは|ネねこで|ネある|
ときあかし
1 ことばのくらゐ
ひとくちに「ことば」といっても、ひとつのことばからひとつづきのことばをくみあわせたことばまで、おほきさがさまざまなものがあります。
そこで、「ことば」のおほきさをあらはすために、いろいろなことばのくらゐをもちゐります。
ことばのくらゐには、おほきいくらゐに、ふみとふみをくみあはせたことば・ふみとふみをくみあはせたことばをわけるところ・ひとつづきのことば・ひとつづきのことばをわけるところ・ひとつひとつのことばのいつつのたぐいがあります。
(1) ふみとふみをくみあはせたことば
ふみとふみをくみあはせたことばとは、ひとつひとつのことばがたくみつらなってひとつのまとまったはなしとなるものをいいます。
たとえば、ながいものがたりは、そのすべてでひとつのふみとふみをくみあはせたことばになります。
ふみとふみをくみあはせたことばは、ことばのくらゐのなかでもっともおほきいものです。
(2) ふみとふみをくみあはせたことばをわけるところ
ふみとふみをくみあはせたことばをわけるところとは、ふみとふみをいくつかのまとまりにわけたときのひとまとまりをいいます。
ふみとふみをくみあはせたことばがながくなると、いくつかのまとまりにわけることがおほくなります。
ふみとふみをくみあはせたことばのなかのまとまりのきれめは、まるじるしのところでしたにかきあらためることであらはします。
このとき、ふみとふみをいくつかのまとまりにわけたときのはじめはひとふみあけます。
(3) ふみ
ふみとは、まるじるし(。)によりわけられるひとつづきのことばをいいます。
たとえば、「わがはいはねこである」は、「ある」でひとつづきのことばがきれるので、そのあとにまるじるしをうちます。
まるじるし「。」は、ふみのおわりをあらはすしるしで、わけるしるしまたはまるじるしといいます。
なかじるしまたはいきつぎのしるし「、」は、ふみのなかのきれめをあらはすしるしで、なかじるしまたはいきつぎのしるしといいます。
ふみは、ふみのきまりのもととなるくらゐです。
(4) ふみのひとつづきのことばをわけられるところ
ふみは、さらにちいさなまとまりであるひとつづきのことばをわけられるところやひとつひとつのことばにわけることができます。
ひとつづきのことばをわけられるところとは、ひとつひとつのことばとしてとほるできるだけみじかくふみをわけたひとまとまりをいいます。
ふみをこゑにだしてよむとき、ふみのところどころに、おとをきることができるきれめがいくつかあります。
そのきれめがひとつづきのことばをわけられるところのきれめになります。
(5) ひとつひとつのことば
ひとつひとつのことばは、ひとつづきのことばをわけられるところをさらにちいさくわけたものです。
ひとつのことばは、もっともちいさなことばのくらゐです。
ひとつのことばをこのうへなくわけると、ことばはことばのはたらきをうしなひます。
ひとつづきのことばをわけられるところは、かならずしもふたつのことばにわけることができるとはかぎりません。
ひとつのことばからなるひとつづきのことばをわけられるところもあります。
ふみは、ふたつよりもおほくのことばでなりたちます。
しかし、ひとつのことばからなるふみもあります。
2 ひとつづきのことばをわけるすべ
ふみをひとつづきのことばをわけられるところでわけるには、ひとつづきのことばをわけられるところのきれめをさがします。
ひとつづきのことばをわけられるところのきれめをさがすためのすべは、ふみのなかのところに「ネ」や「サ」をいれてはなしてみることです。
もし「ネ」や「サ」をいれてみてことばがとほるところをみつけたら、そこがひとつづきのことばをわけられるところのきれめです。
そのとき、「ネ」をいれられるところをみおとさないように。
ふみのひとつづきのことばをわけられるところでわけるときは、できるかぎりみじかくわけなければいけません。
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