【ときあかし】ことばを たぐいで わける ことばの しなに よって わける かなめを まとめる
【ときあかし】ことばを たぐいで わける ことばの しなに よって わける かなめを まとめる
ことばをたぐいでわける ことばのしなによってわけるかなめをまとめる
● ことばのしなによってわける
ことばのしなとは、ことばをふみのなかでもちいりかたやはたらきによってわけたもの。
ことばのしなには、うごきのことば・かたちのことば・かたちのことばにうごきのことばをつけたことば・なまへのことば・かざりのことば・なまへをつらねたことば・ふみとふみをつなぐことば・かんじてうごくことば・たすけうごくことば・たすくことばのとをのたぐいがある。
● うごきのことばとなまへのことば
・うごきのことばとは、うごきのことば・かたちのことば・かたちのことばにうごきのことばをつけたことばです。
・なまへのことばとは、ひとやものごとのなまへをあらはすことばのこと。
● ことばのしながかわることがある
ことばのしながかはるとは、ことばのしなのわけかたがかわること。
(たとへ) なやみ(うごきことばのうごきにつらねるかたち→なまへのことば)
ときあかし
1 ことばをしなによりわける
ことばは、みづからたつことばとみづからたつことばにつくことばにわけることができます。
さらに、みづたつことばとみづたつことばにつくことばは、それぞれもちいりかたがあることばともちいりかたがないことばにわけることができます。
このようにして、ことばは、もちいりかたがあるみづからたつことば・もちいりかたがないみづからたつことば・もちいりかたがあるみづからたつことばにつくことば・もちいりかたがないみづからたつことばにつくことばの四つのグループに分類されます。
そして、ここからさらにまた、こちばのしなとよばれるとをのたぐいのまとまりにわけることができます。
こちばのしなのたぐい
(1) もちいりかたがあるみづからたつことば → うごきをあらはすことば・かたちをあらはすことば・かたちをあらはすことばにうごきのことばがつくことば
もちいりかたがあるみづからたつことばは、そのもとのかたちによって、うごきをあらはすことば・かたちをあらはすことば・かたちをあらはすことばにうごきのことばがつくことばのみっつのまとまりにわけることができます。
うごきをあらはすことばとは、「かく」「よむ」などのように、ことばのもとのかたちが「あ い う え お」の「う」のならびのおとでおわることばをいいます。
「う」のならびのおととは、「あ」のならびの「う」、「か」のならびの「く」、「さ」のならびの「す」などのことです。
かたちをあらはすことばとは、「たのしい」「おほい」などのように、ことばのもとのかたちが「い」のならびのおとでおわることばをいいます。
かたちをあらはすことばにうごきのことばがつくことばとは、「おだやかだ」「にぎやかだ」などのように、ことばのかたちが「だ」でおわることばをいいます。
(2) もちいりかたがないみづからたつことば → なまへをあらはすことば・かざりことば・なまへのことばにつくことば・ふみとふみをつなぐことば・かんじてうごくことば
もちいりかたがないみづからたつことば は、それがつくるふみのふしめのはたらきによって、なまへをあらはすことば・かざりことば・なまへのことばにつくことば・ふみとふみをつなぐことば・かんじてうごくことばのいつつのまとまりにわけることができます。
なまへをあらはすことばとは、「ひと」「わたし」「やま」などのように、おもにあるじのことばになることばをいいます。
かざりことばとは、「とても」「すぐ」「まるで」などのように、おもにうごきのことばをかざることばをいいます。
なまへのことばにつくことばとは、「あの」「おほきな」「たいした」などのように、なまへのことばをかざることばになることばをいいます。
ふみとふみをつなぐことばとは、「そして」「だから」「しかし」などのように、ふみとふみをつなぐことばになることばをいいます。
かんじてうごくことばとは、「ああ」「はい」「こんにちは」などのように、ひとりだつことばになることばをいいます。
なまへのことばがつくるふみのふしめはあるじをあらはすことばになることができますが、かざりことば・なまへのことばにつくことば・ふみとふみをつなぐことば・かんじてうごくことばがつくるふみのふしめはあるじをあらはすことばになることができません。
(3) みづからたつことばにつくことば → うごきをたすくことば・たすくことば
もちいりかたがあるみづからたつことばにつくことばはうごきをたすくことば、もちいりかたがないみづからたつことばにつくことばはたすくことばというまとまりになります。
もちいりかたがあることばはみづからたつことばだけではないことをこころえます。
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うへのさまにして、ことばをふみのきまりやはたらきによってわけていくと、
うごきをあらはすことば・かたちをあらはすことば・かたちをあらはすことばにうごきのことばをつけたことば・なまへをあらはすことば・かざりことば・なまへをあらはすことばのまへにつくことば・ふみとふみをつなぐことば・かんじてうごくことば・うごきをたすくことば・たすくことばのとをのたぐいにわけることができます。
これらの、ふみのきまりやはたらきによってわけたことばのまとまりをことばのしなといいます。
また、「わたし」「これ」「こちら」などのようなことばをなまへのかはりをあらはすことばといいます。
2 うごきをあらはすことばとなまへをあらはすことば
ふみのなかでもちいりかたがあるみづからたつことばであるうごきをあらはすことば・かたちをあらはすことば・かたちのことばにうごきのことばがつくことばをまとめてもちいりかたがあることばといいます。
また、もちいりかたがないみづからたつことばであるなまへをあらはすことばといいます。
うごきをあらはすことばはひとりであるじのうごきをあらはすことばになることができ、なまへをあらはすことばはあるじをあらはすことばになることができます。
うごきをあらはすことばともちいりかたがあることばは、まったくおなじではありません。
もちいりかたがあることばには、うごきをあらはすことばのほかにうごきをあらはすことばにつくうごきをたすくことばもふくまれます。
3 もとのことばのしながかわることがある
ことばのしながかわることをもとのことばのしながかわるといいます。
【1】こひに なやみ、くるしむ。(うごきをあらはすことば)
【2】こひの なやみで くるしむ。(なまへをあらはすことば)
うへのふたつのたとへふみのことば「なやみ」は、どちらもおなじかたちですが、それぞれことばのしながちがいます。
【1】のふみの「なやみ」のことばのしなは、うごきをあらはすことばです。
それにくらべて、【2】のふみの「なやみ」のことばのしなは、なまへをあらはすことばです。
なまへをあらはすことばの「なやみ」ということばは、うごきをあらはすことばの「なやみ」がそのままのかたちでなまへをあらはすことばにかへたものです。
ことばのしなをかへたものでおほいのは、うごきをあらはすことばやかたちをあらはすことばのうごきをあらはすことばのまへにつくかたちがなまへをあらはすことばになるときです。
たとえば、「ひかり」というなまへをあらはすことばは、うごきをあらはすことば「ひかる」のうごきのことばのまへにつくかたち「ひかり」からかへたものであり、
また、「ちかく」というなまへをあらはすことばは、かたちをあらはすことば「ちかい」のうごきをあらはすことばのまへにつくかたちからかへたものです。
そのほかにも、ほかのことばのしなからかざりことばやふみとふみをつなぐことば、かんじてうごくことばにかはることばもあります。
かざりことばの「あまり」「つゆ」「ゆめ」、ふみとふみをつなぐことばの「および」「また」「けれども」、かんじてうごくことばの「あれ」「よし」「おはよう」など。
とくにふみとふみをつなぐことばのおほくは、ほかのことばのしなからかへたものです。
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