【ときあかし】ふみとふみをつなぐことば・ひとりだちすることば
【ときあかし】ふみとふみをつなぐことば・ひとりだちすることば
ふみのふしめのはたらき ふみとふみをつなぐことば・ひとりだちすることばのまとめ
●ふみとふみをつなぐことば
ふみとふみをつなぐことばとは、ふみとふみ、ふみのふしめとふみのふしめをつないでまへあとのかかはりをあらはすふみのふしめ。
ふみとふみをつなぐことばには、ひとつのことばのものとふたつよりおほくのことばのものがある。
(たとへ) いそいでいった。だから(ふみとふみをつなぐことば)、まにあった。(ひとつのふみとふみをつなぐことば)
(たとへ) いそいだから(ふみとふみをつなぐことば) 、まにあった。(ふたつよりおほくのことばのふみとふみをつなぐことば)
● ひとりだちのことば
ひとりだちのことばとは、ほかのふみのふしめとかかはりがなくひとりだちしているふみのふしめ。
ふみのもっともはじめにくることがおほく、すぐあとにいきつぎのしるし(、)がある。
ひとりだちのことばには、かんじてうごく・よびかけ・こたへる・しめすなどのたぐいがある。
(たとへ) まあ(ひとりだちのことば)、すばらしい。(かんじてうごく)
(たとへ) すずきさん(ひとりだちのことば) 、おきてください。(よびかけ)
(たとへ) はい(ひとりだちのことば)、そのとおりです。(こたへる)
(たとへ) たなかさん(ひとりだちのことば)、このひがおおみそかです。(しめす)
●ときあかし
1 ふみとふみをつなぐことば
ふみとふみをつなぐことばは、ふみとふみ、あるいはふみのふしめとふみのふしめをつないで、まへあとがどのようなかかはりにあるかをあらはすはたらきをするふみのふしめです。
ふみとふみをつなぐことばには、ひとつのことばからなるものと、ふたつよりおほくのことばからなるものとがあります。
いそいで いった。だから(ふみとふみをつなぐことば) 、くるまに まにあった。
うへのたとへは、ふたつのふみからなります。あとのふみのもっともはじめにある「だから」のふみのふしめが、まへのふみとあとのふみをつなぐはたらきをしています。
「だから」は、ひとつのことばからなるふみとふみをつなぐことばのふみのふしめです。
「だから」のように、そのままひとりでふみとふみをつなぐことばのふみのふしめになることばをふみとふみをつなぐことばといいます。
いそいだから(ふみとふみをつなぐことば) 、くるまに まにあった。
うへのたとへはひとつのふみですが、「いそいだから」のふみのふしめがそのふみのふしめとあとのふみのふしめをつなぐはたらきをしています。
「いそいだから」は、ふたつよりおほくのことば(「いそい(いそぐ)」「だ(た)」「から」のみっつのことば)からなるふみとふみをつなぐことばのふみのふしめです。
うへのたとへで、「いそいだから」のまへにはなにもありません。
しかし、「だから」(つなぐことば)をもちいてふたつのふみにわけると、まへあとをつなぐはたらきをしていることがわかります。
「いそいだから、……」→「いそいだ。だから、……」
したがって、まへになにもなくても、「いそいだから」はふみとふみをつなぐことばです。
「いそいだから」の「から」のように、ほかのことばのあとについてともにふみとふみをつなぐことばのふみのふしめをつくることばをつなぎたすけることばといいます。
ここをおさえる
「ふみとふみをつなぐことば」とにていることばに「つなぐことば」「つなぎたすけることば」があります。
「ふみとふみをつなぐことば」はふみのふしめのはたらきをさすことばですが、「つなぐことば」「つなぎたすけることば」はことばのたぐいをさすことばです。
「つなぐことば」はひとつでふみとふみをつなぐことばになり、「つなぎたすけることば」はほかのことばのあとについてふみとふみをつなぐことばをつくります。
うへのたとへのふみとふみをつなぐことば「だから」は、まへのことがらがみなもととなってあとのことがらがむすびつくかかはりをあらはしています。
ふみとふみをつなぐことばがあらはすかかはりは、ほかにもさまざまなものがあります。
2 ひとりだちすることば
ひとりだちすることばは、ふみのなかのほかのふみのふしめとつなぐかかはりがなく、ひとりだちしているふみのふしめです。
ああ(ひとりだちすることば) 、いまは よい ひよりだ。
うへのたとへのふみの「ああ」は、ふみのなかのほかのふみのふしめとのまに、だれがなにがをあらはすことばとだれがなにがのうごきをあらはすことばや、かたちやありさまをあらはすことばとかたちやありさまをあらはすことばによりことがらがかぎられることばのようなかかはりがありません。
ふみのなかでそのままひとりだちしています。
ひとりだちすることばは、ふみのもっともはじめにくることがおほく、そのすぐあとにいきつぎのしるし(、)があります。
ひとりだちすることばは、そのこころえによってかんじてうごくことば・よびかけのことば・こたへることば・しめすことばなどのたぐいにわけられます。
まあ(ひとりだちすることば) 、すばらしい。(かんじてうごくことば)
すずきさん(ひとりだちすることば) 、おきて ください。(よびかけのことば)
はい(ひとりだちすることば) 、その とおりです。(こたへることば)
いまは(ひとりだちすることば) 、おおみそかです。(しめすことば)
ひとりだちすることばになるのは、かんじてうごくことばやなまへをあらはすことばとよばれることばです。
「ああ」「まあ」「はい」はかんじてうごくことばで、「すずきさん」「いま」はなまへをあらはすことばです。
アカウントを作成 して、もっと沢山の記事を読みませんか?
この記事が気に入ったら これからも人々が生存するための閃く記事 さんを応援しませんか?
メッセージを添えてチップを送ることができます。
この記事にコメントをしてみませんか?