【ときあかし】ふみのひとつづきのことばをわけられるところのはたらき あるじのことば・のべることば
【ときあかし】ふみのひとつづきのことばをわけられるところのはたらき あるじのことば・のべることば
ふみのひとつづきのことばをわけられるところのはたらき あるじのことば・のべることばのまとめ
● ひとつづきのことばをわけられるところのはたらき
ふみのひとつづきのことばをわけられるところは、ふみのなかでだれがをあらはすことば・うごきををあらはすことば・かざりをあらはすことば・ふみとふみをつなぐことば・ひとりだちすることばのはたらきをする。
●だれがをあらはすことばとうごきををあらはすことば
はなが (だれがをあらはすことば) さく (うごきををあらはすことば) 。
1 だれがをあらはすことばとは、「なにが(だれが)」にあたるひとつづきのことばをわけられるところ。はぶかれることがある。
2 うごきををあらはすことばとは、「どうする・どんなだ・なんだ」にあたることば。ふみのおわりにくる。
3 だれがをあらはすことば・うごきををあらはすことばのかかはりは、ふみのほねぐみとなる。
● だれがをあらはすことば・うごきをあらはすことばのみつけかた
だれがをあらはすことば・うごきをあらはすことばは、つぎのすべでみつける。
1 ふみをふみのひとつづきのことばをわけられるところでわける。
2 ふみのすゑにめをつけてうごきををあらはすことばをみつける。
3 そのうごきををあらはすことばとむすびつくだれがをあらはすことばをさがす。
ときあかし
1 ふみの ひとつづきのことばをわけられるところのはたらき
ふみは、いろいろなはたらきをする ひとつづきのことばをわけられるところがくみあわさってできています。
ふみのひとつづきのことばをわけられるところは、ふみのなかでだれがをあらはすことば・うごきををあらはすことば・かざりをあらはすことば・ふみとふみをつなぐことば・ひとりだちすることばのはたらきをする。
◆ ふみの ひとつづきのことばをわけられるところのはたらきとたぐい
ふみの ひとつづきのことばをわけられるところのはたらき たとへ
だれがをあらはすことば・うごきをあらはすことば とりが(だれがをあらはすことば) なく(うごきをあらはすことば)。
かたちやかざりやありさまをあらはすことば ゆっくり(かたちやかざりやありさまをあらはすことば) あるく。
ふみとふみをつなぐことば やすいのに(ふみとふみをつなぐことば) 、おいしい。
ひとりだちすることば さあ (ひとりだちすることば)、やろう。
ふみの ひとつづきのことばをわけられるところのはたらきには、うへのほかにも、ならべたつことばやおぎなひたすくことばといったはたらきもあります。
ここでは、これらのなかからだれがをあらはすことば・うごきをあらはすことばをとりあげてときあかします。
2 あるじをあらはすことばとあるじのうごきをあらはすことば
ふみは、もともと、「なにが(だれが)」にあたるところと、「どうする」や「どんなだ」「なんだ」にあたるところからなりたちます。
(1) あるじをあらはすことば
「なにが(だれが)」にあたるふみのみちすぢをあるじをあらはすことばといいます。
あるじをあらはすことばは、ふみのあるじやうごくあるじをあらはすはたらきをします。
はなが(あるじをあらはすことば) さく(あるじのうごきをあらはすことば) 。
こどもが(あるじをあらはすことば) おほやけのそので あそぶ(あるじのうごきをあらはすことば) 。
「―が」のかたちのふみのふしめのほかに、「―は」「―も」「―こそ」「―さえ」などのかたちのふみのふしめもあるじをあらはすことばになります。
ほしは (あるじをあらはすことば) 、ひかりかがやく (あるじのうごきをあらはすことば) 。
あまのがはも (あるじをあらはすことば) 、そうです (あるじのうごきをあらはすことば) 。
なほ、あるじをあらはすことばは、はぶかれることがよくあります。
いつか ほしに いって みたい。(あるじをあらはすことばをはぶいている)
ふみのきまりのきも
「―が」だけでなく、「―は」「―も」「―こそ」「―さえ」もあるじをあらはすことばになる。
(2) あるじのうごきをあらはすことば
「どうする」「どんなだ」「なんだ」にあたるふみのふしめをあるじのうごきをあらはすことばといひます。
あるじのうごきをあらはすことばは、あるじをあらはすことばをときあかすはたらきをします。
あるじのうごきをあらはすことば(すべてのふみのあるじのうごきをあらはすことば)は、ふみのおはり(ふみのすゑ)にきます。
ひが(あるじをあらはすことば) にしに しづむ(あるじのうごきをあらはすことば) 。(どうする)
はなが(あるじをあらはすことば) あざやかだ(あるじのうごきをあらはすことば) 。(どんなだ)
これが(あるじをあらはすことば) はなだ(あるじのうごきをあらはすことば) 。(なんだ)
あるじのうごきをあらはすことばにあたるふみのふしめには、うへのみっつのほかに「ある・いる」をくはへることもあります。
・つくゑが ある(あるじのうごきをあらはすことば)
・こどもが いる(あるじのうごきをあらはすことば)
もっとしる
つぎのたとへのふみのように、あるじのうごきをあらはすことばがあるじをあらはすことばなどのまへにくることもあります。
・さむいですね(あるじのうごきをあらはすことば) 、ここは (あるじをあらはすことば)。(あるじをあらはすことばのまへ)
・ここは さむいです(あるじのうごきをあらはすことば) 、とても(かたちやありさまをあらはすことば)。(かたちやありさまをあらはすことばのまへ)
(3) あるじをあらはすことば・あるじのうごきをあらはすことばのかかはり
あるじをあらはすことばのふみのふしめとあるじのうごきをあらはすことばのふみのふしめとのあひだには、あるじをあらはすことばはあるじのうごきをあらはすことばにかかり、あるじのうごきをあらはすことばはあるじをあらはすことばをうけるというかかりうけのかかはりがあります。
このようなふみのふしめどうしのかかはりをあるじをあらはすことば・あるじのうごきをあらはすことばのかかはりといひます。
あるじをあらはすことば・あるじのうごきをあらはすことばのかかはりは、ふみのほねぐみになります。
ふみのなりたちをしるためには、まずそのふみのあるじをあらはすことば・あるじのうごきをあらはすことばとなるふみのふしめをみつけます。
つぎにそのすべをときあかします。
3 あるじをあらはすことば・あるじのうごきをあらはすことばのみつけかた
ふみのなかのあるじをあらはすことばとあるじのうごきをあらはすことばは、つぎのようなすべでみつけます。
あるじをあらはすことば・あるじのうごきをあらはすことばのみつけかた
1 ふみをふみのふしめにわける。
2 ふみのすゑにめをつけてあるじのうごきをあらはすことばをみつける。
3 そのあるじのうごきをあらはすことばとむすびつくあるじをあらはすことばをさがす。
つぎのたとへのふみをつかって、あるじをあらはすことばとあるじのうごきをあらはすことばをみつけてみましょう。
これがわたくしがかっているねこだ。
1 まず、ふみをふみのふしめにわけます。
これが|わたくしが|かって|いる|ねこだ。
2 そして、ふみのすゑにめをつけて、あるじのうごきをあらはすことば、すなわち、「どうする」「どんなだ」「なんだ」にあたるふみのふしめをみつけます。
たとへのふみのあるじのうごきをあらはすことば(すべてのふみのあるじのうごきをあらはすことば)は、「ねこだ」です。
3 もっともあとに、みつけたあるじのうごきをあらはすことばとむすびつくあるじをあらはすことばをさがしだします。
あるじのうごきをあらはすことば「ねこだ」とむすびつくあるじをあらはすことばは、「これが」と「わたくしが」のふたつのふみのふしめがかむがへられます。
このようにあるじをあらはすことばのふみのふしめがいくつかあるばあひには、ふみのすべてのこころをかむがへてもっともそふものをえらびましょう。
「ねこだ」のあるじをあらはすことばを「わたくしが」としてとらえると、「わたくしがねこだ」というこころのふみになってしまいおかしいです。
したがって、「ねこだ」とむすびつくあるじをあらはすことばは「これが」であるとわかります。(「わたくしが」は、「かっている」にかかります。)
ふみのきまりのきも
ふみのあるじをあらはすことば・あるじのうごきをあらはすことばをみつけるには、まずふみのすゑからあるじのうごきをあらはすことばをみつけて、つぎにそれとむすびつくあるじをあらはすことばをさがす。
アカウントを作成 して、もっと沢山の記事を読みませんか?
この記事が気に入ったら これからも人々が生存するための閃く記事 さんを応援しませんか?
メッセージを添えてチップを送ることができます。
この記事にコメントをしてみませんか?