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ボイストレーナーになるには ボイストレーナーになる方法 ~その2~

ボイストレーナーになるには ボイストレーナーになる方法 ~その2~


歌を歌うのはちょっと得意だし、大好きなんだけど、
 
「人に教える」となったら、実際何をしたらいいのか分からない 。

・・・・・・そんな風に感じる人は多いと思います。
 
 
25年前の僕もそうでした。
 
昔通ってた音楽学校の社長に呼び出されて、
 
「ボイストレーナーやってみないか?」
 
と声をかけてもらった時も、
 
「え、ボイストレーナーって、何したらいいの!?」
「そもそも音大を出てない僕でも出来ることなの?!」
 
と大いに戸惑いました(笑)
 
 
② ボイストレーナー養成コースを受講する
 
ボイストレーナーについてネットであれこれ調べていると、
 
「ボイストレーナー育成コース」
「ボイストレーナー養成講座」
「ボイストレーナー資格認定コース」
 
といったページがたくさん表示されます。
 
歌が上手くなるためのレッスンではなく、ボイストレーナーになるためのカリキュラムが組まれているコースです。

共通する内容もたくさんありますが、基本的には自分がうまくなるための勉強と、人をうまくするための勉強は、質の異なるものと考えた方がいいでしょう。
 
一からきちんと学びたい人なら、自分に合う教室が見つかれば、良い選択肢の一つとなります。

 
ただ、養成コースでどれだけ素晴らしい知識や技術が身に付いても、生徒さんがいないと「先生」にはなれません。
 
いかに優れた内容であっても、ただコースを修了するだけでは、ボイストレーナーになることは出来ないのです。

ボイストレーナーとして実力があることと、ボイストレーナーとして成功することは、イコールではありません。
 
当たり前なことですが、これは非常に重要なことです。
 
ちなみに僕のスタジオ Voice Lab.でも、ボイストレーナーになるための特別なコースを開設しています。

他のコースとは違う意図で企画されたものです。

レッスンに必要な知識や技術を習得しながら、ボイストレーナーとして独立・成立させるためのビジネススキルも同時に身に付けてゆくコースとなっています。

興味のある方は以下のページをご覧下さい。

「ボイストレーナー独立支援講座」
 
さて、数ある養成コースの中には、修了後、その教室の講師として採用してもらえるものもあるようです。
 
そうしたコースの場合、学び終えた後の勤め先が保証されていることで、将来への不安がかなり軽減され、受講中のモチベーションも高まります。
 
また、教室側も自社の理念やノウハウを理解した先生を育て雇うことが出来るので、双方にとってWIN=WINの良いシステムとなっています。


ですが残念なことに、採用確定の養成コースは、ほぼ全て受講前に面接やオーディションがあり、それを通過した人しか受講することが出来ません。
 
つまり受講したくても、選考に残らなければ、受講出来ないということです。

やっぱり現実は厳しいです。
 
 
ただ、本当にボイストレーナーになりたいなら、

そこで尻込みしていては、前に進みません。
 
気になるコースがあれば、思い切ってその教室に問い合わせてみましょう。
 
もちろん受講できる可能性もあるわけだし、

もしダメだったとしても、審査結果から自分の短所や課題について気付くきっかけになるかもしれません。


「ボイストレーナーになりたいんだ!」という強い熱意が伝わることで、

相手を「この子を育ててみようかな」という気持ちにさせることも十分にあります。


とにかく行動することが大切です。
 
頭でっかちにならず、動けることは動いてみて、そこから考えるようにしましょう。
 
行動することではじめて次の展開が生まれてきます。
 
 
 
~次回もまた別の方法をお届けします。~
 
ボイストレーナーになる方法〜その3〜」をお楽しみに!

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同志社大学法学部政治学科を卒業。数々のプロミュージシャンを輩出しているAN MUSIC SCHOOLのVOCAL科を特待生にて修了する。
AN在学時から数々のステージを重ね、メジャーアーティストのコーラスやCMのレコーディングなど 多岐にわたる活躍をする。
同音楽学校にてボイストレーナーとしてのキャリアをスタートした後、自己の歌唱技術の研鑽の意味も 含め、全国の優れたボイストレーナーに師事し、 独自の発声のノウハウを構築。現在に至る。
発声の医学的なアプローチも深めており、より安全で効率の良い発声メソッドを今も探求している。
レッスンは歌のみにとどまらず、役者、声優、 アナウンサー、などといった「声の表現」全般 の指導へと広がってきており、多くのプロフェッショナルたちをはじめ、多くのボイスユーザーたちから絶大な信頼を寄せられている。

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