ボイストレーナーになるには ボイストレーナーになる方法 ~ その4‐ ② ~
ボイストレーナーになるには ボイストレーナーになる方法 ~ その4‐ ② ~
⑶ ボイストレーナーの集客とは?
あなたが都心の一等地にボイストレーニング教室を開くとします。
でも、教室の前を一日に何万人もの人が行き交おうと、あなたにトレーナーとしての魅力がなければ、人はただ通り過ぎてゆくだけでしょう。
逆にあなたが世界最高のボイストレーナーだとして、エベレストの頂上で教室を開いたとしたらどうでしょうか?
レッスンを受けたいという人はおそらく訪れないでしょう。
今のあなたに必要なものはいったい何でしょうか?
「周知・集客すること」でしょうか?
ボイストレーナーとしての「能力や魅力」でしょうか?
どちらも必要なのは明白です。
しかし、集客とは、周知された内容に魅力を感じた人が集まるわけですから、いずれにせよ自分のトレーナーとしての魅力をブラッシュアップしなくてはいけません。
「ボイストレーナーです。レッスンやってます。」
と広告を打ったところで誰もレッスンに来てくれません。
・〇〇駅から徒歩3分のスタジオ!
・ミックスボイス専門ボイストレーナー
・現役声優が教える7色の声の鍛え方
など、自分の「ウリ」を見つけて、それを欲する人に向けて周知し、集客するわけです。
まずは自分の持つ「ウリ」「魅力」についてじっくりと考えなくては、何も始まらないのです。
僕がボイストレーナーになった頃は、ボイストレーナーという肩書きがまだ珍しく、またそのほとんどが音大卒の声楽家が行っているものでした。
ボイストレーニングの需要も少なく、純粋にプロを目指す人のものでした。
それでもポップスの発声を教えてくれるところは少なく、僕がスタジオを立ち上げた頃は、日本全国から生徒さんが来られました。
それから15年以上経って、今はボイトレがもっとカジュアルになりました。
プロ志向の人ばかりでなく、カラオケや趣味の方も気軽に受けるものとなっています。
そしてこの傾向はこれから先どんどんと加速してゆくでしょう。
レッスンに対して求められる価値も多様化してゆきます。
そこであなたが提供できる『価値』とはいったい何でしょうか?
⑷ あなたに必要なもの
現役ボイストレーナーやトレーナーを目指す人たちの多くは、
「自分はまだまだ未熟でダメだ……」
と、感じていると思います。
僕自身もよく感じることですし、逆にこれを全く感じない人は独善的でトレーナーとしての成長も止まっているはずです。
ネガティブになり過ぎるのはよくありませんが、実はみんなが感じていることだと知ることで前向きに捉えられるようになります。
ネガティブになり過ぎるのはよくありませんが、実はみんなが感じていることだと知ることで前向きに捉えられるようになります。
しかし問題は、そこで正しいノウハウや理論を手に入れようとすることです。
学ぶことは良いことです。
常に最新の情報にアンテナを張ることはトレーナーにとって必要なことでしょう。
でも多くの場合、今流行っているノウハウを表面的に理解して、安心して終わっているように感じます。
「今すごいと言われている〇〇のメソッドだから、私は正しい(間違ってない)。」
自分の頭と心で、もっと考え、もっと感じる必要があります。
あなたはボイストレーナーとして目の前の生徒さんに、
何を伝えられますか?
何が伝えたいでしょうか?
それがあなただけが持つ「魅力」であり、「ウリ」になります。
それは「〇〇よりすごい」とか「〇〇より正しい」といった比較によるウリではありません。
あなたが心の底からいいと思える声や歌の魅力を伝えることなのです。
歌が大好きでボイストレーナーを目指したあなたなら、それが必ずあります。
それを見つけた時、あなたは「価値のある」ボイストレーナーになります。
すごいボイストレーナーになる必要はありません。
生徒さんにとっての素晴らしいボイストレーナーとは、必ずしも「すごい人」ではないのです。
⑸ ボイストレーナー独立支援講座
最後に宣伝だけ。
今回ボイストレーナーになる方法ということで5回にわたって記事を書いてきました。
2回目の記事でも軽く紹介しましたが、僕が主催するボイストレーニングの育成講座があります。
昔からHPで「ボイストレーナー育成コース」というのを開設していたのですが、今年、世界的なビジネスコンサルタントの方と出会って、「集客」や「マーケット」などトレーナーとして必要なビジネススキルも学べるコースにブラッシュアップしました。
彼の指導するビジネススキルというものは、「PDCA」「4P4C」等どこかの本に載っていることをあてはめるものではなく、目の前のクライアントが一体「どんな人で」「どんな状況で」「何を欲しているのか」というところから始まるものです。
でなければ、結局は上手くいかないのです。
ボイトレも、「鼻腔共鳴」「腹式呼吸」などメソッドありきで指導すると上手くいかないですから、全く同じですね。
ボイストレーナーとしてのスキルアップはもちろんのこと、トレーナーとして自立できるためのビジネススキルを身に付けることが出来ます。
ボイトレとビジネスの両方が深く学べる講座は僕は他に知りません。
ボイストレーナーという職業について真剣に考えていらっしゃる方はぜひお問い合わせいただきたいと思います。
オンラインの無料面談やメール、メッセージでのご質問等、お好きな方法で結構です。
ボイストレーナーという職業について真剣に考えていらっしゃる方はぜひお問い合わせいただきたいと思います。
オンラインの無料面談やメール、メッセージでのご質問等、お好きな方法で結構です。
お問い合わせ、お待ちしております。
あなたがご自分の望むボイストレーナーになれる日が来ることを心より願っています。
Voice Lab.代表 植 村 典 生
~今回がこのテーマの最終回です。~
また新たなテーマでお送りします。
どうぞお楽しみに!
アカウントを作成 して、もっと沢山の記事を読みませんか?
この記事が気に入ったら Norio Uemura さんを応援しませんか?
メッセージを添えてチップを送ることができます。
この記事にコメントをしてみませんか?