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マイナンバーカード システム一時停止ではなく「全面的に廃止」すべきではないのか

マイナンバーカード システム一時停止ではなく「全面的に廃止」すべきではないのか


マイナンバーカードについて、トラブルが相次いでいます。それを受けて、システムの一時停止を要請したというニュースが出ました。

マイナンバーカード コンビニの証明書交付システム 一時停止を要請 | NHK | マイナンバー

河野デジタル大臣は、マイナンバーカードを使ってコンビニエンスストアで住民票の写しなどの証明書を交付するサービスで、運営会社に対し、システムの一時停止を要請したことを明らかにしました。自治体の間で別人の証明書が発行される不具合が相次いでいることを受けたもので、原因の調査を進めるとしています。(後略)
2023.05.09 NHK

とはいえ、一斉停止ではないみたいですね。

この他にも、医療機関においてもトラブルが起きていることが判明しています。例えば

  • そもそもデータが入っていない、読み取れない
  • 他人のデータが出てくる
  • 本人のデータではあるが、誤りがある
  • 申請してもデータの誤りが修正されていない
  • 顔認証ができない
  • 暗証番号を忘れて使えなくなる(ロック解除も手間がかかる)
  • 文字化け
等々……
どう考えても、マイナンバーカード廃止待ったなしの状態になっていると思いますけどね。色々と危なすぎて。

 

そんな中、こんな情報までマイナンバーカードに紐づけようという動きが。

マイナカードで子どもの登下校管理、島根・美郷町で実証実験へ…政府が開発後押し : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

 政府は、マイナンバーカードで学校が児童・生徒の登下校状況を管理するシステム開発を後押しし、希望する全国の自治体への普及を目指す。(後略)
2023.05.08 読売新聞

少し流れて、そして消されたこんなニュースも

政府が小中学生の成績や健康情報などをデータ化、マイナンバーで管理する方針 | スラド (srad.jp)

政府が小中学生の学習履歴歴(スタディ・ログ)やテストの成績をデータ化し、マイナンバーカードに紐付けして、オンラインで管理する仕組みを作る方針を決めたそうだ。早ければ2023年にも試験的な運用がされると報じられている。

日経新聞によれば、教員が児童生徒の学習履歴や成績をクラウド上のシステムに入力。生徒個人の学習意欲の変化や理解度を把握して、次の授業で改善するのだという。また海外に比べ遅れているICT(情報通信技術)化や教育分野のデータ活用などを進めるとしている。

FNNプライムオンラインによれば、担任等が変更されてもこれまでの学習記録が確認しやすくなる、教育の継続性が得られるといった点や転校や転入の手続きがデジタル化により効率化され、教師の仕事の軽減につながるなどとしている。

 

なお、教育再生実行会議などの提出資料などでは、健康情報と学習情報を関連づけた指導ができるよう情報管理の方式を国が標準化すべきだともしている。ただし、個人情報保護条例などの制約で導入が難しいといった指摘も出ている模様

学校の成績はもちろんのこと、不登校や保健室登校の履歴まで登録。さらに、それを就職活動にも活用できるように……というような報道もありました。

 

自民党が目指している「理想の日本」というのは明らかに「管理(監視)社会」です。徹底して、日本の国民から「基本的人権」も「逆らう力」も、そう、なにもかも奪い去ることを目標としています。(これは改憲草案の中身からもわかります)

 

そういった自民党の目的とはまた別に、システムセキュリティも色々とアレですし……

こういったことは「性善説」でやるべきではないと思っています。むしろ性悪説。間違って出たデータは悪用されるだろう。データを盗む人が出るだろう。詐欺や強盗などの犯罪を後押しすることになるだろう。そんな風に。

 

こんなの、廃止一択ですし、日本は二度とそんなもの考えるな、作ろうとするな、そう思います。

 


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