【レター返信】めまいの原因・改善策を教えてください
【レター返信】めまいの原因・改善策を教えてください
先日、LIVE配信でめまいの原因や対処法についてお話をさせていただき、
その放送を聴いたリスナーさんより、レターでご質問をいただきました。
今日はその質問に声でお答えしていこうと思います。
ぜひ最後まで楽しんでご覧いただけたら嬉しいです。
この記事は、音声でもお楽しみいただけます。
めまいの原因・改善策
まずは、 頂いたレターから紹介します。
めまいは、まさに私にとってタイムリーな悩みで、とても参考になりました。私の場合、半年以上、めまいと頭痛の違いが分からなかったんですが、漢方クリニックの先生と話しているうちに、ひっとしてめないかも、と気づいた次第です。不調の時は耳も『ボワー』とした感じで、横になっている時は大丈夫なのですが、立っている時がダメです。生理周期や疲労が関係しているような気もします。耳がボワーとなった時、あくびをすると一次的に改善しますが、根本的に改善する方法はありませんか?50歳 主婦です。
といったご質問です。
ご質問ありがとうございます。
今回の内容は、原因の特定が非常に難しいです。
というのも、耳の『ボワー』という感じの原因が複数考えられ、特定するのが困難だからです。
LIVE配信でも、お話させていただいたのですが、めまいの原因も代表的なものだけでも6つほどあり、
今回は、めまいと耳の不調なので、原因がハッキリとしません。
いただいた情報の中から、私のこれまでの臨床経験をもとに、原因を予想しこれから対策をお話させていただきますが。
原因の特定が完ぺきではないため、もしかしたら今回の症状に当てはまらない回答になってしまうかもしれません。
大変申し訳ありませんが、そこをご理解の上、参考にしていただけたらうれしいです。
では早速、ここからめまいの原因と対策についてお話させていただきます。
この記事は、音声でもお楽しみ頂けます。
めまいの原因について
めまいの原因は『立ちくらみ』状態に身体がなってしまっているのでは?
と、予想しました。
それはレターの中にあった、こんな2つの状態から
・あくびをすると一次的に改善する⇒あくびの原因は、脳の温度調整・脳の錯覚・脳の酸素不足解消今回は、ここの話は詳しくしませんが、脳に血や酸素が不足して『あくび』が発生しているのは?と考えます。・横になっている時は大丈夫だが、立っている時にはダメこれは、立ちくらみ(起立性調節障害)の典型的な症状
この2つのポイントから、いわゆる『立ちくらみ』状態になっているのではないかと考え。
立ちくらみの仕組みや改善方法について、このあとお話させて頂ければと思います。
◆なぜ立ちくらみは起こるのか?
人間の身体は、立ち上がった時(立っている時)に、重力によって血液が下半身にたまってしまい、心臓に戻る血液量が減少します。
その結果、血圧も低下します。
この血圧低下を防ぐため、身体は交感神経を興奮させ、下半身の血管を収縮させ、血圧を保つ。
このような働きを自然と行うことで、脳への血液循環を維持します。
しかし自律神経機能が低下していると、このメカニズムがうまく働かず、血圧が低下して脳血流が減少するために立ちくらみが現れます。
◆自律神経と立ちくらみの関係
人間の身体は、活動している日中には交感神経が優位になり、心臓の働きを促進して心身を活発にします。
反対に夕方になると次第に副交感神経が優位になり、心臓の働きを緩やかにすることで、体はリラックスします。
立ちくらみはごくたまに起きる程度なら、体が急激に動いたときの反動なので気にする必要はないでしょう。
しかしこの頻度が多く、立ちくらみだけでなく、気持ち悪くなってしゃがみ込んだり、目の前が暗くなって失神する場合には。
・自律神経が大きく乱れているか?・症状の裏に病気が隠れている可能性があります。
◆立ちくらみに隠れている病気とは?
立ちくらみの裏に隠れている病気は、次のとおり。
・動脈硬化が関連した疾患(脳・心疾患)・糖尿病神経障害・熱中症・パーキンソン病(高齢者の場合)
このあたりが、可能性が高い病気になります。
最後に、立ちくらみ予防法についてお話します。
◆立ちくらみの予防法
病気以外の原因で立ちくらみが発生している場合。
自律神経である交感神経と副交感神経が乱れていると、立ちくらみは多く起こります。
すぐにできる予防策としては、以下のようなものがあります。
・規則正しい生活リズムを作って、自律神経のバランスを整える・なるべく日常の中で運動して、新陳代謝が落ちないようにする・起床時は横になっている状態から急に起き上がらず、ゆっくりとした動作で起きる
加齢とともに代謝が落ち、不規則な生活で自律神経のバランスが悪くなると、立ちくらみなどの症状が現れます。
現代は、生活リズムを乱す(夜更かしになりやすい)誘惑が溢れています。
食事面だけ見ても、砂糖や塩が多すぎるお菓子、脂肪分が多い外食などに取り囲まれています。
自分の生活習慣を乱すものには、中毒性があることを理解し、少しずつ誘惑に負けないようコントロールする。
例えば
・夜更かししない・ジャンクフードを食べる回数制限をもうける・なるべく階段で昇り降りする
など、日常のちょっとした工夫でも立ちくらみ予防になります。
ぜひそのあたりも参考にしつつ、症状改善に取り組んでいただけたらうれしいです。
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