「周りに流されやすい」は短所ではない。
「周りに流されやすい」は短所ではない。
僕は幼少期から「周りに流されやすい」性格であった。
自分の意見を通し切った経験は多くない。
主体性が重宝される昨今で、この性格は良くないものだと考えていた。
しかし、現在慶應義塾大学に通い、
ありがたいことに社会の第一線で活躍するような方々とお話する機会がある中で、
この考えは変わった。
「周りに流されやすい」性格は大きな武器になり得ると。
「周りに流されやすい」とは「環境に影響されやすい」ということである。
全ての人間は、
自分が身を投じる「環境」とその中にいる「人」に影響を受けて、
自分というものが形成されていく。
家が分かりやすいだろう。
家庭という環境と、親という人に影響を受けて、子供は育ち自分が形成されていく。
「周りに流されやすい」人は、
環境とその中の人から受ける影響が人一倍大きいのである。
ここで問題なのは、
「周りに流されやすい人は、どのような環境に身を投じるか」である。
当たり前だが、
意識が高い人達がいる環境に入れば、
自分は意識が高くなり、将来に向けて行動するようになるだろう。
逆に将来のことを考えず、
ただその時を過ごすだけの人ばかりの環境にいれば、自分もそうなるだろう。
つまり、周りに流されやすいと実感がある人は、
自分が属する環境を慎重に選ばなければならないのだ。
環境が変われば、自分も変わる。
良く変わるチャンス然り、悪く変わるチャンスも人一倍多いからである。
私は、将来に向けて何か行動を起こさなければと考えていた。
しかし、いつもの友人たちと飲んだくれるのも悪くない。
「将来」と「今」を天秤にかけた時、多くの人は「今」を優先してしまう。
僕もそうだ。飲むのは楽しいからだ。
それに先は長い。
しかし、それでは到底変われるはずがない。
環境を変える必要があったのだ。
そのため私はとある人材育成企業で学ぶことにした。
そこには、自分を高めることに必死な人たちがいたからだ。
心から尊敬できる人、敵わないと思う人がいたからだ。
見た目、思考法、行動力、ビジネススキル等々。
この環境に入った途端、私はわかりやすく変化した。
「私が尊敬する人ならどのように行動するだろうか。」
と考えるようになったのである。
見た目、物事の捉え方、仕事の早さ、言葉遣い、振る舞い、ホスピタリティ
尊敬する人ならどのようにするだろうかと考えるのである。
自分の思考に、尊敬する人々の思考が加わった。
良い環境に身を投じたおかげで、いい影響を受けることが出来ている。
これは周りに流されやすい性格に起因する。
この性格のメリットを理解しているのといないのとでは、行動に差が出る。
「周りに流されやすい」と実感している人は、
ぜひ自分のためになる環境を一つでも多く見つけることを勧める。
かなりのペースで人生は変わり、チャンスが舞い込んでくるだろう。
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