これは3つのグループ(最大4桁5000人以上)の管理者を楽しくさせていただいている著者が、Facebookグループの管理・運営のコツをお伝えする記事で、連載第3回のテーマは“メンバー承認に要注意”です。
前回の記事:大規模Facebookグループ管理者が語る管理・運営のコツ[連載第2回]
いくら実名での登録を基本とするFacebookでも、公開グループだったとしても誰彼構わずグループへの加入承認を行うのは危険かもしれません。
今回はまず、誰彼構わずグループメンバーを入れるとどういうことが起こるかを解説していきます。
よからぬ目的の投稿
最近多いのは、前澤友作さんの動画をシェアした投稿です。ごくたまに渡辺直美さんのも見受けます。いずれもフェイクでしょう。最初は何がやりたいのか疑問に思っていたのですが、よくよく調べてみるとniftyニュースに
”口座情報やクレジットカード情報を送ってしまったという中高年層の被害が多発”
とあり、個人情報の抽出が目的で投稿してきたと推定していいでしょう。その先は説明するまでもないと考えます。
もちろんメンバーに悪い人はいないと性善説を貫く方は投稿を承認制にしていないのでしょうけど、そういう投稿があがるたびに削除、実際に被害者が出たら対応に追われるなど、手間が発生します。
関連記事でも一貫して“投稿は承認制”と推奨しているのはそのためです。
しかし投稿だけでなくコメント欄にも要注意です。
コメントで内職募集
自由に投稿ができないとわかるとコメント欄に爪痕を残そうとする方もいます。コメントで多いのは“内職募集”です。その手のコメントを読むと必ずFacebook以外、だいたいLINEに誘導するものが多いです。
コメントは正直、変なものでも食い止めることができず、そのままあがってしまいますので、前回の記事でもお伝えしているように、キーワードアラート(モデレーションアラート)で例えば内職、LINEと設定しておけば、瞬時に通知が来て、早急に削除するなどの対応が可能となります。
多くは他人なりすまし
こういうよからぬ投稿、コメントをする方はもちろん実名、実際の顔写真で行えるわけがありません。他人なりすましでしょう。日本のFacebookグループにかぎっていえば外国人が経験上、多いです。しかも
・在日外国人になりすました人
・日本人になりすました外国人
がいますので、要注意なのです。念のため解説しておきます。
在日外国人になりすました人
プロフィール上の名前は外国人名で、居住地が東京などです。
日本人になりすました外国人
悪質なのですが日本人名で居住地も日本、しかしいいね!をしているメンバーを見ると全員、外国人だったりします。ありえないですがそういう方が2021年に入って確認できるようになりました。
つい最近ですと日本人ユーザーの実際の名前、プロフィールをコピペして設定したんだろうなと思える完璧なものもありましたので、メンバー承認時にはメインプロフィールもよく隅々まで確認すべきです。
まとめ
Facebookグループ管理者の方、これからなる予定の方もよからぬ投稿、コメント、メンバー加入を未然に防ぐんだという気概をもって、管理・運営にあたりましょう。
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