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岸田内閣の支持率上昇。やはり国民はちょろい?

岸田内閣の支持率上昇。やはり国民はちょろい?


岸田内閣支持率が3割を超えたというニュースが流れる

岸田内閣の支持率が復活して3割を超えたというニュースが出ました。

内閣支持率4カ月ぶり3割超 日韓関係「改善期待」64% 世論調査 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

岸田内閣の支持率は33%で、2月18、19日の前回調査の26%から7ポイント上昇した。支持率が3割を超えたのは、22年11月以来4カ月ぶり。不支持率は59%で、前回の64%から5ポイント低下した。
2023.03.19 毎日新聞

そしてもうひとつ。
放送法に関する行政文書の件。安倍政権時代に礒崎陽輔首相補佐官が総務省に対し、放送法の「政治的公平性」の解釈の変更を求めていたあれです。

これに関する調査も毎日新聞は行ったようです。その結果はこちら。

「問題だ」との回答は43%で、「問題とは思わない」の12%を大きく上回った。

しかし。

自民党支持層では「問題だ」は2割弱にとどまり、「問題とは思わない」「公文書が正しいか疑問だ」がいずれも3割弱あった。

 

時を戻そう

3月14日、岸田首相は会食をしていました。

首相動静(3月14日):時事ドットコム (jiji.com)

 午後6時25分、東京・日比谷公園のフランス料理店「日比谷パレス」着。山田孝男毎日新聞社特別編集委員、小田尚読売新聞東京本社調査研究本部客員研究員、芹川洋一日本経済新聞社論説フェロー、島田敏男NHK放送文化研究所エグゼクティブ・リード、粕谷賢之日本テレビ取締役常務執行役員、政治ジャーナリストの田崎史郎氏と会食。
2023.03.14 時事ドットコム

整理しますと、この3月14日に、日比谷のフランス料理店で会食をがあったわけです。この会食のメンバーを、わかりやすく。

  • 岸田首相
  • 毎日新聞社の特別編集委員(山田孝男)
  • 読売新聞の東京本社調査研究本部客員研究員(小田尚)
  • 日本経済新聞社の論説フェロー(芹川洋一)
  • NHK放送文化研究所エグゼクティブ・リード(島田敏男)
  • 日本テレビ取締役常務執行役員(粕谷賢之)
  • 政治ジャーナリスト(田崎史郎)

ちなみにこの時は、放送法解釈の問題が始まって少しした頃です。がっつりメディアと協力し合って国民をだまそうという腹積もりだったのでしょうか。
実際、元々の自民党支持者には効果が出ているみたいですね。

他メディアの調査でも上昇傾向

括弧の中は前回調査の時の支持率です。

  • 読売新聞:支持率42%(41%)、不支持率43%(47%)
  • 産経新聞&FNN:支持率45.9%(40.6%)、不支持率47.7%(53%)
  • 朝日新聞:40%(35%)、不支持率50%(53%)


※「どちらかといえば」という消極的な違憲も、どちらかにまとめてカウントされている模様ですが。

 

支持率が上昇した理由

調査に対して、岸田政権を支持した理由としては以下の2つが主なようです。

  • マスク着用のルール緩和
  • 春闘で賃上げの実現を求めた
  • 日韓関係改善に期待

あいかわらず「国民はちょろい」問題

相変わらず、ポーズでもちょっとだけいいことをしたように見せるだけですぐに上がる支持率。「やっぱり国民ってちょろいなぁ」と自民党は高笑いしていることでしょう。

だって、根本的な事は何も解決されていないし、なんならだんだんひどくなっています。

  • 自給率は下がっていく(廃業した酪農家続出中)
  • 昆虫食の押し付け
  • マイナ保険証の強制
  • 厳しくなる医療費
  • 止めるつもりのない増税
  • 独裁政治が可能となる改憲を通したがっている(緊急事態条項)
  • 原発推進
  • 日本列島全体を米軍基地へ
  • ポンコツ武器の爆買い
  • 海外へのばらまき
  • 戦争できる国へ
等々。

それでも、1つ2つ、ちょっと国民が喜びそうなことをやってみせています、それだけで国民の支持率があがるというのは、一体どういうことなのでしょうか。

マスコミメディアも、このように報道することによって世論を誘導している

例えば産経や毎日に応える人はもともと自民党寄りの人多いでしょう。調査人数も大したことありませんし(例えば毎日新聞は1043件のみ)

それでも、信頼性が高い情報であるかのように「支持されている」と大きめに報道します。そのことにより、特別自民党支持ではない国民も、その気にさせられてしまう人が少なくないでしょう。

「結局次の選挙も自民党が勝つんだろ」「やっぱり自民党がいいのかな」

のように。そして他の人に入れることを無駄だと思わせる。選挙に行かない人を増やす。それができればいいのです。

自民党のために世論を誘導する。それが今のマスコミメディアが大切にしていることではないかと感じています。国民に「伝える」よりも「自民党のために生きる」ことを選んだのだろうと。

そう、4月の選挙対策は既に始まっています。このような形でも。

あとがき

国民をコントロールすることなんて簡単だということが、自民党にはわかっていので、マスコミを最大限に利用するのでしょう。

実際、自民党政権がどんなに悪いことをしても、日本をどんどん落ちぶれさせていっても、それでも自民党を与党でいさせてあげているのが、私たち国民ですから(選挙にいかない、白票も自民党支持と同様です)


私たち国民もいい加減、ちゃんと政治にもっと関心を寄せていかねばならないと思います。(関心を寄せていたら、野党は何もしていないなんて口が裂けても言えないはずです)


どこまで自民党に騙され続けるのでしょうか。どこまでマスコミメディアの癒着を許し続けるのでしょうか。

自民党を支持するというのは、はたまた、選挙に行かない・白票にするというのは、日本をダメにすることに積極的に参加しているにも等しい行為だと思うのですが、ね。

それこそ「自民党に殺される」し、「自民党支持者と、選挙に行かない人に殺される」。


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