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最強のオカリナソフト音源はどれ?オカリナ奏者が比較してみた。

最強のオカリナソフト音源はどれ?オカリナ奏者が比較してみた。


この記事のポイント

数少ない貴重なオカリナソフト音源。ウインドシンセやMIDIコントローラーでライブ演奏をしたいなら恐らく「Ventus Ethnic Winds - Ocarinas」が最強(でも価格が一番高い)。他の音源はゲーム音楽やBGM制作など、用途や好みに応じて使える。

 

一番生音に近いオカリナのソフト音源はどれ?現オカリナ講師が6つの音源を比較しました(この記事は約5分で読めます)

目次: 

1、Ventus Ethnic Winds – Ocarinas(99ドル)

価格は一番高いが、現状では恐らくこれが最強。調整の自由度も高い(つまみをぐりぐりしたい人にも良い)

2、S Legato Ocarina(2880円)

音の間、移り変わりの表現が良い。音色自体は木製のフルートっぽい

3,Ocarina Amaya(18ドル)

アタックや音色自体が素晴らしい。音と音の間が激しいポルタメントになっており、モニョモニョしている。

4,Cubase LE AI Elements 10.5 (HALion Sonic SE3)(対応ハードウェアに付属の無料ソフト)

素晴らしい音だがどうしてもオカリナの音には聞こえないのが残念。

5,Synthway DAL Flute & Woodwinds VST VST3 Audio Unit(49.9ドル)

サイン波からアタックを削ってリバーブを足した感じの音。レトロゲー感。

6,Peruvian Ocarina (サウンドフォント: sf2ファイル)(無料)

無料でこれはなかなか。ただ表現力にちょっと限界があるか。

 

100種類ぐらい音色が入っているキーボードには、オカリナの音色が搭載されていることがあります。でも実際音を聞いてみると、まったくオカリナとは似ても似つかない音ばかりです。(サイン波をちょっと加工しただけかな?と思うものが多い印象)

真面目な音楽制作ソフトや音色のサンプラーでも、オカリナの音はいつも「World」とか「Ethnic」とかに分類されていて、最後の方に申し訳程度に入っているものがほとんどです。そして音を聞いてみると「フルートかな」と思うものが多い印象です(世間の認識ではオカリナはメジャーな楽器ではないんだなと思わされる瞬間)

しかし他の楽器に関しては、サンプリングの技術により、生楽器と一見見分けがつかないほど高品質な音源もあります。

というわけで、生音に近いオカリナのソフト音源は、本当にどこの会社もつくっていないのだろうか?という疑問がわきました。探してみると、6つの音源が見つかりました。今日は全てのデモを聴いて、オカリナ奏者として音源を比較してみたいと思います。

 

1、Ventus Ethnic Winds – Ocarinas

デモ音源→ https://impactsoundworks.com/product/ventus-ethnic-winds-ocarinas/

おそらくこれが最強です。99ドル

デモを聞いた限りではアタック音がオカリナに非常に近いですし、音の移り変わりも自然です。ベンディングの感じも本物かと思うくらいです。

トリルなんかしても、音が自然に移り変わります。

音源は3種類あります。

① Costa Rican Pendant Ocarina(コスタリカペンダントオカリナ)

② Triple Ocarina(トリプルオカリナ)

③ Chinese Xun(中国の塤)

出せる音域もそれぞれの楽器に準ずるそうです。

フラッタータンギングも含め、いろんな種類のタンギングも入っています。

そしていろんなつまみがついていて、好みによってかなり自由に音を変えられます。

値段は高いですがおそらくこれが一番いい音源かと感じます。

(今日紹介する①~③の音源にはKONTACTという専用のソフトが必要です。KONTACT Playerという無料版のソフトですと、30分しか動かないなど、全く動作しない、などの制限があります)

 

2、S Legato Ocarina

 

価格は2880円。めちゃくちゃ安いですね。

これ音聞いてみたんですが、音と音の間のつながりの音まできちんと処理してあって素晴らしいです。(サンプリングって不思議なもので、例えば「ドソ」と吹くときも、実際ドとソの音だけ録音して流すようにするとなんか不自然な感じになります。実は音と音の間の処理ってとても大事だそうです)

ただデモ音源を聞いてみた限りでは、音の出だし、アタックの空気感が多すぎてがちょっと「木製のフルートに近いかな」みたいな印象を受けました。

サンプル収録範囲はA2 - E4で、演奏可能範囲 G2 - C5。2オクターブとちょっと。つまりダブルC管オカリナと同じ範囲だけど、A2より下のG2が入ってるのがちょっとうれしいですね。

こちらもKONTACTという音源を動作させるのに使う専用のソフトが必要です。

 

3,Ocarina Amaya

デモ音源→ https://www.embertone.com/instruments/ocarina-amaya.php

価格は18ドル。これも安いです。

アタックも、音そのものも、オカリナらしくて素晴らしいです。ただ音のつながりの処理がはげしいポルタメントみたいになっており、デモ音源を聞く限りではすべてがモニョモニョした音になっています(恐らくつまみで調整できるのではないかと思います)

紹介動画を見る限りでは、サンプリングされている音の範囲が2オクターブのようです。ドから二つ上のドまで。ダブルオカリナよりちょっと狭いくらいです。正直もうすこしほしいという感じです。

これもKONTACTで動きます。

 

4,Cubase LE AI Elements 10.5 (HALion Sonic SE3)

https://new.steinberg.net/ja/cubase/le/

これはオーディオインターフェースを買ったときに無料でついてきたDAWソフトの中にある音源です。さすが有名ソフトだけあってまあ素晴らしい音ですし、コントロールも繊細に感じ取ってくれます。

ただ、残念ながら音がオカリナじゃないです。とても素晴らしい音なんですが。

いきなりこの音を聞かされて「なんの楽器でしょう?」って言われたら、オカリナと答える人はいないだろうと思います。

でもこの音はこの音で使えます。サンプラーはHALion Sonic SE3です。

 

5,Synthway DAL Flute & Woodwinds VST VST3 Audio Unit

デモ音源→ https://syntheway.com/DALflute.htm

価格は49.9ドル、いろんな種類の音源が入っていますが、サンプリングされた音ではない模様です。

Ocarina (Sweet Potato)って書いてあったんですが、ポテトを掘って作ったオカリナのイメージなんでしょうか?これは明らかにコンピューターで出してるなって感じのオカリナの音です。(サイン波のアタックちょっとを削ってリバーブを足した感じの音)。

 

6,Peruvian Ocarina (サウンドフォント: sf2ファイル)

デモ音源→ https://store.precisionsound.net/shop/peruvian-ocarina

これは無料のサウンドフォントです。

音そのものはとてもオカリナに近いです。サンプリングされている音域はC3-C6まで。ド~ドの3オクターブ。

このサウンドフォントを動かすために、自分はCubase LE AI Elements 10.5にTX16WXを入れて音を出してみましたが、ウインドシンセサイザーからのベロシティがうまく反映されませんでした。ここは自分の勉強不足だと思います。

TAL-Reverb-4という無料リバーブを載せてみましたが、無料にしてはなかなかいい音になりました。ただ表現力にはちょっと限界がある印象です。

 

まとめ

オカリナ音源は数が少なく貴重です。また「ゼルダの伝説の音を作ろう」と、ゲーム内のサウンドをイメージして音源を作る方もおられ、実際の楽器の音を表現したいと思っている製作者はさらに少ないようです。

今のところは「Ventus Ethnic Winds - Ocarinas」が一番生音に近い音源かと思いますが、今後もっとたくさん音源が増えるといいなと思います。

 

そのためにはオカリナをもっとメジャーな楽器にしなければ…。

 

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この記事を書いた人

 

オカリナ講師のジャスティン
YouTube 
http://www.youtube.com/c/OcarinaWorksofJustin

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音楽・イラスト・IT・マーケティング等幅広い分野の記事を書きます。プロフィールより固定記事をご覧ください。ジャスティンはYouTubeでオカリナ講師、Twitterではイラストレーターをやっている人です。

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