「5キロ3000円は高い」新米価格に嘆き/「サトウのごはん」も値上げなど
「5キロ3000円は高い」新米価格に嘆き/「サトウのごはん」も値上げなど
[現在米の価格が上昇しているらしい。なぜであろうか。]
(学校で勉強した内容を軽く復習する。
明治時代前半には豊作のため、また、外貨獲得の手段のため、輸出向けの品質改善に取り組むほどに米がとれた。お米を海外に輸出していて、お米の自給率が100%を超えていたのだ。
明治後期の、1889年には、暴風雨の影響で米価が高騰し、各地で米騒動が起き都市部では餓死者もでた。
大正・昭和では、米の自給率は、100%を下回り、大正時代には94%、昭和初頭には85%まで下がった。1918年には有名な米騒動が起きた。太平洋戦争中では、ほぼ途絶し、日本国内の食糧不足が深刻になった。終戦後(1945年)は、耕地の荒廃や労働力不足、儒給構造の崩壊によって食糧危機に。それでも取り組みの末、1967年には自給を達成した。しかし、今の状況ではお分かりの通り、米の生産量は低下している。高度経済成長による職の多様化からである。)
では、本題にはいる。
なぜ、いま値段が高騰しているのか。
それは、色々な原因のためである。世の中の多くの現象が絡み合っているところで一点のみで原因がわかるはずもないだろう。しかし、大まかに分けると以下のようである。
1生産者不足
2JA以外の集荷業者による競争率の高騰(概算金の高騰)
3災害による一般市民の不安
4害獣(ひどい言い方ですがシカやイノシシ)
である。
(ニュースで暑さの影響とあったが、意味が分からなかったので調べてみたが、暑さで米がとれないということが直接的な原因だとすれば、日照りや高温障害だろうか。しかし、日照りはおおよそ長い間雨が降らないとなるらしいが、今年でなんかずっと雨降らねえななんていうときはあまりなかったような体感である。気になるなら、米の生産地の今年の天気を見るといいのではないか。また、高温障害とは、「気温が日中で約35℃、夜間でも約30℃を超えると、稲に「高温障害」が発生する可能性があります。高温障害とは、稲の吸水が蒸散に追いつかず、しおれて枯れてしまう障害のことです。」と、クボタの田んぼというサイトにはあった。確かに新潟でも35.2℃ぐらいの日があったらしいのだが、どうなのだろうか。農家の口から直接「暑さのせいですね。」と聞いたことがないからどうも信じられない現状である。)
それに対して、どのような対策が立てられているのか。
政府は、新米が入ってくるから少し待てというような見解を示した。これに対して、よく言われているのが、備蓄米を出せということだろう。私の中では、正直この議題に関しては、微妙なところだと思う。
まず、政府側に関してだが、図1のような資料がある。ここでは、備蓄米は市場へ与える影響のため売却を大不作の場合以外ではしないとある。政府は、備蓄米はあくまで備蓄している万が一のための米であるためにスーパー等で品薄なぐらいで放出するために用意も施策もしていないという振る舞いであることが理解できると思う。確かに、そのためにあるのだから、万一が起きそうかどうかは知らないが、放出しないというのも分かる。
しかし、この備蓄米に多くの税金がかかっているということなのである。だが逆にこのことは、放出しろ側にも問題が出てくる。もしも、放出したらまたその分を補うために米を買う必要が出てくる。というかそもそも米を売ったとしても新米を早くも収穫している農家も出てきているのに、買う人がそうそうと出るのだろうか。わざわざ、今までの取引相手から、新米がくるだろうに新たに政府から買うだろうか。今不足している分を計算して一時的に買うのだろうか。問屋を経営していないのでよくわからないが、一般は、米がもうなくなったら買うという感じであくまで消費者でしかないから不足していて、食品営業をしている大手の店では、ストックを循環させているからあまり影響はないという。となると、政府が売り出した米を買うのは、中小~個人周辺だろうか?そこの手前の者がさらに買って、我々に供給してくれるのか?どうだとしても手間がかかるから、2週間以内に販売完了ー消費者に行き着くというのは無理だろう。少なくとも現状の米が買えるかどうかという点では無意味極まりないだろう。
(図1 備蓄米の運営)(米をめぐる関係資料 農林水産省より)
[他に私の思うこと]
・日本はお米の生産は得意であるはずである。事実、明治時代さらに昭和時代にも減反政策をして自ら米の生産量を少なくするまでは、生産量が多すぎたのだから。一度、畑にしてしまった田んぼを元に戻すのは、大変な苦労がいる。そのため、もうなくしてしまった田んぼは復活できない。できてもそれを管理して米を作る人がいない。我々は、もっと米食ってどんどん作っていけるようになればいいと思う。西洋化してパンが普及しても、我々は米をもっと愛して食べるべきだと思う。マクドやミスド、フランスパンにコッペパン。クロワッサンにピザ。と、米と並ぶえぐい炭水化物達がいるが、それでも米を愛して米をいっぱい作っていっぱい食べて輸出できたらいいと思う。世界では人が多すぎるということになっているから美味しいお米達の需要もあるでしょうし。(輸出用の米は国内流通できないらしいですけどね。国の世界の食料不足に対する儲けとして。)
・ちなみに去年の米よりもおいしくできているらしい。
・私の書いたことから深堀りたいところを自分で調べてもらえれば幸いである。
[参考資料]
・歴史に関して
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/ohanasi01/01-03.html#:~:text=%E3%81%8A%E7%B1%B3%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%B5%A6%E7%8E%87%E3%81%AF%E3%81%BB%E3%81%BC100%EF%BC%85%E3%81%A7,%E3%81%9F%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82
(2024/9/4/21:50閲覧)
・図1
https://inakeikaigi.jp/upload/%E5%8F%82%E8%80%83%E8%B3%87%E6%96%99.pdf
(2024/9/4/21:52閲覧)
・タイトル等
https://www.youtube.com/live/LawWwma7vI0?si=YXKmJiaDI0P5e0um
(2024/9/4/21:55閲覧)
・日照りと高温障害
https://www.kubota.co.jp/kubotatanbo/rice/management/drought.html
(2024/9/4/22:10閲覧)
アカウントを作成 して、もっと沢山の記事を読みませんか?
この記事にコメントをしてみませんか?