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なるほど、PBRが低くて、PERも低く、ROEが高い企業を選ぶと良いんですね!

なるほど、PBRが低くて、PERも低く、ROEが高い企業を選ぶと良いんですね!


プロ投資家)
お疲れさまです。株式投資の基本指標、PBR、PER、ROEについて話しましょうか。まずは、それぞれの意味を「ケーキ屋さん」で例えて説明しましょうね。

株式投資はじめてガイド|知っておきたい知識①:PER、PBR、ROE|auカブコム証券


PBR、PER、ROEの意味
投資初心者)
はい、お願いします!
 
プロ)
まずはPBRから。

株式投資はじめてガイド|知っておきたい知識①:PER、PBR、ROE|auカブコム証券

PBR(Price-to-Book Ratio)は、企業の株価をその企業の純資産価値(ブックバリュー)で割った比率を表します。

これを分かりやすく、ケーキ屋さんの例で説明すると…
 
ある町に、美味しいケーキを焼く人気のケーキ屋さんがあります。

このケーキ屋さんは、店舗やオーブン、材料などの資産を持っています。

この資産の総価値がケーキ屋さんの純資産価値、つまりブックバリューです。


このケーキ屋さんの株価を考えてみましょう。

もしケーキ屋さんが成功しており、将来的に収益が見込める場合、その株価は高くなるでしょう。その一方で、もしケーキ屋さんが倒産の危機に瀕しているなら、株価は低くなるでしょう。


PBRは、この株価と純資産価値の比率を示します。

PBRが1.5の場合、株価は企業の資産価値の1.5倍で取引されていることを意味します。つまり、投資家は1.5倍の価値を支払って企業の株を買っているということです。
 
もしPBRが1よりも低い場合、株価がブックバリューよりも低いことを示し、安いと見なされる可能性があります。

逆に、PBRが2よりも高い場合、株価がブックバリューよりも高いことを示し、高く評価されている可能性があります。
 
つまり、ケーキ屋さんのPBRが1よりも低い場合、投資家はお得な買い物をしているかもしれません。一方で、PBRが2よりも高い場合、投資家はより高い価格で株を買っていることになります。
 
初心者)
なるほど、それならわかりやすいですね。



プロ)
次はPERです。

PER(株価収益率)とは?

PER(Price-to-Earnings Ratio)は、企業の株価を1株あたりの利益で割った比率を表します。
 
再び、ある町にあるケーキ屋さんを例に。

このケーキ屋さんは毎年、売上高から経費を差し引いた利益を得ています。この利益が企業の実際の収益であり、それが1株あたりにどれだけの利益をもたらすかを示します。
 
ここで、ケーキ屋さんの株価を考えてみましょう。

ケーキ屋さんが毎年順調に利益を上げている場合、その株価は高くなるでしょう。一方、ケーキ屋さんが利益を上げられない状況にある場合、株価は低くなるでしょう。
 

PERは、この株価と1株あたりの利益(EPS)の比率を示します。

例えば、PERが10の場合、株価は1株あたりの利益の10倍で取引されていることを意味します。つまり、投資家は企業の1株あたりの利益の10倍の価値を支払って株を買っているということです。
 
もしPERが低い場合、株価が利益に対して安くなっていることを示し、割安であると見なされる可能性があります。一方で、PERが高い場合、株価が利益に対して高くなっていることを示し、高い評価を受けている可能性があります。
 
つまり、ケーキ屋さんのPERが10よりも低い場合、投資家は利益に対して安く株を買うことができるかもしれません。一方で、PERが20よりも高い場合、投資家はより高い価格で株を買っていることになります。
 
初心者)
なるほど、株価と企業の利益のバランスがわかるんですね。


プロ)
最後にROEです。

ROEとは 投資家が重視する指標「自己資本利益率」 - 日本経済新聞

ROE(Return on Equity)は、企業の株主資本に対する利益率を示す重要な指標です。これをケーキ屋さんの例で説明してみましょう。
 
ケーキ屋さんは、毎年美味しいケーキを作り、売り上げを上げています。この売り上げから、材料費や人件費などの経費を差し引いた利益が得られます。
 
次に、この利益を株主資本である自己資本に対してどれだけ稼いだかを考えます。ROEは、その利益率を示す指標です。具体的には、企業の純利益を自己資本で割ったものです。
 
例えば、ケーキ屋さんが年間で100万円の利益を上げ、自己資本(株主資本)が2000万円であるとします。この場合、ROEは5%となります(100万円 ÷ 2000万円 × 100)。つまり、ケーキ屋さんは自己資本の5%の利益を稼いでいます。


ROEが高いほど、企業は株主に対してより多くの利益を生み出していることになります。高いROEは、企業が効率的に資本を活用し、収益を最大化していることを示唆します。

逆に、ROEが低い場合、企業は自己資本を効果的に活用できていない可能性があります。
 

つまり、ケーキ屋さんのROEが高い場合、その企業は株主に対して効率的に利益を生み出していると見なされ、投資家から好感を持たれるでしょう。
 
初心者)
なるほど、自分の資産をどれだけ効果的に使って利益を上げているかが分かるんですね。
 

配当金との関係性
 
プロ)
配当金との関係性についても説明しましょう。

配当金は、株主に対して企業が利益の一部を還元するものです。ROEが高い企業は、利益を多く生み出しているので、その分株主に還元される配当金も増える傾向があります。

逆にROEが低い企業は、利益が少ないため配当金も少なくなりがちです。
 
初心者)
なるほど、ROEが高い企業は配当金も期待できるんですね。



RBR、PER、ROEが良い会社とは?
 
プロ)
RBR、PER、ROEが良い会社の特徴として、まずROEが高い企業は、資本を効率的に運用している可能性が高く、成長性のある企業と言えます。

PERが低い企業は割安感があり、株価が適正水準よりも低い可能性があります。

また、PBRが低い企業は、企業の実態に対して株価が低い水準で取引されている可能性があるため、割安感があります。
 
一方で、ROEが高くてもPERやPBRが高い場合は、業績が過度に期待されており、割高感がある可能性があります。

また、ROEが低くてもPERやPBRが低い場合は、業績の悪化が株価に過度に反映されている可能性があります。
 
株が買い時な「割安な時」は、ROEやPER、PBRを総合的に見て、株価が実態に見合った水準で取引されているかどうかを判断することが重要です。

株式投資はじめてガイド|知っておきたい知識①:PER、PBR、ROE|auカブコム証券

PBR、PER、ROEを使って銘柄選定する大切さ
 
プロ)
つまり、PBR、PER、ROEはそれぞれ企業の財務状態や株価の割安・割高感を判断する指標です。

これらを組み合わせて銘柄選定を行うことで、株式投資初心者でも投資先を理解し、適切な投資判断をすることができます。
 
初心者)
なるほど、PBRが低くて、PERも低く、ROEが高い企業を選ぶと良いんですね!

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プロ)
その通りです。

しかし、単独の指標だけではなく、企業の業績や将来性、業界の動向なども考慮することが大切です。

そして、市場が常に変動することを覚えておいてください。

それでは、自分なりに検討し、冷静な判断をしてみてくださいね。
 
初心者)
わかりました。ありがとうございます。

これからも勉強して、慎重に投資してみます!
 
プロ)
いえいえ、どういたしまして。

株式投資は長い道のりですが、一歩ずつ着実に進んでいけばきっと成果が出るでしょう。

頑張ってください。

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