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葬式の市場について

葬式の市場について


葬祭ビジネス市場規模

市場規模

  • 2022年の葬祭ビジネス市場規模(事業者売上高ベース)は、1兆6,447億円と推計されました(矢野経済研究所調べ)。これは、前年比106.6%増と、2020年の落ち込みから大きく回復しています。
  • 2023年1月時点の市場規模は約542億円で、前年同月比+10.1%、14ヶ月連続の増加となっています。葬儀件数も前年同月比+ 13.9%とこちらも14ヶ月連続の増加です(経済産業省「特定サービス産業動態統計速報」)。

市場動向

  • 2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で市場規模が前年比約2割減少しましたが、2021年と2022年は行動制限緩和に伴い回復傾向にあります。
  • 今後も死亡者数の増加が予想されることから、市場規模はさらに拡大していく可能性があります。ただし、近年は生活スタイルの多様化や地域コミュニティの希薄化などにより、葬儀の形も多様化しており、必ずしも市場規模の拡大に比例して葬儀社の売上高が伸びるとは限りません。
  • 葬儀社の売上高は、葬儀単価の減少と競合の増加により、近年は横ばい傾向にあります。

今後の見通し

  • 今後も高齢化社会の進展により、死亡者数は増加していくと予想されます。
  • 一方で、少子高齢化や価値観の変化により、従来型の高額な葬儀への需要は減少していく可能性があります。
  • 葬儀社は、こうした時代の変化に対応するため、低価格な葬儀プランの拡充や、ペット葬儀やエンディングノートなどの新サービスの提供など、新たな顧客層の開拓に取り組むことが求められています。

参考資料


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