SEO対策がもたらすメディアの偏り
SEO対策がもたらすメディアの偏り
SEO対策がもたらす情報社会の闇
目的地までの行き方がわからないときやご飯の場所を探すとき、私たちはスマートフォンを使いインターネット上で答えを見つけています。
そこで入ったサイトは多くの人が絶え間ない努力をして出来上がったものです。
どういった努力かというと、代表的なものにSEO対策があります。
SEO対策はweb検索の際上位に掲載されるためには必須の工夫で、数多の情報がある中でweb検索の上位に載ることは収益を得るためにも必要になります。
では、どのようなSEO対策があるでしょうか?
SEO対策ってどんなこと?
ライターに挑戦する際などに勉強するSEO対策ですが、実際のところネットで検索しても具体的な手段について載っていません。
しかしメディア運営している会社などには必ずと言っていいほどA45枚以上のSEO対策の具体的なマニュアルがあります。
そして社外漏出禁止になっています。
つまりSEOは企業秘密に近い存在だと言えます。
例えばタイトルは32文字以内かつ数値を含めた約....などといったような指示があります。
そういった工夫を凝らしながら記事を作るのですが
東証一部のメディアの立ち上げを経験した身が話せることは、サイト内での記事の作り方は
- SEO
- ターゲット層への配慮
- 情報の中立性
こういった順番で作られます。
つまりSEOが記事を作るうえで一番重要視されています。
SEO(=検索エンジン最適化)を一番に考慮していることは綺麗なように聞こえますが、情報の中立性や真実よりSEOが重視されると言い換えることができ、いかがなものでしょうか。
SEOを重視するがゆえに
SEOを重視するがゆえに、ターゲットとなる読者が必要な情報のみで情報を収集し記事を作り上げます。
よって真相や真実を正確に伝えるために必要な要素があったとしても、読者が求めていなければ削除することになります。
こういったことがメディアのコロナ報道で表沙汰になりました。
マスクの性能の差によってコロナウイルスの暴露量が異なる内容の記事が多く報道され、ウレタンマスクの着用が非難されるまで発展しました。
これは読者が必要とする情報のみで構成された記事によってもたらされた弊害といえます。
こういった弊害は以前から問題視されていましたが、こういった記事を求め、そういったSEOの環境にしたのは私たち読者であることを忘れてはいけません。
なぜなら私たちがマスクの性能に意識を過剰に働かせ、情報を求めすぎたせいで
メディアはそういった情報のみを集めただ発信しただけだからです。
私たちがもし過剰に意識しなければSEOに反するので、問題視されるほど報道はされなかったはずです。
つまりメディアがこれほどSEOに執着し偏りができるようになった理由は私たちの偏った情報の求め方が原因なのです。
私たちは
- 真実には受け入れることができる面と受け入れられない面の二面性であることの認識
- 真相を可能な限り公平に求めること
こういったことをしない限りメディアの偏りはなくならないでしょう。
このように私たち読者が起点となってSEOを中心に動くネット社会に偏りを生みつつあります
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