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【File.1】モラハラとわからずに違和感を我慢していた真奈美のダメ恋

【File.1】モラハラとわからずに違和感を我慢していた真奈美のダメ恋


出会い

次に付き合う人と結婚する!

そう意気込む私は彼氏いない歴1年以上のいわゆるアラサー。

条件の良さそうな合コンがあると聞けば、参加せずにはいられないのである!

 

この日現れた彼は男性側幹事の先輩らしく、他のメンバーより少し年上で、少しお洒落で、一番のイケメンでした。

合コン中はそんなに話をしなかったのですが、とりあえず全員LINEを交換したので連絡先はGET済み!

帰宅後に連絡してみようとウキウキしていた帰り道、彼からLINEが届きました。

 


「今日はあまりお話が出来ませんでしたので、今度二人で食事に行きませんか?」

 

電車内なのに思わず「おほっ!?/////」っと小さく声が漏れたほどビックリしましたが、それよりもまず嬉しくて、「イケメンに食事に誘われた!」と脳内にお花畑が発生しました。

でもそういえば・・・。

一緒に参加した友人が彼とたくさん話をしていた気がする・・・。

 

女同士で面倒なことになるのはごめんなので、友人には彼から食事に誘われたことを告げました。

すると友人は「あの人面倒くさいからパス!どーぞどーぞ。」と返信がありました。

私はそんなに面倒くさそうな人だったかな?でもパスなら遠慮なくイケルと思い、彼との甘い結婚を夢見て・・・「是非お願いします!」と返信をしました。

 

するとすぐに、彼から「平日の夜、○日と×日が大丈夫です。どちらがいいですか?」と返信が!

これは脈アリなんじゃない!?

すぐに会いたかったけれど、○日は残業になりそうだったのでその後の「×日でお願いします。」と私もすぐに返信をしました。

予兆

それきり何の連絡もないまま約束の日。
待ち合わせ時間の15分前に到着しました。

すると、遅刻しないようにしてくれたのか、それとも緊張して早く着いてしまったのか、待ち合わせ場所にはもう彼が来ていました。

淡いブルーのシャツを羽織った彼は、遠目でも清潔感が漂うカッコよさ。

” 私、これからあの人とデートするのか ”
” ぎゃ~緊張する~ ”

脳内妄想に照れながら、小走りで彼のもとに行きました。

 

「こんにちは。真奈美ちゃん。遅刻はするし、○日の方が良かったのに×日にするなんて、ずいぶん気が利かないんだね。」

 

これまで経験したことのない、ストレートな悪意でした。

私は脳内がフリーズして言葉が出てこなくなり、「え、え? ご、ごめんなさい。」とだけ言いました。

 

はじまり

「ごめんなさいって、何に謝ってるの?わかってないでしょ?わからないからあんな風にヘラヘラ笑いながら遅刻できたんだよね。」

「ちょ、ちょちょ、どういうことですか??」

私にできる、精一杯の言葉でした。

「僕、バカな女は嫌いなんだよね。バカじゃないなら、どうしたらいいかわかるよね?」

彼が私に対して嫌味を言っていることは分かるものの、なぜそうなったのかが私には理解ができずにオロオロと黙っていると、大きくため息をついた彼は腕を組み、周囲に聞こえるくらいの声で話し始めました。

 

解釈

「僕とデートしたそうだったから気を利かせて連絡を取るチャンスを与えてあげたし、それで僕を食事に誘っておきながら、日程を決めようともしない。だから仕方なく僕の予定も教えてあげたんじゃないか。

僕の都合のいい◯日を先に言ってるのに君は、全く気が利かずに自分に都合のいい×日にした。

何かしら連絡をよこすのかと思えばよこさないし、なら今日はどんな誠意を見せてくれるのかと思えばこの遅刻だよ。

流石にここまで気が利かない人とは付き合えないよね。」

 

要は、こういうことなのだろうか。

私は彼が食事に誘ってくれたと思っていたけれど、彼にしてみたら私に誘われたと思っていた。だから、誘った側が予定を聞いてくるのが当たり前なのに、私が予定を聞いてこないから自分の日程を教えてやった。

◯日と×日と、彼の好都合な日を先にしたと読み取れないのは気が利かないことで、カレンダー的に単に◯日が先だからそう書いてあったと読み取るのは浅はかだと。

その後連絡がなかったのは、私がそれに気がついて謝ってくるのを待っていたからで、それもなかったから今日の待ち合わせに早く来て謝ってくるつもりだろう、彼はそう考えていた。。。と。

 

私の人生に経験のない思考回路に直面し、私は説明のしようがなくなり、もしかしたらこれが一般的な考え方なのかもしれないと、ただただ、謝ることしかできませんでした。

 

夢中

食事中は、ずっと彼の自慢話でした。

自分の仕事がどれだけ素晴らしいか、自分がどれだけ頭がいいか、ヨーロッパに旅行に行ったことがある等々、ひたすら自分の凄さを私にアピールするのです。

さっきの出来事が衝撃すぎて、ちゃんとした判断ができなくなっていたのかもしれません。

私が無知なだけで、そういう考え方もあるのかもしれない、と、純粋に ”彼って凄いなー” と感動さえしていました。

 

帰り道、「で、付き合うでいいでしょ?」と彼に唐突に言われました。

「おお〜!こんなに格好よくて、頼り甲斐があって頭の回転が速い人が私でいいんだ!」とまたしても脳内のお花畑は一瞬で満開になりました。

今思えば、見た目的にストライクだった彼と付き合えるステイタスを優先させたいあまり、ここで感じたあの違和感を、無かったことにした瞬間でした。

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