紫外線ケアをしてうるつや美肌を目指そう！

肌のバリア機能が低下する

紫外線を長時間浴びると肌のバリア機能が低下します。
肌の表面の角質層は、肌の水分の蒸発を防ぐことでうるおいを蓄えて、乾燥や外部からの
刺激物などが内部に侵入することを防ぐバリア機能を持っています。
紫外線はこの保護層の働きを弱めてしまうといいます。
そして、バリア機能が低下すると肌の水分が蒸発しやすくなって、乾燥や肌荒れなど
肌トラブルの原因につながってくるのです。

ただし、紫外線には、「体内でビタミンDを作る」、「体内時計をリセットする」などのメリットもあります。

メラニンって何？

日焼けをすると、紫外線を吸収して肌を保護するための色素「メラニン」が生成されます。
メラニンは、紫外線などの外部の刺激から肌を守ってくれるため大切な役割もあるのですが、過剰に作られたメラニンがしみの原因につながってしまうのです。
そのため、紫外線をたくさん浴びないことが大切です。

紫外線を長時間浴びたらどうなる？

太陽の光（紫外線）を長時間浴びすぎてしまうと、くすみやハリの低下、しみ、しわ、乾燥などにつながるといわれています。
また、肌の下にはコラーゲやエラスチンと呼ばれる成分が張り巡らされ、肌のハリや弾力を保っていますが、紫外線を長時間浴びてしまうと、コラーゲンやエラスチンが本来の機能を失い肌が衰えてしまいます。

絶対必須の紫外線対策

・日焼け止めをぬり、サングラスやUVカットの洋服、スカーフ・手袋などをする
　→　屋外では「直射日光」「散乱光」「反射光」という3方向からの紫外線を浴びることに
　　　なるので、日傘や帽子だけでは全ての太陽の光を防ぐことができません。

・屋内では、UVカットのカーテンをかけ、家の中でも日焼け止めをぬる
　→　通常の窓ガラスは紫外線を70%くらい通してしまいます。
　　　曇りや雨の日でも紫外線対策をしましょう。

うるつや美肌を保つには…

• 紫外線対策は年間通して行う。→常に紫外線を意識しか絶対に日焼け止めを忘れずに！
• 水分と油分のバランスを整える。
  →　肌ダメージを受けにくいうるおいのある肌は、水分と油分のバランスが大切！
• 化粧水の後には保湿もしっかりする。
• 汗は擦らず優しく押さえてこまめに拭く。
  →　汗をかいたままにしておくとバリア機能が低下しやすい状態になりやすい。

こんな危険性もある！

実は、紫外線は肌だけでなく目にも悪影響をもたらします。
海やスキー場で強い太陽光を浴びて角膜の表面が傷つくという病気で、「雪目」と呼ばれる
症状があります。目に紫外線が入り、角膜が炎症を起こし目の痛みや充血などの症状をひき
おこしてしまうのです。
そして、目から入った紫外線が肌に影響を及ぼすことがあるそう……
目から強い紫外線が入ると、脳が体内に紫外線が入ったと判断し、肌にメラニン色素を出すように命令します。そのため、肌は紫外線を浴びていないのに日焼けしてしまうこともがあるそうです。

おわりに

ちょっとした外出でも紫外線対策は必須ですね。
紫外線を常に意識し、今日の肌ダメージはその日のうちにケアして、
夏もうるつや美肌で過ごしましょう！