#19【葛飾北斎】富嶽三十六景「常州牛掘」
#19【葛飾北斎】富嶽三十六景「常州牛掘」
2021/09/17 08:01 |
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皆様こんにちは!絵画インストラクターの松本です。
今日ご紹介する絵は
米をとぐ人が出てきます。
江戸時代も令和も、
米をとぐという作業が共通で
何だか親近感がわきますね!
(^^♪
葛飾北斎ってどんな画家?
プルシアンブルーが美しい1枚です!!
夜明け前の深い青、
静けさの中はじまる生活。
この舟は「苫舟」(とまぶね)といいます。
舟底が浅く屋根があるのが特徴です。
苫(とま)---スゲなどで編んだ風雨を防ぐもの。
苫舟---苫で屋根がつくられた舟。
常州---常陸国(ひたちのくに)
牛堀---現在の茨城県潮来市あたり
常陸利根川の左岸
常州牛堀は
霞ヶ浦南端の水郷で
多くの舟が往来していました。
富士山
朝の静けさのなか。
白鷺(しらさぎ)
静けさの中、
2羽の羽音が聴こえるようです。
米のとぎ汁を流す人
この音に驚いて
白鷺が飛び立ったのでしょう。
江戸時代、
荷舟で暮らす船頭さんがいたのですね。
常陸利根川(ひたちとねがわ)です!
絵と同じ川があると思うと
歴史を感じて嬉しいです。
(^^♪
こちらは
稲荷山公園からみた市街地です。
展望台があるので
お近くの方は
見学に行ってみてはいかがでしょうか。
(^^♪
園内には野口雨情の詩碑があります。
大胆な構図が北斎の特徴の一つ。
今回は
対角線上に大きく舟を配置しています。
また
舟を全て描くのではなく、
半分切り取ることで
大きさが表現されていますね。
(^^♪
以上「富嶽三十六景 常州牛堀」でした。
次回「富嶽三十六景 東海道品川御殿山ノ不二」
(とうかいどうしながわごてんやまのふじ)の解説です。
お楽しみに!
今日ご紹介する絵は
米をとぐ人が出てきます。
江戸時代も令和も、
米をとぐという作業が共通で
何だか親近感がわきますね!
(^^♪
葛飾北斎ってどんな画家?
- 江戸本所割下水にうまれる(1760-1849)
- 浮世絵(木版画)の風景画というジャンルを築く
- 画狂老人と呼ぶほど絵に人生を捧げる
- 引っ越し93回!
- 金銭管理が下手で画料はほぼ借金返済に
- 全46枚!
- 当初は36枚の予定が人気が出たため10枚追加された
- 富士山を色々な場所から描く
- 鮮やかな青「ベロ藍」プルシアンブルーの使用
- 西欧諸国でジャポニスム(日本趣味)の要因となる
富嶽三十六景「常州牛掘」じょうしゅううしぼり
プルシアンブルーが美しい1枚です!!
夜明け前の深い青、
静けさの中はじまる生活。
この舟は「苫舟」(とまぶね)といいます。
舟底が浅く屋根があるのが特徴です。
苫(とま)---スゲなどで編んだ風雨を防ぐもの。
苫舟---苫で屋根がつくられた舟。
常州---常陸国(ひたちのくに)
牛堀---現在の茨城県潮来市あたり
常陸利根川の左岸
常州牛堀は
霞ヶ浦南端の水郷で
多くの舟が往来していました。
富士山
朝の静けさのなか。
白鷺(しらさぎ)
静けさの中、
2羽の羽音が聴こえるようです。
米のとぎ汁を流す人
この音に驚いて
白鷺が飛び立ったのでしょう。
江戸時代、
荷舟で暮らす船頭さんがいたのですね。
常州牛堀の現在
茨城県潮来市常陸利根川(ひたちとねがわ)です!
絵と同じ川があると思うと
歴史を感じて嬉しいです。
(^^♪
こちらは
稲荷山公園からみた市街地です。
展望台があるので
お近くの方は
見学に行ってみてはいかがでしょうか。
(^^♪
園内には野口雨情の詩碑があります。
北斎の構図 大胆な切り取りと対角線
大胆な構図が北斎の特徴の一つ。
今回は
対角線上に大きく舟を配置しています。
また
舟を全て描くのではなく、
半分切り取ることで
大きさが表現されていますね。
(^^♪
以上「富嶽三十六景 常州牛堀」でした。
次回「富嶽三十六景 東海道品川御殿山ノ不二」
(とうかいどうしながわごてんやまのふじ)の解説です。
お楽しみに!
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苫なんて初めて聞いて、勉強になりました。歴史はあまり興味がなかった分野なのですが、お米を研いだり、荷舟で生活したり、当時の人の生活を北斎の絵で垣間見て興味を持ち始めました。北斎さんが描く人々の生活、これからも楽しみです!読ませていただき、ありがとうございました!
32私も「苫舟」初めて知りました(笑)(^v^)
43「苫(とま)」も読めなかったです。私も毎日毎日お米をといでいるので、江戸時代の船頭さんにとても親近感がわきました。
歴史好きの方にも面白いと思ってもらえるよう、これからも歴史ミニ雑学を盛り込んでいこうと思います。
読んでいただきありがとうございました!!
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