#32【葛飾北斎】富嶽三十六景「山下白雨」
#32【葛飾北斎】富嶽三十六景「山下白雨」
2021/11/13 08:58 |
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皆様こんにちは!
絵画インストラクターの松本です。
朝、
ものすごい雷と雨で驚いた3人の子供達。
昼には虹が出て
小3の息子が
「クラスの皆で虹を見た!」と
楽しそうに報告してくれました。
(^v^)
本日は北斎の雷の絵の解説です。
葛飾北斎ってどんな画家?
大迫力!
「黒富士」に稲妻!
白雨は夕立のこと。
黒い雲の下で雨が降っているのでしょう。
本作品は
「黒富士」とも呼ばれています。
その名の通り
恐ろしさと崇高さが
黒色で表現されていますね!
(^v^)
対して「凱風快晴」は
「赤富士」と呼ばれています。
こちらは次回解説しますね。
(^v^)
描かれたのは
静岡県富士市。
(詳細な位置は不明)
入道雲
雷雲と稲妻
富士山の静、稲妻の動。
対比が自然界の雄大さを物語ます。
北斎の生きた当時、
航空写真などあるはずがなく・・・!
誰もこの高さから富士山を見たことはない中、
この構図が描ける北斎!!
(^v^)
神がかっていると思いました。
三つの重要な役割を「三役」といい、
「山下白雨」は
富嶽三十六景シリーズの三役の一つです。
富嶽三十六景 三役
・「神奈川沖浪裏」
・「山下白雨」
・「凱風快晴」
三役にふさわしく
威風堂々とした佇まいです。
以上「山下白雨」でした。
次回「富嶽三十六景 凱風快晴」の解説です。
お楽しみに!
絵画インストラクターの松本です。
朝、
ものすごい雷と雨で驚いた3人の子供達。
昼には虹が出て
小3の息子が
「クラスの皆で虹を見た!」と
楽しそうに報告してくれました。
(^v^)
本日は北斎の雷の絵の解説です。
葛飾北斎ってどんな画家?
- 江戸本所割下水にうまれる(1760-1849)
- 浮世絵(木版画)の風景画というジャンルを築く
- 画狂老人と呼ぶほど絵に人生を捧げる
- 引っ越し93回!
- 金銭管理が下手で画料はほぼ借金返済に
- 全46枚!
- 当初は36枚の予定が人気が出たため10枚追加された
- 富士山を色々な場所から描く
- 鮮やかな青「ベロ藍」プルシアンブルーの使用
- 西欧諸国でジャポニスム(日本趣味)の要因となる
富嶽三十六景「山下白雨」さんかはくう
大迫力!
「黒富士」に稲妻!
白雨は夕立のこと。
黒い雲の下で雨が降っているのでしょう。
本作品は
「黒富士」とも呼ばれています。
その名の通り
恐ろしさと崇高さが
黒色で表現されていますね!
(^v^)
対して「凱風快晴」は
「赤富士」と呼ばれています。
こちらは次回解説しますね。
(^v^)
描かれたのは
静岡県富士市。
(詳細な位置は不明)
入道雲
雷雲と稲妻
富士山の静、稲妻の動。
対比が自然界の雄大さを物語ます。
北斎の構図 当時だれも見たことのない高さ!!
北斎の生きた当時、
航空写真などあるはずがなく・・・!
誰もこの高さから富士山を見たことはない中、
この構図が描ける北斎!!
(^v^)
神がかっていると思いました。
三つの重要な役割を「三役」といい、
「山下白雨」は
富嶽三十六景シリーズの三役の一つです。
富嶽三十六景 三役
・「神奈川沖浪裏」
・「山下白雨」
・「凱風快晴」
三役にふさわしく
威風堂々とした佇まいです。
以上「山下白雨」でした。
次回「富嶽三十六景 凱風快晴」の解説です。
お楽しみに!
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迫力がすごい!山下白雨という名前からは、黒富士は想像できませんでした。北斎、神の目を持った絵師だったと、しみじみ思いました。読ませていただき、ありがとうございました!
41同じ神がかっていると思う絵師は雪舟です。(^^♪雪舟も「天橋立図(あまのはしだてず)」では視点が高く「この時代にどうして!」と感嘆してしまいます。当時の本人たちに取材できたら「どうやって思いついたのですか?」と聞いてみたいです。(^^♪
40おち様よりコメントいただきました!
30黒富士という呼び名があることを初めて知りました。迫力が違いますね。
稲妻を赤で表現するのも、貫禄を感じました。入道雲の柔らかさと稲妻の対比が、自然界の雄大さを表現しているとは、頷けます。
疑問にも思いませんでしたが、たしかに航空写真の存在しない世で、このクオリティが出せるのは驚きですね。想像力の豊かさを感じさせます。
北斎の魅力はリアリティと想像の部分があって、「琉球八景」という沖縄を描いたシリーズでは、沖縄には行ったことがないのに魅力的に想像力豊かに描いています。そんな北斎だから航空写真のようなアングルの絵が描けたのだと思います。
31黒富士はどっしりと貫禄があり、重々しさの中にピカッと光る稲妻が、まさに自然界の雄大さと威厳を感じる1枚です!!
読んでいただきありがとうございました。
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