#33【葛飾北斎】富嶽三十六景「凱風快晴」
#33【葛飾北斎】富嶽三十六景「凱風快晴」
2021/11/23 01:15 |
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文字
皆様こんにちは!
絵画インストラクターの松本です。
夏に赤く輝く富士を
「赤富士」といいます。
冬に赤く輝く富士は
「紅富士」です。
雪が光っています。
今回はとても粋な
赤富士の紹介です!
葛飾北斎ってどんな画家?
堂々たる赤富士!!
巻積雲
鱗雲(うろこ雲)、
鰯雲(いわし雲)、
さば雲とも呼ばれています。
年中みられますが
日本では秋に多くみられるので
夏から秋にかけての絵と思われます。
凱風
南風のこと。
赤富士
雪が残る富士山。
赤く染まっています。
「凱風快晴」は
富嶽三十六景の中でも
重要な3枚のうちのひとつです。
私は小学校の時の
図工の教科書で初めて
この凱風快晴を知りました。
鮮やかで堂々としている富士山が
印象的だったのを今でも覚えています。
(^v^)
富嶽三十六景といえばこの絵!
という方も多いのではないでしょうか。
描いた場所は諸説あります。
●山梨県説
●静岡県説
結論は出ませんが
謎もまた富嶽三十六景の
魅力です。
(^^)
富士山が対角線に沿うように
配置されています。
それにより斜めに流れるような
頂上から裾野へ視線誘導されています。
富士山を堪能したあと、
ゆっくりと雲を眺めることができますね!
(^^♪
以上「凱風快晴」でした。
次回「富嶽三十六景 諸人登山」(もろびととざん)の解説です。
お楽しみに!
絵画インストラクターの松本です。
夏に赤く輝く富士を
「赤富士」といいます。
冬に赤く輝く富士は
「紅富士」です。
雪が光っています。
今回はとても粋な
赤富士の紹介です!
葛飾北斎ってどんな画家?
- 江戸本所割下水にうまれる(1760-1849)
- 浮世絵(木版画)の風景画というジャンルを築く
- 画狂老人と呼ぶほど絵に人生を捧げる
- 引っ越し93回!
- 金銭管理が下手で画料はほぼ借金返済に
- 全46枚!
- 当初は36枚の予定が人気が出たため10枚追加された
- 富士山を色々な場所から描く
- 鮮やかな青「ベロ藍」プルシアンブルーの使用
- 西欧諸国でジャポニスム(日本趣味)の要因となる
富嶽三十六景「凱風快晴」がいふうかいせい
堂々たる赤富士!!
巻積雲
鱗雲(うろこ雲)、
鰯雲(いわし雲)、
さば雲とも呼ばれています。
年中みられますが
日本では秋に多くみられるので
夏から秋にかけての絵と思われます。
凱風
南風のこと。
赤富士
雪が残る富士山。
赤く染まっています。
「凱風快晴」は
富嶽三十六景の中でも
重要な3枚のうちのひとつです。
私は小学校の時の
図工の教科書で初めて
この凱風快晴を知りました。
鮮やかで堂々としている富士山が
印象的だったのを今でも覚えています。
(^v^)
富嶽三十六景といえばこの絵!
という方も多いのではないでしょうか。
描いた場所は諸説あります。
●山梨県説
●静岡県説
結論は出ませんが
謎もまた富嶽三十六景の
魅力です。
(^^)
北斎の構図 対角線
富士山が対角線に沿うように
配置されています。
それにより斜めに流れるような
頂上から裾野へ視線誘導されています。
富士山を堪能したあと、
ゆっくりと雲を眺めることができますね!
(^^♪
以上「凱風快晴」でした。
次回「富嶽三十六景 諸人登山」(もろびととざん)の解説です。
お楽しみに!
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私でしたら、富士山をど真ん中に配置しそうです。富士山を対角線にそって配置するなんて、どうしたら思いつくのでしょうか?海外に影響を与えた北斎ですが、海外から全く影響を受けてはいなかったのでしょうか?『凱風快晴』心の中が晴れ晴れとする素晴らしい一枚!三役どれも素晴らしくて、重要とされるのがとてもよく分かります!今回も読ませていただき、ありがとうございました!
39コメントありがとうございます!!北斎はシーボルトと交流があったといわれているので、海外の絵を見ていたと思います。オランダのライデン国立民族博物館所蔵の水彩画6枚は北斎が描いたとあり、西洋の描き方も学んでいたことがうかがい知れます。三役の絵は本当に富士山の魅力しかないですよね!(語彙力www)「素晴らしい」と共感していただけて私まで嬉しいです。そして他の富嶽三十六景の描かれた人や馬もとても魅力的なので、全部三役にしたい気持ちです。(^^)/
24おち様よりコメントいただきました!
21季節で赤富士と紅富士と呼び名の違いがあるとは、とてもお洒落ですね。
雲から季節を推測する、というのも奥が深いです。1枚の絵の中に、視線誘導する技術が存在するとは、驚きました。圧倒的存在感の赤富士に目がいきますが、じっくり見ると各所に楽しみがあるのですね。言われなければ気づけませんでしたが、シンプルに見えて絵の味わいが深い作品ですね。
おち様、コメントありがとうございます!
24私も富嶽三十六景を解説していくうちに、「赤富士」と「紅富士」という言い方と違いを知りました。江戸時代は現代よりも総じて寒かったといわれていますが、大体は描かれている雲と現代の雲の季節は同じくらいかと推測して解説しました。(^^♪
また、北斎の絵はお洒落で粋でカッコイイ!と本当に見とれてしまいます。「味わい深い作品」と言っていただけて今後の解説の励みになります!読んでいただきありがとうございました!
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