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『お帳面』はママと先生の交換ノート!必要性と書き方をご紹介

『お帳面』はママと先生の交換ノート!必要性と書き方をご紹介


こんにちは!
今回はお帳面のお話。
 
「保育園の先生にお帳面書いて欲しいと言われたけれど、どんなふうに書けばいいのかわからない」
こんな悩みありませんか?
 
毎日書かなければいけないお帳面は、忙しいママやパパにはちょっと面倒だったり、「必要ないのでは?」と思っている人もいるかもしれません。
 
しかし、お帳面はとても重要な役割をしているんです。
今回はお帳面がどんなものなのかや重要性、書き方などをご紹介します。
 
  • これから保育園デビューする人
  • お帳面の書き方を悩んでいる人
  • お帳面ってなんなのか知りたい人
 
こんな方へ向けて解説していきます。
少しでも参考になれば嬉しいです。
 
ではどうぞ。
 

お帳面って何?


お帳面は家庭と保育園が子供の情報を交換するノート。
「連絡帳」とも呼ばれていますね。
 
このお帳面は、家庭での様子や保育園での出来事などをお互いに知らせることが大きな役割です。
 

お帳面の内容

下でも詳しく説明しますが、子供の様子や食べたもの、排便回数や体温、就寝時間や起床時間などをそれぞれ記入するようになっています。
 
この内容も年齢によって大きく違います。
小さくなればなるほど書く項目が多く、0歳の場合はミルクの時間や量・離乳食の時間や量・排便回数・睡眠時間など事細かく書く必要があります。

逆に大きくなってくると書く内容も少なくなってくるため、保育園によっては3歳から連絡事項だけのノートに変わったり、連絡帳自体を使わないというところもあります。
 
子供も成長につれて自分で園の様子を伝えられるようになったり、家での様子を先生に教えてくれるようになるので、そこまで連絡ノートに頼らなくても良くなるからですね。
 

どうして重要なの?



保護者と保育園の先生どちらにもメリットがあるのがこのお帳面。

保護者は、保育園での子供の様子がわかりません。
逆に先生は、その子のお家での様子がわかりません。
 
保護者は家に帰ってきて子供がいつもと違うと心配になりますよね。
お帳面があれば園の様子を知ることができるので、今日一日の様子や食事の有無、お昼寝の時間などを見て納得できることもあります。

例えば
  • お昼寝よく寝ていたから、夜寝るのが遅くなった
  • お昼ご飯をたくさん食べておかわりまでしたから、夕食はいつもより少なかった
など。
 
園の様子がわからないと、「どうして今日はなかなか寝ないんだろう。」「どうして今日は夕食を食べないんだろう。」と心配になります。
しかし、お帳面を見るだけで疑問が解決されます。

保育園でも同じ。
連絡帳があることで、家庭からの様子がわかります。

  • 朝ごはんたくさん食べたから、大好きなおやつ残した
  • 昨日の夜寝るのが早かったから、今日はお昼寝時間が短かった

など、理由を知ることで安心できます。
 
また、逆に家でいつも通りだったのに保育園での様子が違うと、早く子供の異変に気づくことができます。
 
頻繁に体温を測ったり、様子を注意深く見てあげる事もできるので、お帳面が重要な役割をしていると言えますね。
 

お帳面の書き方説明書



お帳面によって内容は多少異なりますが、「保護者が書く欄」と「先生が書く欄」があります。
 

お帳面の具体的な内容



主に上のようなこと書きますが、年齢によって内容は変わります。

例えば赤ちゃんの場合
  • 寝た時間〜起きた時間
  • ミルクの時間
  • 回数・量
  • 便の回数
  • 状態(固さ)
  • 離乳食が始まっている場合は時間

このようなことが主になります。
離乳食の進め方は、保護者の方と協力しながら行う必要があるので慎重に。

お帳面が重要な役割を果たしてくれます。

あとは一日中寝ていることが多いので寝ている時間と起きた時間、便の回数や状態などが多いですね。

大きくなるとそこまで細かく書くことはありませんが、日々できることが多くなるのでコメントを書くのが楽しくなりますね。

お帳面はメリット


必要だから書かなければいけないと思いがちですが、お帳面には書いていると得をするようなたくさんのメリットがあります。

ここからは保育園の先生であり子供を3人育てた母として思うお帳面のいい点をご紹介します。

言いにくい育児の悩みや心配事を相談できる



子供を育てていると悩みは尽きません。
そんな時に先生に相談したいなと思うことも。
 
しかし、口では聞きにくかったり、お迎えには違う人にお願いしていて先生に会えなかったり、なかなかゆっくり話ができない事もありますよね。
 
そんな時、お帳面があると毎日やりとりがあるので、その時その時気になったことが聞けます。


<私の実体験>



これは、私の保育園で実際あった出来事。

以前、やんちゃな男の子がいたのですが、お母さんからお帳面に「保育園では喧嘩などありますか?」といった内容が書かれていることがありました。

その子は元気な子だったので同年代の子とは喧嘩する時もありましたが、私が勤めている保育園が多年齢保育(年齢の違う子供が一緒の部屋で過ごす保育)の小さな保育園。
先生が常に側にいたので、大きなトラブルにもなりませんでした。

しかも、その子は小さい子が大好き。
自分よりも幼い子に乱暴することは全くありませんでした。自分の持っているおもちゃを赤ちゃんが取ってしまっても優しく接してあげていて、そのことを連絡ノートで伝えました。
 
その次の日お迎えの時に、お母さんから「前の保育園で喧嘩が絶えず、保育園を辞めさされてしまった」と聞きビックリ!!

「この保育園では大丈夫なのか不安だったけれど、また聞いて辞めなければいけなくなったらどうしようと怖かったので直接聞けなかった」と言っていました。
 
「子供の知らない一面も知れて、嬉しい」とも言ってもらえ、連絡帳があったおかげだなと思っています。
 
言いにくい内容だった場合でも文章にすると、考える時間があったり書き直す事もできるので、もし話すのが苦手という人でも子供のことを聞きやすいですよ。
 

お迎えに行けなくても1日の出来事を知れる




保育園では、お迎えの時に1日の様子を話す機会があります。
しかし、忙しいと変わりにおじいちゃんやおばあちゃんにお迎えを頼んだり、保育園での様子がわからない場合も。
 
そんな時でも連絡帳があると、1日の子供の保育園での様子を知ることができます。
 
「よく鼻が出ていた」
「お昼寝中に咳をしていた」

など、風邪のはじまりを聞く事もでき、病院を予約したり早めに薬を飲んで備える事もできますよ。
 
保育園へ行っている間は子供の様子が全くわからないので、この連絡帳があることで保育園の生活を覗くことができます。

家での様子と保育園で集団している時の様子は全然違っていたりするので、子供の新しい一面を知ることができるかもしれませんよ。

いつか宝物になる



この毎日の細かな様子を書いているお帳面は「子供の記録」です。
その日その日のことを知るために書いていますが、それがいつか見返した時には育児日記のようになり、子供の思い出にもなります。
 
毎日の育児日記はなかなか続きませんが、お帳面は先生とのやりとりや子供の様子、その頃何を食べていたのかなど細かく書かれています。
 
今は当たり前だったとしても、数ヶ月後、数年後に見返した時にその当時のことが懐かしく
「そういえばこんな事もしていたな」
と、子供の成長を感じることができますよ。
 
実は、私も自分が小さかった頃のお帳面を持っています。
子供が生まれた時によくわかるからと母にもらったのですが、読み返すと笑えたりちょっと泣けたり、先生たちの愛情が伝わってきたりと本当に宝物になりました。
 
子供の記録はいつかきっといい思い出になるので、今書いているお帳面を大切に持っていてくださいね。
 

お帳面の書き方のコツや注意点



では、ここからは実際どのように書けば伝わりやすいのかを解説します。

ポイントだけ抑える簡単なものなので、これからお帳面を書く人や今書いている人は参考にしてみてください。
 

細かく書く必要なし!必要事項だけでOK




連絡帳を書くのが憂鬱に思っている人も多いもの。
それはきちんと書かなければいけないと思っていたり、何を書けばいいのかわからないという理由がほとんどです。

連絡帳は強制ではないので、気軽に書いて大丈夫です。
 
  • 食事はメニューまで細かく書く必要はなく、時間と「完食」や「8割」など
  • 寝た時間や起きた時間もだいたいでOK
  • 書くことがなければ「特になし。元気です。」

こんな感じで無理にたくさん書こうとしたり、細かく書く必要はありません。
最低限でOK。
時間がある時や、相談事がある時に空白は使ってください。

疑問系は次の日には返答を


送り迎えになかなかいけないママやパパは、先生とあう機会がないためお帳面のやりとりがかなり大事になります。
先生も聞きたいことが口頭で聞けなかったり、伝えられない時お帳面に「?」をつけていると思うので、返答を返すようにして下さい。

返事が返ってこないと必ず聞く内容だと電話をしたり、迎えにきた人にきかなければいけなくなるので、いつもはお帳面にコメントを書かない人でもせっかく連絡帳があるので活用してくださいね。
 

お帳面は子供の手の届かないところに置く


お帳面の「あるある」なのですが、子供がお帳面に落書きしてしまったパターン。
ママが書いていると子供も興味を持ちます。
字が見えるときはいいのですが、ママが書いた上からお絵描きしてしまい何も見えないということもしばしば・・・

ママやパパが書いているものは気になるので、子供が見ていないところで書くか、手の届かないところにおいておくといいですね。
 

お帳面で家と保育園の架け橋を




お帳面は保育園での生活とお家での生活を両立するために必要なアイテム。
時にはママやパパの相談ノートになり、時には新しい子供を知る発見ノートにもなります。

そしていつか子供が大きくなった時にも見返して微笑めるものなので、使っているときは大切に使うといいですね。

ぜひ参考にしてみてください。

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保育園の先生をしているyama_muraです。子供に関すること、大好きなアウトドアに関することをゆるっと投稿していきます。

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