おばさんの決意~心が豊かで、美しいのは何よりの財産である~
おばさんの決意~心が豊かで、美しいのは何よりの財産である~
40代にもなってくると、お付き合いする人たちは外見でなく、人柄重視になる。優しい人や愛情深い人、情にあつい人、人のために自分の力を役立てる人など、心豊かな人はとても心惹かれるものがある。
若い頃、自分の外見を気にかける人が多いが、私もそうだったし、お付き合いする友人や男性にあまり外見に手をかけないような人は考えられなかった。
かくいう私の周りには、「服装がダサい人とか無理!」とはっきり言う人までいた。私はそこまでではなかったが(自分もダサかったので)、やはり外見が良い方が良いだろうという結論だった。
しかし、それは間違いであったと今は思う。
人は外見ではない。人柄だ。
私と交流がある方々から、教わったことだ。その人々が非常に心が豊かで、私はとても良い影響を受けている。
まず、人を中傷しない。
これはまぁ当たり前なのだが、それだけでなく、良いも悪いもあって人、誰でも調子が悪い時も良い時もあると人に対して目線がとても優しいのだ。
いじめもしないし、嫌みさえ言わない。
そして、人を優しく包み込む愛情深さ。
嘘を言わないようにしようとする誠実さ。
自分の欠点を知っている賢さとそれに付随する謙虚さ。
そして、人を笑顔にしようとする奉仕心。
一生懸命生きているが、どうしても上手くいかない私みたいな底辺の弱い人間の立場を分かってくれる懐の深さ。
時に間違っていることには、言葉を選んではっきり言える強さ。
そういった面を知るにつけ、この人たちと交流があることを心から幸せに思う。
見習うべきところがたくさんだ。
心豊かな人たちとお付き合いしていると、毎日の生活まで潤いが出てくる。
乾いた大地に降る慈雨がしみこむように、美しいものを美しいと言え、貧しくても幸福を見つけられ、些細なことにも有難さを感じる感覚が身につく。
そして、人にも温かく接しようとする姿勢になるので、人間関係も良好になってくる。
外見だけよくて、心が冷たい人といても、決して安らげず、心がとげとげしくなるだろうし、人間関係に良い影響を与えるかというとそうでもない。
しかも外見は80代にもなると、しわしわでたいしてみんな変わらなくなるように、永遠でなく一時のものだ。
外見に反比例して、人柄は歳を重ねていくにつれ、その輝きを増していく。
その事実は、歳をある程度重ねないと、本当に見えて来ないものなのかもしれない。
私はまだまだ心が豊かとは言えない。
その人たちのように、優しくなりたい。愛情深くなりたい。強くなりたい。心が豊かになりたい。
やっと40代になって、本気でそう思えた。
死ぬまで私は成長するための努力をしよう。
心が豊かで美しいのは、何よりの財産である。
「若い頃に気づけていたらもっと違ったのに」と少し後悔だが、せめてこれを読まれた若い方は、「そういう考え方もあるのだな」と今は分からなくとも心に留めておいて、人に優しくあってほしいと思う。その方が、歳を重ねてから後悔は少ないし、幸せになれる。
自分の決意のためにこの記事を書いたが、もしはっとする誰かのお役に立てれば幸いである。
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外見より人柄!!「うんうん~」と共感しながら記事を読ませていただきました。40代になると人それぞれ、色々と悟れるのかも・・・。(笑)「心が豊かで美しいのは、何よりの財産である。」青い鳥を探して旅をしたら、実は身近なところにいたと気付く「青い鳥」の童話のようです。本当に素敵な記事をありがとうございました。(^^)v
30絵画インストラクター松本様
28お読みくださり、ありがとうございます!やはり、40代にもなると、過去の失敗から、色々悟ることが出てきますね(笑)本当に大切なことは、青い鳥のように、身近な所や、もしくは自分の中にいるのかもしれません。頷いてくださって、コメントまでありがとうございました!
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