自分は心が冷たいと悩む人に読んでほしいこと
自分は心が冷たいと悩む人に読んでほしいこと
◆はじめに
現在、ロシアのウクライナ侵攻で心を痛めている人は多いと思います。周囲でも「子供たちが泣いている姿を直視できない」や「ウクライナに寄付をおくった」などという声を耳にします。
でも、中には自分事のように思えないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ウクライナの問題だけではなく、普段の生活の中で、人の痛みがイマイチ分からずに、自分は心が冷たいと秘かに悩んでいるかもしれません。
この記事は、そのような方のために書いた記事です。安心してください。あなたは決して心が冷たいわけではありません。ちょっと想像力のコツが分からないだけです。
◆冷静に判断できるのは、当事者ではないからということも大きい
医者は、自分の身内の手術は行わないことが一般的です。それは、自分の身内だと気持ちが入りすぎて、冷静な判断ができなくなる可能性があるからだと言われています。
このことから導き出せることは、「当事者でない、もしくは全く関係のない立場の人は冷静な判断をくだせる」ということでしょう。そのため、自分事のように感じることも価値あることですが、その他の当事者でない人々にしかできない、冷静な判断ができることにも価値があるということです。ですから、当事者でない冷静さを保ちながら(既に心が冷たいと悩んでいらっしゃる方は、この能力はお持ちでしょう)、自分事とは思えないまでも、その辛さの一端なりを感じることができれば、心が冷たいとは自分のことを思わなくなるばかりでなく、冷静な判断を併せ持って、その場を収めることも可能になります。
では、苦しんでいる人の心の痛みを感じるには、どうしたらよいのでしょうか?
◆自分や自分の家族に置き換えて考えてみる
前述した「子供たちが泣いている姿を直視できない」と仰られたのは、やはり子供がいらっしゃる方でした。自分の似た環境にいる人の痛みは、より強く感じるのが人の心理です。
子どもがいない人はどうすればいいの?と疑問を持った方は、ご自分の甥っ子さんや姪っ子っさんなど自分と交流がある大切なお子さんに置きかえてみてください。
自分の大切に思っている子が、爆撃の嵐の中、泣いているのです。どうでしょうか?想像しやすくなったでしょうか?
このように、自分の大切な身近な人に置き換えてみると、ぐんと人の立場に立つことができます。
まず生活も自分の足元からというように、自分の身近な人がそうなったらと考えてみるとよいでしょう。
◆状況が想像できないのなら、ニュースを見て情報を得ると同時に本を読む
親しい人の悲しい話や戦争など誰もが嫌だということに、いまいち共感できない人は、ただ単にその状況を想像できないだけかもしれません。人は完ぺきではありませんし、価値観も違うので、すべてに共感できる必要はありませんが、親しい人や誰が見ても恐ろしいことに共感できない自分は、ちょっと心が冷たいと不安になることありませんか?
ウクライナの戦争をずっと例に挙げてきたので、ここでも続けさせていただきますが、今生きている日本人の多くは、戦争を知りません。ですから、ウクライナで起きていることが身近に感じられないということもあるのでしょうね。ニュースで爆撃の後を見せられても、遠くで起こった風景のように、日常生活に埋もれてしまうことだってあります。
そんな時は、SFでも歴史でもよいので、戦争の本を読みましょう。なるべく知りたい事実に状況が近い本を選ぶことがポイントです。ニュースでは事実が主で、その心情まで深く語られることはあまりないので、人の心の痛みを知りたいのなら、深い状況描写と心理描写のある本を読むことです。そういったドラマでも良いかもしれませんが、ドラマは視聴率を取るために、脚色が加えられることがあり、偏った見方になっていることがたまにあるので、注意が必要です。優れた本を読めば、戦争の悲惨さが分かる可能性が高まり、その状況にいる人の辛さの一端なりが想像しやすくなります。
これは何も戦争だけでなく、離婚や事故など人の痛みを知りたい時に、有効な方法です。
◆終わりに
よほど心が疲弊していない限り、この二つのコツを実践すれば、人の心の痛みが分かるようになり、自分を心が冷たい人などと思わなくなります。
そうそう心が冷たい人などいるはずがありません。自分や大切な人が辛い目に遭って、何も感じない人などほとんどいないからです。もしいるとすれば、その人は自分の心の痛みも分からないほど、心が疲れてしまっているか、痛みを感じられないほど相手がめちゃくちゃ嫌いなのでしょう。そのような状態の時は、ゆっくりお休みになられて、自分の心の回復をはかることです。
要は想像力の問題なので、自分の心が冷たいとどうぞ悩まないでいただきたいと思います。
でも、この記事、果たして需要があるのかしら?大いに疑問です(笑)
失礼いたしました(^^;
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需要あります!身近な人に置き換える想像力や、情報収集って大事だなと思いました。(>_<)
23絵画インストラクター松本様
27需要ありますか!ホッとしました。想像力を発揮するためには「本を読む」は、けっこう昔から言われていたのでお勧めです。コメントをありがとうございました!
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