話を「聴いて」ほしいんだなぁと思った話。
話を「聴いて」ほしいんだなぁと思った話。
先日、友達のAくんから相談を受けました。
彼曰く
「最近、○○ちゃん(奥さん)が
僕の行動にイチイチ文句をいう」
とのこと。
例えば、
- 洗濯物のたたみ方
- 食事の時の咀嚼音
- 帰宅のときの「ただいま」の言い方
etc...
選択物のたたみ方も、咀嚼も、
ただいまの言い方も何も変わって
ないんだけどなぁ…と。
色々と話を聴いたけど、
この時、僕には原因がわかりませんでした。
しかぁーし!!!
僕がA君の家に遊びに行き夕飯をご馳走になった日に、
その原因がわかりました。わかりましたよ。
A君は、奥さんの話を全然聴いていなかったのです。
奥さんがA君に話かけても、
彼はスマホやテレビをみながら「うん」とか
「わかったぁ」とか返事をするだけ。
たまに まともな(まともっぽい)返事をしたかと思えば、
全然的外れなことを言っていたりする。
例えば、
奥さんが明らかに憂鬱そうな顔で、
憂鬱そうなトーンで「明日、暑いんだって~」と言っても、
A君は「あぁ、○○ちゃん暑いの好きだよねぇ♪」とか
非常にトンチンカンな返事をしていたり…
そのやり取りをみてとても
冷や冷やした僕が奥さんに
「明日、何かあるの?」
と聞いたら
「明日仕事でスーツ着て
行かなきゃだから嫌だなぁ…って。」
との答えが返って来ました。
確かに、奥さんは普段
暑いのが好きなのかもしれません。
でも、暑い中スーツで
出勤することは嫌だったのでしょう。
そして、そのことを聴いてほしかったからこそ
「明日暑いんだってぇ~」という言葉が出たんですよね。
でも、A君は奥さんの話を
「聴いて」いないから気付か(け)ない。
「こういうことが たまりにたまっているから、
普段の些細なことにもイライラしてつい
文句を言ってしまうのでは?」
そう思った僕は、A君にLINEを送りました。
(その場で言うと何か問題が
発生するかもしれないのでLINEで)
僕:「もしかして、奥さんが文句言うのって
A君が話聴いてないからじゃない?」
A:「いや、ちゃんと返事してるし、
それにそれとこれとは関係ないっしょ」
僕:「いや、全然返事できてなかったよ」
A:「どういうこと?」
僕:「また今度2人で話そう」
このようなLINEのやり取りがあり、
その日は普通に楽しく過ごしました。
(その後も冷や冷や
したことは何度かあったけど)
で、後日A君とご飯に行ったときに
「ちゃんと奥さんの話聴いてみ?」という
内容のことを伝えました。
(表情や声のトーンを読み取るとか、
まず話を聴くときはテレビやスマホから目を離して、
奥さんの方を向くとか、何を伝えようとしているのかとか)
その数日後、A君の奥さんからLINEが来ました。
「ともぞうくん、Aに何かアドバイスしたでしょ?」
的なLINEだったと思います。
「バレてるww」と思いつつ
「いやー、まぁちょっとアドバイスというか…
なんというか…ゴニョゴニョ」的な返信をしたところ
「ともぞうくんとご飯食べに行って帰って来た日から、
どう考えても様子が変だからw」
「私が話を始めたら一瞬ビクってして、
スマホを急いでテーブルの上置いたりしてw」
「目をカッと開いて私の方を凝視したりw」
「でも、前よりちゃんと話が
できるようになって良かった。ありがとう」
的な返信が立て続けに返ってきました。
A君も頑張ったんでしょうね(笑)
それから更に数日後、A君とまた
「中間報告会」ということで
ご飯を食べに行きました。
すると、「○○ちゃん(奥さん)が
文句を言わなくなった」とのこと。
この体験から僕が思ったこと、、、
というか再確認したことは、
「人は人に話を聴いて欲しいんだな」
ということ。
もちろん、A君と奥さんの問題が
「A君が話を聴かなかったこと」
だけなのかはわかりません。
わかりませんが少なくとも問題の中の
一部だったことは、A君の話からも
奥さんのLINEからもわかります。
だから、人の話を聴くって
とても大事だなと思いました。
そして、もう一つ思ったのが
今回僕はA君のことだから
(自分のことじゃなかったから)俯瞰して問題を
観ることができたけど、自分のことだったら
気付けなかったかもしれないということ。
もっというと、
自分もA君が奥さんに取っていた態度に近いことを
誰かにやってしまっている可能性もあるなということ。
だから、「人の話を聴く」をちゃんと
意識して生きようと、そんな風に
思ったできごとでした。
おしまい。
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