双子がやってくると起こること（その①妊娠編）

「おめでとうございます！
　　　　　　　　双子ちゃんですね♡」

・・・？
・・・・！？
・・・・・！！！？

ふたごぉぉぉ・・・・(;・∀・)

一人っ子の私は
一人っ子の良さ悪さを痛感していた

愛情深く育てられたことには感謝しているが
その分親からの期待も高く
過干渉気味の両親の愛情に
少しうんざりしてしまっていた私
(一人っ子の皆さんがそうだという話ではないですよ(^_^))

私はたぶん過干渉になってしまう
娘には私と同じ思いをさせたくない
私に何かあった時
手を取り合える仲間を・・・

あまり乗り気ではない旦那に頼み込んで自然妊娠しできた赤ちゃんを
初期流産で失って
二カ月たった時だった

まさかの双子・・
先の流産で失った子
おそらく初めから双子の予定だったが
一人がフライングしてしまったんだろう（笑）
そりゃ不安もあったけど
とにかく
無性にうれしかった

でもなぜ我が家に双子・・

よく考えたら私の親戚には双子が二組
深堀したら
父親が小さい時に亡くなった私のおじいちゃんが双子だったという
父も知らない情報から
我が家は双子家系だったことが判明！

それからはそりゃ頭がパニック

年長さんの長女もいるのに
双子ってどうやって育てんの?

おでかけってどうするの？

おっぱいはどうあげればいいの？

そもそも寝れるの？

世に出回る
数少ない多胎児の育児書を読み漁る毎日・・

二卵性であることはわかっていたけど
七ヵ月くらいで
おそらく男女だろうということがわかり
初めての男の子もどうしたらいいものか・・

多胎児妊娠は未熟児での出産の可能性と

出産自体に
より危険が伴うため

検診していた個人病院では出産ができず

ＮＩＣＵ（新生児集中治療室）のある
大きい病院に計画入院する必要があり

特に経産婦の場合は
急に産気づいて急に出産が進む可能性があることがあるため
八か月には入院を勧められるのだが

長女のことを考えると入院に踏み切れず・・
（すでに旦那を信用していないという悲しい現実と一人の体での自由を謳歌したい欲求もあり💦）

八か月の後半には

立派なスイカ以上の妊娠線に覆われた
パンパカパンに膨れ上がったおなかのせいで

足元なんて全く見えなくなっており
すでに妊娠中毒症も重症化しつつある状態で・・

出産予定の総合病院の先生から
「羊水も濁ってきますよ(怒)」
「転んで悲しい思いしたいですか（怒）」
「道路で産む気ですか(怒)」
と怒鳴られる始末💦

そこまで言わなくても…（泣）

出産予定日5/27に対して
4月の後半にしぶしぶ入院を了承することに・・

急ぎ長女の身支度や
実家や旦那や幼稚園への引継ぎ事項をまとめ
玄関に準備してあった入院セットをもってその日のうちに入院

普通分娩を希望していた私は

一日も早く出産して帰りたい
ＧＷは五人で桜を見に行きたい

そんな思いから
子宮口を開くために
先生の許可を取り
暇を見ては（ずっと暇だけど）
病院内を意味なくウォーキングするだけの日々
（お腹のデカさからかなり注目されるわ話かけられるわ（笑））

毎日母親と来てくれる娘と交換日記するのが
唯一の楽しみ

福知山線の脱線事故を病院のベッドで見て衝撃を受けたことは
今でも忘れない

ＧＷを過ぎても
なかなか開かない子宮口

重症化し始めた妊娠中毒症

パンパンにむくんでスリッパすら入りにくくなった象のような足

下がらない血圧

体が悲鳴を上げ始めた

お腹の子供たちは推定で2000ｇ前後
もう少しお腹で育てたいという先生を

持ち前のコミュ力の高さで仲良くなっていた看護師さんたちが説得してくれて

「では明日、朝から陣痛促進剤を打ちましょう」
「緊急帝王切開の準備をしつつ自然分娩でいきましょう」

いよいよ一人の体の自由とサヨナラだけど
ようやく二人に会える
ようやく帰れる―――(*´▽｀*)

ワクワク
ドキドキしながら
大きなお腹を撫でながら
その夜を過ごした
その後起こる大騒動など
想像することもなく・・・



（その②出産編）に続く…


ここまでお読みいただき
ありがとうございました(^^)