#004 あなたを健康にする言葉

「ありがとう」

この一言で人生はうまくいく。

そう、言われています。

きっと子供の頃から、
皆さん知っている言葉ですよね。

でも、大人になるにつれて
素直に「ありがとう」を言えなくなった
という人、多いのではないでしょうか。

感謝の気持ちを伝えるのは
大切だとわかっていても、
言葉にすると照れてしまいますよね。

それに、
「いつでも感謝なんて綺麗事
　ばかり言っていられないよ」
という方もいらっしゃるかもしれません。

でも、「ありがとう」という言葉には、
もっと秘められた力があるんです。

それが今回ご紹介する、
「ありがとう」という言葉で
健康になれる、という話なんです。

１．長生きする人の特徴

誰もが嬉しくなる
「ありがとう」という言葉。

この言葉で
自分自身も長寿になれる。

そんな研究が2000年代から
心理学、脳科学の分野で進んでいます。

ニューヨーク州立大学では、

といわれています。

また、「ありがとう」という言葉を
よく使う人は、人間関係のトラブルが
少ないと言われています。

他人と良好な関係を築くことで
ストレスを感じにくくなり、
健康リスクが減ることで、
長寿の可能性が50％増大する

というデータもあります。

仕事をする上でも最大のストレスは
人間関係のトラブルです。

このストレスを感じにくくなる
「ありがとう」という言葉の力。

とても大きいですよね。

２．「感謝する人」に効果アリ

嬉しいことに、
感謝されて幸せになるのは
相手だけではありません。

感謝する人も幸せになることが、
最新の科学によりわかってきました。

感謝をする人ほど、免疫力や痛みへの耐性が強く、血圧が低い。
ポジティブで生きがいや喜びを感じやすく、幸福感も高い。
親切で寛大、社交的で孤独になりにくい。
　―カリフォルニア大学 ロバート・エモンズ教授（感謝の科学 第一人者）

「ありがとう」という言葉は、
感謝を持つ人の身体、精神、社会性など
様々な面で良い効果をもたらします。

むしろ感謝する人への効果の方が
大きいとも言われています。

３．感謝の習慣を作る方法

とはいえ、ここまで読んできて、
「一体何に感謝すれば？」
と思った方もいるかもしれません。

そこで、ここからは
「感謝する」ことを習慣にする方法を
ご紹介します。

(1) 「日記」をつける
嬉しかったこと、
ありがたかったことを振り返り、
日記をつけてみてください。

短くても構いません。
些細なものでもいいんです。
感謝したことを思い出す習慣を
作ってみてください。

(2) 感謝することを具体的に挙げる
感謝したことを具体的に思い出してみましょう。
今日は○○さんに的確なアドバイスをもらったな、
特にあのアドバイスはすごく嬉しかったな、
と感謝したいことをできるだけ具体的に考えてみてください。

(3) 短期間、好きなことをやめてみる
自分の好きなことを
敢えて数日～1週間やめてみるのも良い方法です。

自分が好きな何かをやめることで、
当たり前のことにありがたみを感じることができます。

私は３年前に事故に会い、右腕を骨折しました。

パソコンを1人で起動すらできない、
字は左手で書かざるを得ない状況になり、
これまでの日常にどれだけ感謝したか分かりません。

何かを擬似的にでもなくした状態を作ると、
色んなことに対して感謝の気持ちを持てるようになります。

実際に経験した私が言うので間違いありません。

４．最後に