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双子がやってくると起こること(その②出産編)

双子がやってくると起こること(その②出産編)


双子っち出産編です
(妊娠編からご覧いただけると経緯がわかりやすいです💦)

5月12日の朝

いつもどおり早朝から検温と体重測定

さて午後から出産かぁ‥
今日は長女早帰りの日だから来たら伝えよう

勝手に解釈しながら育児書を読んでいたところ
胎児の向きの確認のためエコー検査をするとのこと

自然分娩の予定だが
双子の場合
一人でも逆子の子がいると帝王切開となってしまう

何とか二人ともおとなしく下向きを確認し

十時すぎ
一本目の陣痛促進剤の点滴が始まった

一時間くらいで
分娩準備室に移動(もちろん徒歩で)
少しずつ強さを増し
間隔が狭まってくる懐かしい痛み

あ・・実家に「うまれるよー」って連絡忘れてた・・
なんて思いながらまた一時間・・

いよいよ出産に向け分娩室に移動(もちろん徒歩ですよ)

いててぇぇとか言いながら
分娩台に落ち着いたとき

主治医の先生から

「実はご相談が・・・」

・・・ん?今?イテテテ・・

「今、院内には研修医が配属されてまして・・」

・・・ん?たしかにいたねイテテテェェ・・・

「双子の自然分娩なんてなかなか巡り合えない経験なので
 見学させてやりたいのですが・・・」

・・・んん!?え?イテェェェ・・えぇぇぇぇぇ!!?・・・

その時点で
陣痛の間隔はかなり狭くなってきていて
ちょうど痛みが強まった時の相談!

あれはきっと確信犯!
もはやまな板の上のコイな私
この人ならきっと大丈夫だろうって思われてる!

ここはびしっと・・・

悶絶うちながら私の口から絞り出された言葉は・・

頭の上からだったら
いくらでも見ていきなさい!!
(でも足元にはいかないでね♡)

はい おとこまえ!いや おんなまえ(笑)?

かくして
分娩室は
双子出産の実習室へと変わったのです💦

陣痛で苦しむ間
医学的なワードが飛び交い
主任助産師が講義をし始める始末
問題と答えが飛び交う謎の空間
お勉強する研修医と
講義に参加してしゃべり続ける妊婦(笑)

その中で一問だけ
私にもわかる問題が出た

研修医から答えが出ない・・
答えたい!それ私知ってる!答えたい!

〇〇〇!!

ついつい答えてしまった私に
助産師さん
「お母さん!出産に集中して(笑)」

できるかーーーイテテェェーーー(笑)

その直後から痛みの間隔はほぼなく
表現するなら
巨人に雑巾しぼりされてる気分
ひきちぎれるーー(叫)

そして無事出産!

男の子ですよーきれいにしますからねー♡

小さな泣き声とともに
ちらっと見えた可愛いわが子が横を通り過ぎた

はぁーーがんばったーー
はぁーーつかれたぁーーー(*´Д`)

陣痛の痛みはすっかりなくなり
研修医さんたちも安堵の表情
安心から
眠気が襲ってきた…瞬間

「お母さん!もう一人いるよ!」

はっ(;゚Д゚)

瞬間的に我に返った

即座に陣痛促進剤の注射
打たれてすぐ間隔のないMAXの痛み

17分後には2人目を出産!

ようやく本当の安堵

研修医の皆さんもお祝いとお礼をいいながら退室

陣痛促進剤の力もあり
5時間ちょいのスピーディー出産

その後きれいにしてもらった二人と対面

かわいい!とにかくかわいい!!しかもふたり!!

幼稚園が終わって駆け付けた長女も
おっかなびっくりで対面
かなり理解に苦しんでる様子(笑)

こうして無事生まれた
兄2462gと妹2422gの双子っち
ずいぶんしっかり育っていた(笑)

一応2500g以下の場合は保育器に入る決まりがあり
おちび達は
検査もあって新生児室へ・・

そして怒涛の出産を終えた私は
ふらっふらの状態で手すりを頼りに
娘の手を引き
自室へ戻った(まさかの徒歩で泣)

体を休めることもそこそこに
助産師さんから今後の予定の説明を受けながら
それぞれに初めての母乳(片乳ずつ💦)
子供らも元気
多分すぐ2500g超えてくるだろう
母体の口も達者(笑)
このまま何もなければ
一週間くらいで退院できるだろうとのこと

母乳だけでは足りないことがはなから想像できたので
搾乳しながらミルクも併用することを確認し
その後はゆっくり休ませてもらったが・・

夜中から早速双子育児が始まった

経産婦ということで
細かい母子指導は省略されたものの
何せ双子・・・
平等に同じ時間接するにはなかなか骨が折れる💦

そして
長女の出産の経験から
母体にかかっていた負担の大きさを痛感していた

なんかおかしい・・・

なんかわかんないけど・・・

それでも新生児室で
並んですやすや眠っている足裏に

ころりん第一子
ころりん第二子

とマジックで書かれたまだ名もない双子っちを
ガラス越しに覗くだけで

自然と笑みがこぼれた

一週間で帰る予定が
それから一カ月半も入院することになるなんて
想像することもなく・・・

その③入院育児編に続く・・・

ここまでお読みいただき
ありがとうございました

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大型トラック運転手(交通安全協会主催の競技会で優勝経験あり)を含む多様な職種を経験/DIY熟女/福祉住環境コーディネーター2級/子供たちと愛犬とふるさと秋田をこよなく愛するおひとり様

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