【第5話】家から出られなくなる~母ちゃんはキュウリが切れない~
【第5話】家から出られなくなる~母ちゃんはキュウリが切れない~
パートを辞め、年度末まで何とか勤めてホッとしたのか、4月の始めに母ちゃんは風邪をひいた。微熱が少し出る程度の軽い風邪だった。
そんな時、ケータイでアレコレと自分の症状に照らし合わせ検索するうちに、自分の飲んでいる薬によって耐性が出来たり依存してしまう危険がある事を知った母ちゃん。勝手に薬のデメリットにだけ目をむけて「それなら怖いから辞めてしまおう!」と、
その情報だけで薬を辞め、病院受診も辞めてしまったのです。
結果、当然ですが良くなっていくはずも無く…。また眠れない生活に逆戻り。
そして、沢山の苦しい症状は続く中で原因が分からぬまま月日は過ぎていき…。
とうとう母ちゃんは鬱になってしまうのです。
今回はここまでとなります(*^▽^*)
お付き合い頂きありがとうございました。
次回は『母ちゃん鬱になる』をお届けします。
しばらく苦しい症状が続きますが、もがきながらも前向きに変わっていく母ちゃんを見て頂けたら嬉しいです♪
~第6話へつづく~
時を同じくして、世界中はコロナのニュース一色だった。
母ちゃんも「まさか自分はコロナにかかったんじゃ?」と不安になった。
そしてこの時、母ちゃんは既にいつもの母ちゃんとは違っていた。
もともと心配性な私だが、頭は不安でいっぱいになり、寝ても覚めても「自分はコロナかもしれない」という思いを拭い去る事が出来ないのだ。
朝から晩までケータイのニュースを開いては、コロナ関連の記事に目を通す。実際に罹った人の体験談や感染者数・海外の死者数・芸能人の訃報…。
心は揺れに揺れた。
そんなある晩、夜寝かけたその時、
ドックン!!
と心臓が激しく鼓動してベッドで胸を抑えた。
そして、それは寝入ろうとする度に起きた。
「心臓が止まってしまう!!」
大袈裟に思えるかもしれないが、本気でそう思った。
結局一睡も出来ないまま朝を迎えた母ちゃんは、ヒョロ長父ちゃんの運転で総合病院へ連れて行ってもらった。
この時、コロナの影響で受診にも躊躇いがあったが、頭の中は「このままだと心臓が止まってしまう!」と不安ばかりが大きくなった。ところが、心電図を取ってもらったが異常なし。
そして翌日の夜もその翌日も同じように大きな鼓動で一睡も出来ず…。
母ちゃんは結局三日三晩一睡も出来ずに夜を明かしたのだ。
こうなってくると、風邪症状や動悸どうこうではなく、眠れなくて本当に本当に苦しい。
とにかく夜がくるのが怖かった。
藁にもすがる思いでケータイでアレコレ調べ、
とりあえず睡眠障害である事には間違いないので
「心療内科に罹った方が良いんじゃ?」
という考えに辿り着く。
しかしこの時、既に母ちゃんはたくさんの不安症状が重なって家から出られなくなっていたのだ。
自分に起きている症状の原因が分からない不安
自分がコロナなんじゃないか?という不安
病院でコロナに感染するんじゃないか?という不安
外出先で突然心臓がドキドキしたら…という不安
とにかく不安症状が強くてスーパーにさえ行けなくなっていた。
そこで思いついたのがオンライン診療。
コロナの影響で心療内科でもオンラインで受診出来る病院が増え、自宅にいながらでも受診出来るという事を知った母ちゃん。ネットでの情報をもとに近くの病院に手あたり次第電話をかける。
が!しかーし!!
いくつ病院に電話しても
予約でいっぱいだったり、
新患は受け付けていなかったり、
3ヶ月待ちだったり、
直ぐに診てくれる病院は見つからず…。
今がどうしようもなく辛い人は一体どうしたら良いの…。
と途方にくれるばかりだった。
そして、自分と同じように苦しんでいる人がたくさん居る事を知った。
結局「オンラインで診てもらえるなら近くの病院じゃなくても良いか」と、遠方の病院で直ぐにオンライン受診可能な病院に巡り合う事が出来た。
始めてのオンライン診療。
そこでくだされた診断は『全般性不安障害』。
不安時の頓服と寝れないので睡眠導入の薬が処方された。
それ以降、睡眠導入の薬のおかげでスッと寝れるようになった!!
ただ、副作用で日中も起きているのが大変なくらい眠い( ;∀;)
※個人差があると思います。
そして、頓服で薬を飲む時は不安感が少し安らぐものの、頓服が切れるとすぐにまた不安になってしまう。
それ以降、頓服は飲んでいるものの母ちゃんには色々な症状が出るようになる。その時期に母ちゃんが苦しかった症状は、
朝から晩までケータイのニュースを開いては、コロナ関連の記事に目を通す。実際に罹った人の体験談や感染者数・海外の死者数・芸能人の訃報…。
心は揺れに揺れた。
そんなある晩、夜寝かけたその時、
ドックン!!
と心臓が激しく鼓動してベッドで胸を抑えた。
そして、それは寝入ろうとする度に起きた。
「心臓が止まってしまう!!」
大袈裟に思えるかもしれないが、本気でそう思った。
結局一睡も出来ないまま朝を迎えた母ちゃんは、ヒョロ長父ちゃんの運転で総合病院へ連れて行ってもらった。
この時、コロナの影響で受診にも躊躇いがあったが、頭の中は「このままだと心臓が止まってしまう!」と不安ばかりが大きくなった。ところが、心電図を取ってもらったが異常なし。
そして翌日の夜もその翌日も同じように大きな鼓動で一睡も出来ず…。
母ちゃんは結局三日三晩一睡も出来ずに夜を明かしたのだ。
こうなってくると、風邪症状や動悸どうこうではなく、眠れなくて本当に本当に苦しい。
とにかく夜がくるのが怖かった。
藁にもすがる思いでケータイでアレコレ調べ、
とりあえず睡眠障害である事には間違いないので
「心療内科に罹った方が良いんじゃ?」
という考えに辿り着く。
しかしこの時、既に母ちゃんはたくさんの不安症状が重なって家から出られなくなっていたのだ。
自分に起きている症状の原因が分からない不安
自分がコロナなんじゃないか?という不安
病院でコロナに感染するんじゃないか?という不安
外出先で突然心臓がドキドキしたら…という不安
とにかく不安症状が強くてスーパーにさえ行けなくなっていた。
そこで思いついたのがオンライン診療。
コロナの影響で心療内科でもオンラインで受診出来る病院が増え、自宅にいながらでも受診出来るという事を知った母ちゃん。ネットでの情報をもとに近くの病院に手あたり次第電話をかける。
が!しかーし!!
いくつ病院に電話しても
予約でいっぱいだったり、
新患は受け付けていなかったり、
3ヶ月待ちだったり、
直ぐに診てくれる病院は見つからず…。
今がどうしようもなく辛い人は一体どうしたら良いの…。
と途方にくれるばかりだった。
そして、自分と同じように苦しんでいる人がたくさん居る事を知った。
結局「オンラインで診てもらえるなら近くの病院じゃなくても良いか」と、遠方の病院で直ぐにオンライン受診可能な病院に巡り合う事が出来た。
始めてのオンライン診療。
そこでくだされた診断は『全般性不安障害』。
不安時の頓服と寝れないので睡眠導入の薬が処方された。
それ以降、睡眠導入の薬のおかげでスッと寝れるようになった!!
ただ、副作用で日中も起きているのが大変なくらい眠い( ;∀;)
※個人差があると思います。
そして、頓服で薬を飲む時は不安感が少し安らぐものの、頓服が切れるとすぐにまた不安になってしまう。
それ以降、頓服は飲んでいるものの母ちゃんには色々な症状が出るようになる。その時期に母ちゃんが苦しかった症状は、
- 喉に物が詰まったような感覚
- 胸が苦しい
- 目がグルグル回ったりフワフワする
- 手足がビリビリしびれる
- 動悸がする
- 不安症状が強い
- 自分は悪い病気なんじゃないかと思いこむ
- 死への強い恐怖
症状出過ぎ( ;∀;)今見てみても、しっかりとパニック特有の症状。
そしてそして、この時母ちゃんは犯してはいけない過ちを起こします。それは、独断で薬を辞めオンライン受診も辞めてしまったのです。
そんな時、ケータイでアレコレと自分の症状に照らし合わせ検索するうちに、自分の飲んでいる薬によって耐性が出来たり依存してしまう危険がある事を知った母ちゃん。勝手に薬のデメリットにだけ目をむけて「それなら怖いから辞めてしまおう!」と、
その情報だけで薬を辞め、病院受診も辞めてしまったのです。
結果、当然ですが良くなっていくはずも無く…。また眠れない生活に逆戻り。
そして、沢山の苦しい症状は続く中で原因が分からぬまま月日は過ぎていき…。
とうとう母ちゃんは鬱になってしまうのです。
今回はここまでとなります(*^▽^*)
お付き合い頂きありがとうございました。
次回は『母ちゃん鬱になる』をお届けします。
しばらく苦しい症状が続きますが、もがきながらも前向きに変わっていく母ちゃんを見て頂けたら嬉しいです♪
~第6話へつづく~
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