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#008 無意識な日本語の使い方

#008 無意識な日本語の使い方


私たちが普段使っている日本語。

海外の方からは、
読むのも書くのも難しいと言われます。

そして、それ以上に
自然に話すことが難しいと言われます。

流暢に日本語を話している方でも、
どこか違和感があること、ありませんか。

もしかしたらそれは、
今回の話に繋がるかもしれません。

今回の話は、
音声配信をされている方、
これからしてみたいと考えている方の
お役に立てる話かもしれません。

1.母音の無声化

母音の無声化とは、

本来有声音である母音の
声帯振動がなくなって
母音が聞こえにくくなることを指します。

母音の中でも
「い」と「う」
無声化が起こります。

例えば、
「ひかり」の「ひ(hi)」は
無声音で発音しています。

これは、日本語の大きな特徴で、
美しく日本語を話すためには
無声化を使いこなす必要があります。

海外の方が日本語を
自然に話せない
理由は、
この無声化が難しいからだ
とも言われています。

私たち日本人も無意識のうちに
使っており、意識をして使うのは
難しいと思われます。

特に、日本でも関西方面の地域では
無声化が適用されていない地域が
多くあるので、私も母音の無声化が、
うまくできていません。

普段話す分には
気にする必要はありませんが、
標準語を話す時は
この無声化が必ず使われます。

ですので、
声優をめざす人は勉強と修得が必要だと
言われています。

2.有声と無声の違い

「無声」があればもちろん、
「有声」もあります。

この2つの違いは、

✓ 有声:しっかり発声する
✓ 無声:息を吹くように発声する

という、音の出し方です。

先ほどは
「ひかり」を例に出しましたが、他にも

✓ つくえ →「つ」が無声
✓ くすり →「す」が無声

のように、普段使っている言葉の中から
たくさん見つけることができます。

実際に声に出してみるとわかりますが、
有声化で読むと、少し

✓ 子供っぽい
✓ ぎこちない
✓ 言いにくい

言葉があります。

このような言葉があれば、
無声化で発声すると
綺麗に言いやすくなるので、
一度お試しくださいね。

丁寧に話そうとしたり、
意図的にやってみようとなると
無声で発声できなくなってしまうので、

自然に話すことを
意識してみてもいいかもしれません。

※他にも、言葉と言葉が組み合わさると
「無声化」に変わる言葉もあります。

例えば、
「観客」は、無声化しないのに、
「観客席」は、「く」が無声になります。

覚える必要はありませんが、
知っていると、日本語は奥深さを
話し方からも感じ取れますね。

3.まとめ

いかがですか。

今回は、日本語の話し方、
母音の無声化についてお伝えしました。

普段、誰かと話をするときには
特段気にすることではありません。

ただ、誰かの話し方を聞いたときに
「この人みたいな話したい」とか、

自分が話をするときに、
「聞きやすい話し方がしたい」
思ったことがある方は、

知っておいてもいい話かと思い、
今回ご紹介することにしました。

今回の話で、気になった人は、
相手の話し方に耳を傾けてみましょう。

普段使う言葉、一つひとつの
響きが変わって聴こえるかもしれません。

今回はこれで終わりにします。
ではまた。


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自分を磨いて職場で輝ける方法を発信|新しい働き方の提案や採用面接・研修講師を担当|面接実績3000人以上|対人印象・考える力・伝える力を伸ばしたい方向け|フォローすると、自分磨きの方法と、円滑な仕事の進め方が分かります

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