たばこの3大有害物質について
たばこの3大有害物質について
たばこの3大有害物質について
たばこの煙には約4,000種類以上の化学物質が含まれており、そのうち約200種類以上が毒物、約60種類は発がん性物質といわれています。その中でも「三大有害成分」と言われているのが、ニコチン、タール、一酸化炭素です。
①ニコチン
ニコチンは、三大有害成分のうち、血圧に最も影響します。そして、主な有害性は『依存性』です。この依存性が進むことで喫煙する頻度が高くなってしまったり、吸う本数が増えることでより多くの有害物質を体に取り入れることとなります。
たばこを吸うと、ニコチンが交感神経系を刺激するために、血圧が上がり、脈拍が増えます。たばこを1本吸うと、最高血圧・最低血圧ともに約10mmHg前後上昇し、血圧上昇は15分以上続くと言われています。1日に20本たばこを吸う人は、この血圧変動が20回繰り返されています。一時的に血圧が上がるだけでなく、血管にそれだけの負荷がかかり続けると、血液の流れを悪くし、血液が凝固しやすくなり、動脈硬化の原因になります。そうでなくても私達の体は、加齢と共に動脈硬化が進んでいます。
②タール
タールとは、タバコ葉を燃やした際に発生する一酸化炭素やその他ガス状成分を除いたタバコの煙の粒子部分の総称で、有害物質や発がん性のある物質が数多く含まれています。
紙巻きタバコ一本あたりのタールは微量ですが、喫煙歴が長ければ長いほど体内に蓄積され肺が黒くなっていくのが特徴です。
③一酸化炭素
一酸化炭素は、タバコ葉が燃焼する際に発生する車の排ガスなどにも含まれるような毒性の強い気体です。
この物質は血液中に酸素を運ぶ能力を低下させてしまうため、心臓疾患のリスクを高める恐れがあると言われており、紙巻きタバコの煙に3%前後含まれています。
低ニコチンや低タールのたばこもありますが、無意識に深く吸い込んだり、吸う本数が増えがちです。また、たばこの本数を減らしても、吸収する有害物質の量はそれほど減らないことがわかっています。
年齢や喫煙年数に関係なく、禁煙をしたときから、病気になるリスクはどんどん下がります。
ニコチンの依存性のために、禁煙は簡単ではありません。禁煙を決意したならば、禁煙外来などへの相談をお勧めします。
健康寿命を延ばすためには、日々の意識や行動が大切です😊
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