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「ロカボ」を知っていますか? 糖質制限のお話

「ロカボ」を知っていますか? 糖質制限のお話


 健康や、ダイエットで、糖質制限を考える人は多くいるのではないでしょうか?

過度な糖質制限は、継続できないばかりか、その人の食事の楽しみを奪ってしまうことになります。

一般社団法人 食・楽・健康協会により、ロカボが提唱され、
今では、スーパーなどで「ロカボマークがついている商品を多く見かけるようになりました。


この記事では、

  • 糖質制限の考え方の一つ、「ロカボ」とは何か?
  • 「ロカボ」で期待される効果は?
  • 「ロカボ」で気をつけるべきことは?

    について、まとめました。

皆様のご参考になればと思います😊


1.「ロカボ」とは何か?

「ロカボ」とは、糖質の摂取をゼロにしない「ゆるやかな糖質コントロール」で、
1食あたりの糖質量を2040gとし、それとは別に嗜好品から110gまでを摂取
このようにして1130g以内に糖質を抑えて食べる食事法のことです。

極端な糖質抜きではなく、

おいしく楽しく適正糖質を取ることを目的としています。

 

糖質とは、三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)のうち炭水化物の一部です。

 

炭水化物は、人が消化吸収できる「糖質」と消化できない「食物繊維」の二つからできています。

ロカボでいう糖質とは、

人が消化吸収できる「糖質」(1g=4kcalのエネルギーを持つ糖質量)のことをさします。

 

 1-1.やってしまいがちな高血糖食

忙しくて、ささっと食べられる昼食にやってしまいがちな

おにぎりと野菜ジュースのセット🍙

カロリーは抑えられて、野菜も摂れているとちょっと安心感で

私もやっていました😮💦


これは、実は立派な高血糖メニューです!!

おにぎり2個と野菜ジュースだけで、糖質は100gくらいになってしまいます📝

 

1-2.考え方の転換

今までのカロリー制限では、「どれを食べてもいい、でも全部減らしなさい」という考え方でした。

しかし、ロカボでは「どれを食べてもいい、でも工夫をしなさい」と考えます。

 

図:https://locabo.net/about/ より引用

 

1-3.ロカボのポイント

①炭水化物の糖質を抑える
②おかずはたっぷり。肉や魚はどんどん食べる。

先ほどの、おにぎり2個と野菜ジュースをロカボの考え方を使って改善する例としては、

次のようになります。

 

  • おにぎり1個:※約30g
  • ツナと玉子のサラダ(1パック)
  • ハンバーグ:                       ※糖質量で表示

おにぎり2個を1個にする代わりに、野菜やタンパク質を取り入れることで、
満足感を得られるだけでなく糖質制限にもなります😊


2.ロカボで期待される効果

2-1.血糖値の改善

糖質は、血糖値を上げる原因になっています。

適正な糖質摂取を心がけることで、血糖上昇を抑えることができます。

食後血糖値が急激に上がらないようにすることで、生活習慣病の予防にもなります。

 

2-2.体重・脂質異常症(高脂血症)の改善

血糖値の上昇が少なくなるため、インスリン(血液中の糖質を細胞に取り込む命令を出すホルモン)の分泌量は減ります。

その結果、消費されずに余ったぶどう糖が脂肪に変わりにくくなるので、太りにくくなることが期待できます。

 

2-3.血圧の改善

血糖値が高い状態は、「血液がドロドロしている」とイメージすると分かりやすいです。

体は、血液がドロドロしている状態になると、血液をサラサラにしようと、血液中の水分を多くしようと体が働きかけます。

その結果、血液量が増え、血圧があがってしまうことになります。

血糖値の上昇を抑えることは、この逆の働きの為、血圧の改善も期待できます。

 

 3.摂取量の目安の参考

3-1.1日の必要カロリーの目安

1日の必要カロリー(kcal)=体重(kg)×30

もっと厳密に計算する方法がありますが、日常で使える簡単なものです。

3-2.糖質40gの目安

ご飯 110g⇒ 茶碗1杯(150g)よりの約3分2

食パン80g⇒ 5枚切り1枚

中華麺 140g⇒ 1玉(120g)より少し多め

そば150g⇒ 1玉(100g)の1.5倍

うどん 185g⇒ 1玉(200g)より少し少なめ

どの炭水化物でも通常量を食べると、1食の上限の40gを超えてしまうことが分かりますね🍚

 

4.ロカボで気をつけるべきこと

 気をつけるべきことは、単純に糖質カットのために炭水化物を減らすために

今の食事から「抜くだけ」というのは絶対に駄目ということです。

糖質を制限する分、エネルギー源が減るので、

脂質やたんぱく質など、他の栄養素で、エネルギーを補う必要があります。


<糖質が低い主な食材>

タンパク質
・肉類、魚介類、卵、大豆製品、乳製品(無糖)

ビタミン・ミネラル・食物繊維
・野菜類(主に葉菜類)
・海藻類、きのこ類、こんにゃく

脂肪・ビタミン・ミネラル
・ナッツ類

 


 

無理せず楽しく続けられる、

結果を出すには、何事も継続が必要です。

色々な考え方の良いところを自分に取り入れ、健康な日々を送りたいですね😊

 


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元病院薬剤師で、セルフメディケーションを拡めるために独立しました💡
最大の資産である「健康」、健康寿命を伸ばすために知っておきたいことなどを「しなもんの養生ノート」というブログで発信しています🌟
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