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#014 人が「焦る」心理と解消法

#014 人が「焦る」心理と解消法


あれもやりたい…
これもやりたい…

待ちに待った休日。
 
やりたいことがたくさんある方も
多いでしょう。
 
しかし、やりたいことがありすぎると
頭の中がいっぱいになってしまい
かえって焦ってしまうこと、ありませんか。
 
私はよくこんな状態になるので、
「焦っているな」と感じると

あること

を意識するようにしています。
 
今回は、「なぜ人は焦ってしまうのか」
「心を落ち着かせる方法」についてお伝えします。
 

1.なぜ人は焦るのか

 
焦り、という言葉は

期待した結果が得られない時、
その事を早く実現させたくて
普段の落ち着きを失うこと

と「新明解国語辞典」に載っています。

この言葉のポイントは
「早く実現させたくて」という部分です。
 
焦りは「時間がない」という感覚を
強く伴う感情です。
 
本当は、目の前のことに注力するだけでよくても、
焦ることで心理的な圧力を感じ、
かえって余計なことを考えるようになってしまいます。

そのため、
脳がそれ以外のことに使われてしまい、
パフォーマンスが落ちてしまいます。
 
例えば、
 
✓ やるべきことに追われている
✓ 理想と現実にギャップがある
✓ 不安を煽る情報に触れている

やるべきことがたくさんあると、
その分他のことを考えてしまいますし、

不安を感じると、何か1つのことに
集中しづらいですよね。

誰かの不安や恐れを煽る情報に触れてると、
特に気持ちがマイナスの方に引っ張らます。
 

2.焦るとどうなる?

 
実際に焦るとどうなるのかというと、
 
✓ 何も手に付かなくなる
✓ さらに心の余裕がなくなる
✓ 一発大逆転の方法に飛びつきたくなる

このような状態になります。
 

(1) 何も手に付かなくなる

焦燥感に駆られると、
「何とかしなくちゃ」とは思うものの、
かえって何も手に付かなくなります。
 
頭の中がそのことでいっぱいになり、
目の前のことに集中することが難しくなります。
 

(2) さらに心の余裕が無くなる

もともと時間に追われているのに、
「何も手に付かなくなる」状態を
イメージしてみてください。
 
…さらに焦ると思いませんか。
 
心のゆとりがなくなっていきますので、
いつもは流せることにもイライラしてしまいます。
 
また、自分へのダメ出しがひどくなり、
藁にもすがる思いで、何か別のものに
助けを求めたくなります。
 

(3) 一発大逆転の方法に飛びつきたくなる

早く何とかしたいと思い、
今の自分の状況が一気に
解決する方法を求めます。
 
実際にはそんな魔法のような方法はなく、
地道に取り組むしかないと分かっていても。
 
例えば、
 
✓ 自分自身をもっと責めてしまう
✓ セールスにひっかかる
 
という状態になる可能性が上がります。
 

3.焦りやすい人の特徴3選

 
どんな人でも焦ることはあります。
 
しかし、焦りやすい人、
そうでもない人がいるのも事実です。
 
今回は、特に焦りやすい人についてお伝えするので、
あなたが当てはまっていないか、確認してみてください。
 
✓ 見通しが甘い人
✓ こだわりが強い人
✓ 自分を過小評価する人
 

(1) 見通しが甘い人

人は「想定外」に直面すると焦ります。
 
そのため、

「想定外」が多い人は焦りやすい

と言い換えることができます。
 
準備不足になりがち。
楽観的に考え過ぎ。

こんな見通しが甘い人は焦ることが多いです。

(2) こだわりが強い人

自分のこだわりを持つことは、
悪いことではありません。
 
しかし、こだわりすぎると、

「何としてもこうしなければ」
「こうでないといけない」

といった考えに陥りやすく、
視野も狭くなりがちです。
 
更に、上手くいかないと

「〇〇ができなかった、どうしよう」
「こんなはずでは…」

と、状況や現実に対処できず、
焦ってしまいます。

(3) 自分を過小評価している人

自分を過小評価する人は、
何かトラブルが起こった時に

「自分なんかで解決できるだろうか」
「自分がダメだから、トラブルが起こったのかも」

とネガティブな気持ちになりやすいです。
 
焦るだけでなく、落ち込みやすので、
さらにネガティブな気持ちが大きくなります。
 

いかがでしょう。
当てはまった項目はありますか。
 

4.焦ることが少なくなる方法

 
焦る状況を0にするのは難しいです。
 
しかし、焦る時間を短くしたり、
回数を減らすことはできます。
 
例えば、考え方や行動を変えてみるだけでも
焦る機会は減るかもしれません。
 
【考え方】
✓ 完璧を目指さない
✓ 先のことを考えすぎない
 
【行動】
✓ 状況を整理する
✓ 不安を煽る情報は見ない
✓ あえて何もしない時間を作る
✓ 1年前の自分と比べる

最初から高すぎる目標やゴールを
設定するのは避けましょう。

完璧を目指したい人は
目標をいくつか立てておくと、
目の前の目標に集中できるようになります。
 
本来は先のことを見越して
準備をすることが大切ですが、
焦る時は、先を考えすぎない方が
かえって効率が上がります。
 
まずは今の状況を整理し、
今に集中する時間をとる意識をしてみてくださいね。
 
何か不安に感じているならば、
何に不安を感じているのかを
具体的に紙に書き出してみましょう。

そして、今から行動できることを
3つ程度書き出してみてください。
 
やるべきことが見えると
心が落ち着きますよ。
 
その他にも様々な方法がありますが、
あなたにあった方法を見つけるまでは
色んな方法で試してみてくださいね。
 

5.まとめ

 
いかがですか。
 
焦らない人間なんていません。
 
焦っても良くないと分かっていても、
「早く何とかしなくちゃ」と思ってしまいますよね。
 
でも焦りをうまくコントロールすることはできます。
 
例えば、不安の正体が分かれば、
心は自然と落ち着きを取り戻します。
 
一旦他の好きなことをやって気持ちを落ち着けたり、
紙に書き出して心の中を整理したりしてみましょう。
 
案外、
「やらないといけないこと」は少なくて、
「やりたいこと」がたくさん見つかるかもしれませんよ。
 
「やらないと」と「やりたい」

は似ているようで全く別物。
 
楽しく取り組むためにも、
あなたの「やりたいこと」を
少しずつやっていきましょう。
 
今回は、これで終わりにします。
ではまた。

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自分を磨いて職場で輝ける方法を発信|新しい働き方の提案や採用面接・研修講師を担当|面接実績3000人以上|対人印象・考える力・伝える力を伸ばしたい方向け|フォローすると、自分磨きの方法と、円滑な仕事の進め方が分かります

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