
#60【葛飾北斎】諸国名橋奇覧「摂洲阿治川口天保山」
#60【葛飾北斎】諸国名橋奇覧「摂洲阿治川口天保山」
2022/05/22 12:48 |
570 文字
皆様こんにちは!
絵画インストラクター松本です。
葛飾北斎の「諸国名橋奇覧」
(しょこくめいきょうきらん)
は全11図。
今回は「摂洲阿治川口天保山」の解説です!
「摂洲阿治川口天保山」
「摂洲阿治川口天保山」
(せっしゅうあじかわぐちてんぽうざん)

奥は大阪湾です。
大阪湾を一望できるうえ、
松と桜が美しく、
天保山は観光客でとても賑わっています!
舟遊びとは粋ですね!(^^♪
天保山
天保山は人工的に作られた山です。
安治川の浚渫工事によってできました。
浚渫工事(しゅんせつこうじ)・・・
河川などの底面の土砂を取り去る工事。
船舶が通る道を確保する。
最初は目印山、目標山(めじるしやま)と
呼ばれていました。
人工の山にかけられた橋

橋をわたりながら
桜が楽しめました。
橋の名前は調べてもわからなかったのですが、
(申し訳ありません)
天保山にある橋の風景ということで
「諸国名橋奇覧」
(しょこくめいきょうきらん)に
加えられたのだと思います。
現代の天保山一帯は公園となっています。
(天保山公園)
標高は4.53mで日本一低い山でした。
(2014年~日和山が一番低い山です。)
現在は日本で2番目に低い天保山です。

北斎の構図
三角形構図
大きな三角形構図がみてとれます。
安定感を与え、
広大な景色にむいている構図を使っています。

読んでいただきありがとうございました。
それではまた次回!
(^^♪
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天保山のような低い山は安心感があって好きです(^^)桜色が淡くて美しく、橋もこじんまりしていて、なんとなくほっとする絵でした!
32今まで紹介した橋は岩山にかかっていたり大きな橋でした。なので天保山の橋は小さいながら花見もできてホッとできる絵になっていて、紹介する私もほんわかしました。^^♪コメントありがとうございます!
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