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思考法トレーニングと、俯瞰を極めることについて

思考法トレーニングと、俯瞰を極めることについて


さて今日は、僕のやっている思考トレーニングについて書いていこうかな。




「どんな思考トレーニングをやっているかを知りたい」というリクエストが届いたから、
それに答えていくね。




「最近効果があるなぁ」と実感しているものがあるので、ちょうどよかった。

それは『俯瞰法』というトレーニング。まぁこれは僕が勝手に名付けたもので、
こういう名前のトレーニング方法があるかどうかは分からない。




『俯瞰法』はその名の通り、広く全体を見渡して構造やさまざまな要素を捉えていくというもの。
そもそも、なぜこのトレーニングが必要なのか?




僕たちは何かのコンテンツから学ぶ時、内容に注目して学んでいくと思う。
そりゃあ当然、そのコンテンツに書かれていることが知りたくて消費するわけやから、
内容にフォーカスするのは当たり前のこと。



ただ中身だけを見ていると、発信者側の視点(仕掛ける側の視点)が見えないし、
全体としてコンテンツがどういう要素で成り立っているかを掴めない。


ただ消費するだけならそれは問題ないけど、
僕たちは日々何かを発見してそれを消費者に向けて発信していく必要があるんよね。
そう考えた時に一点しか見ていないと、視野が狭くなって繋がりや構造に気づけないので、
ありふれたアウトプットや言語化になってしまう。




見えているものをそのまま受け取って、それを言語化するだけなら誰にでもできるから。
そうなると別に自分の元へわざわざ来て、コンテンツを消費してくれる理由ができないわけ。
そうなるのを防ぐために全体を俯瞰し、
他の人が見えてない高度な繋がりや戦略、構造を見抜いていく必要がある。




そのトレーニングにうってつけなのが、今回の主役である『俯瞰法』。

俯瞰法は以下2つの使い方がある。



①流行っているコンテンツなどを見て、どういう構造になっているかを観察する

②有料コンテンツや無料プレゼントを見て、
「どういった誘導をしているか」
「コンテンツの組み立て方はどうなっているのか」


など内容以外の部分に注目する




それぞれ順番に見ていこう。

まず、1つ目から。1つ目はトレンドになっているものを観察し、
「なぜそれが流行っているのか?」を自分なりに言語化するというもの。
物自体が流行っていることは知っていても、その理由まではそこまで深く考えないと思う。




だからこそ、僕は価値があると思っているんやけど。

流行っている=すでに注目されているということやから、
コンテンツを出した時に消費されやすい。
みんな興味はあるけど、そこまで深く言語化できないから、
そういう部分を僕たちが担ってあげれば価値となる。



・どんな要素が大きな要因となっているのか
・面白さはどういう部分か
・出てくるキャラクターがどのような役割を担っているのか
・世間が特に注目しているのはどこか


などの、あまり多くの人が気にしないであろうポイントを観察していく。
この時別に絶対的な正解はないから、気にせずにアイディアを出していく方がいいね。
あくまでも、自分で1つの答えを導いたということが大事やから。




例えば、「鬼滅の刃が流行った理由」みたいな記事を読んだりしていても、
みんな焦点を当てている部分が違うから全然違う結論が出てくるわけ。
キャラクター、ストーリー、設定、伏線、時代との関連性・・・


という感じに、無数の考察をすることができるわけね。

でも、それらが競合することはなく、全てが1つの面白いコンテンツとして成立している。



多少強引な繋ぎ方をしても、ライティングの能力が高ければ相手に伝わるので、
自分だけの物語を作る練習としてやってみるといいかも。




この時、繋がりが予想できないものであればあるほど、読み手に与えるインパクトは大きくなる。

というのも、普通に消費しているだけじゃ突拍子な繋がりは見えてこないから。
俯瞰することによって出てきたものを相手に提供し、
新たなステージへと招待するわけ。
この積み重ねでコンテンツへの興味を高まり、僕たちは追われる発信者へなっていく。




僕が相席食堂の考察をした時も、
『相席食堂✖︎コンテンツ作成』
という普通なら考えもつかない繋げ方をしたから、そこそこPV数を稼ぐことができた。



あれは、

「千鳥とロケをしている人と視聴者が、どういう位置関係にあるのか」

というポイントを見ていたら浮かんできたことを言語化した。

あの時僕が、「やっぱり相席食堂は面白いな〜。」だけで終わらせていれば、
コンテンツにはなり得なかった。なぜなら俯瞰ができていないからね。
「内容が面白い!」というだけやと全体が見えなくて、
見えている部分に自分の脳内が支配され、
見えてない部分のことを考える余地がなくなってしまう。




次に2つ目について。
2つ目も似ているけど、有料コンテンツや無料プレゼントの構造や組み立て方、
どうやって無料→有料へと移行させているのかという部分に注目し、俯瞰するというやり方。

これも、あまり多くの人がやっていることじゃないと思う。

中身を知りたくてコンテンツを買う人がほとんどやろうし。
確かに内容を見て学ぶのは重要やけど、
最近僕はそこ以外の部分から学びを得ることにも重きを置いている。




Brainなどで売られている格安コンテンツをいくつか買い、
コンテンツを流しながら俯瞰を開始していく。大体中身は知っていることやし、
真新しいことはそんなにないので脳の半分は内容を理解するために、
もう半分は見えない部分を読み解いていくために使うわけ。




これが結構大事で、
そもそも内容を全く知らなければ理解することに脳のリソースが全て使われ、
俯瞰するためのエネルギーを失ってしまう。




日頃から学習を積み重ねていると、
コンテンツビジネス関連の情報がいくらでも入ってくるので、
誰かの有料コンテンツを見ても対して驚かなくなるんよね。テイストは違えど、

「まあ言いたいことは大体こんな感じやろなぁ」

という予想ができるから、そこまで意識しなくても内容が頭に入ってくる。

映画とかアニメでも1周目と2周目以降では、見え方が全然違うはず。




1周目→内容理解に集中

2周目以降→1周目で追いきれなかった部分を意識して見る

みたいな感じ。




初見の情報を俯瞰するのは難しいから、
なるべく初見にならないような状態を作っておくことで、
俯瞰のスイッチを入れやすくするわけ。特定の場所に集中しすぎないようにして、
意識を分散させることがコツかな。




コンテンツから情報を得ているけど、出てくるものは情報を元に考察された戦略や導線。
こうなれば自分独自のものへ置き換わっているので、俯瞰が成功したと言えるだろう。


全体を俯瞰して、裏側にある構造や背景を読み取り言語化すると、
他の人には生み出せないコンテンツが出来上がる。

この一連の流れがスムーズになれば、
『即座に学んだことをアウトプット』という特殊技が解禁されるんよね。
そこでのアウトプットも、みんなが見えてない深層部分の内容を持ってこれるから、
一目置かれる存在になれるやろう。




1つ目・2つ目の俯瞰に共通して言いたいのは、

「隠れている要素をなんとかして見つけ出す」


という意識を持つこと。
非言語領域のものは、コンテンツの中で解説されることも少ないし、
勝手に降ってくるわけでもない。なので自ら見つけにいくスタンスがないと、
俯瞰を有効活用するのは難しいかな。




日頃から見えている部分にばかり気をとらわれるのではなく、
一歩引いて全体を観察する癖を養うと、徐々に俯瞰できるようになってくるはず。
そうして得られたものをプレゼント企画で配ったり、
そのまま有料コンテンツにして販売するのも自由。お好きなようにやってみてほしい。



ということで今回はこの辺で。ではまた。

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【世界と世界を繋ぐ人】就活を辞めて文章で色々なものを『繋げる』旅へと出発。|情報発信のフィールドに、様々な異世界から要素を持ち寄る『交流』を行い、唯一無二コンテンツを量産。視点の鍛え方、オリジナルコンテンツの作り方などを発信。0→1の先へ進みたい方はこちら→http://bit.ly/3KsVaWf

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