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【賞金総額十万円】病気をテーマに川柳公募していいの?

【賞金総額十万円】病気をテーマに川柳公募していいの?


ただいま、株式会社Livaという会社(社名: 株式会社リヴァ(Liva Inc.) 本社: 〒171-0033 東京都豊島区高田3-7-9花輪ビル1F; 電話番号: 03-5155-1250; FAX: 03-5155-1299)がTwitterで
#脱うつ川柳2022
という公募を募集しており、
問題があると私は思います。
ひとことで言うと、
 
うつ病患者をサポートする業務の会社が
うつ病に対する偏見を助長してどうする。
 
あえて「うつ病患者」と書きます。
うつ病は「完治」しません。「寛解」といいます。再発の可能性がなくなりません。
 
強いストレスに長期間晒されて、脳内物質のバランスが崩れることによって起きる、誰でもなる可能性のある病気
 
という理解が不足しています。
 
また、
 
うつ病は死に至ることもある恐ろしい病気で気分転換では治らない
 
という意味で大いに問題です。
 
例えば昨年受賞句

>この辛さネタになるからメモっとけ
 
うつ病患者は前述の通り普通の人ですから、多分いきなり怒ったりはしません。「そうですね」と笑って流すでしょうが
病状が悪化する可能性はあります。
 
病気の辛さを「ネタ」というのは無神経だと私は思います。
それを選ぶ主催会社の認識は改めるべきだと思います。
 
しかも、川柳の応募受付がサイト内フォームではなく
Twitter
なんです。
ハッシュタグをつけてつぶやくことで応募とする形式です。
この方法では
 
受賞レベルにない川柳も見えてしまいます。
 
受賞レベルにない川柳には、
うつ病への偏見
受賞するためのテクニックである駄洒落や言葉遊び
 
それらがあるんです、どうしても。
 
応募者の目的は、受賞。本当にうつ病患者が見ても大丈夫かどうかなんて重視されません。
第一、「これは大丈夫」と判断するのは主催者じゃないですか。
応募フォームなら、ひどいものは誰の目にも触れません。
 
なんでTwitterでやるのか。
 
あまりにも配慮に欠けている。
 
辛いに一本足せば幸せ、という句が散見されましたが
 
そう言われたら患者の気持ちは楽になるのでしょうか。
ただの言葉遊びにされるような病気とは、到底思えないのですが。
 
私の以上の意見は、すでに株式会社Livaには電話で伝えてあるので、
それでも企画を続けているのだとしたら、
そういう会社なんだと思うしかありません。
私自身はお世話になることはないでしょう。
 
うつ病患者をユーザーとして運営する資格があるのでしょうか?

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完全在宅で小遣い稼ぎ!持病があるので外で働けません。在宅ワークを活用しています。特技は川柳・詩・切り絵・ライティング。アニメオタクなのでオタク川柳で過去に一位神を受賞しています。文章は調子のいいときなら一日一万字書けます。今はそういう無理はしていません。