メイン画像

佐藤優・中村うさぎ「聖書を語る」は聖書すっ飛ばして普通に面白い読み物!ただし役に立たないエンタメなので買う価値があるかは人による!

佐藤優・中村うさぎ「聖書を語る」は聖書すっ飛ばして普通に面白い読み物!ただし役に立たないエンタメなので買う価値があるかは人による!


佐藤優・中村うさぎ「聖書を語る」は聖書すっ飛ばして普通に面白い読み物!ただし役に立たないエンタメなので買う価値があるかは人による!

ひろゆき本について


 じつはひろゆき対談本を2冊買って読んだのだが(竹中平蔵、成毛眞とそれぞれ対談したやつ)、面白かったのだがそんなにタメにならずに刺さりもしなかったのであんまり紹介する気にはなれず。。

対談本が有益になるにはなかなか難しく、普通の本は著者の主義主張の軸が一本通っているので内容に「強度」というか「強靭さ」がある。

が、しかし、対談本(雑誌の対談連載をまとめたようなやつ、ひろゆき本だと成毛さんの方が該当)は書いてある内容に一本通った軸がなく、それに伴いふわふわしやすい。強靭さがないからなんか脳味噌に定着してくれないんだな。

ひろゆき本を読んで「ん?買わなくてよかったな」となった後に思い出したのがこの本の切れ味。ひろゆき本も悪くないんだけどね。日経テレ東大学(youtubeチャンネル)見まくったせいでひろゆきの脳内知りすぎたな。両方とも新鮮味がない。

「聖書を語る」

 この本も雑誌の対談をまとめた系。しかも2冊目。一冊めは「聖書を読む」だったかな。例の如く、本を一冊貫く主張はなかったものの、佐藤優の知識がものすごく、面白い話の寄せ集めだが一個一個がちょー面白いのでこの本で読んだことは定期的に思い出して一人でにひにひしてる。バス待ってる時とか。

 ただ、佐藤優の話がどこまで本当かはちょっと保証できない。ウクライナ戦争になってからロシアの専門家から「佐藤さんはロシアのプロパガンダ鵜呑みに垂れ流す人」と評されてたので。

それを超越して面白いです。
個人的に好きなのは日本が太平洋戦争の時に提唱した謎理論「大東亜共栄圏」について。これを発案した京都学派「は」頭いいんだ、へ〜!って感じ。あと意外と優しくて知的。大日本帝国のくせに。

なお後日京都学派をボロクソにこき下ろしてる界隈を知る。までも今でも佐藤優の話の方が正しそうだな、と思ってるけど。

とにかく佐藤優の知識量がすごい。
そしてキレキレ。常識バンバン覆してる系。

 最後後書きで中村うさぎが心肺停止してるのもいいんだよな(ちゃんと回復してる)。中村うさぎもそういうとこ裏切らないんだよね。

中村うさぎは「私は佐藤さんの話にへーって言ってるだけ」って言ってたけどこの人も普通にすごいです。多分この人が結構高度な単語を使って打ち返してたから佐藤優の本気モードが本に載ったんだろうなと思う。

読んでみたくなった方はこちら↓

アカウントを作成 して、もっと沢山の記事を読みませんか?


この記事が気に入ったら よっしー さんを応援しませんか?
メッセージを添えてチップを送ることができます。


この記事にコメントをしてみませんか?


stand.fm でキレ味鋭め雑談チャンネルをやってます。こちらではゆるゆる雑記ブログです。よろしくね。いぇいいぇい。。

おすすめの記事
2024/04/16 18:18 - 情報の金山(じょうほうのきんざん)
2024/04/6 13:34 - 情報の金山(じょうほうのきんざん)