元塾講師が教える　勉強しないとどうなるか

勉強はきらいですか？
あるいは、あなたが保護者だとして、お子さんは勉強嫌いですか？

小中学校の勉強は何のためにやるのでしょうか。
それは、社会に出てからの勉強方法を学ぶためです。

小中学校の間に正しい勉強法を身に付けていれば、偏差値の高い高校、大学への進学ができます。
日本という国で生きていく限り、学歴は高い方が圧倒的に有利です。
そもそも一流企業と呼ばれる会社は、一流大学卒しか採用しませんから。

大きな企業に入ったり、知識を武器にして資格を取得したりすれば収入が安定します。
収入が安定すると生活も安定します。そのためには勉強が必要なのです。

全員がそうではありませんが、その可能性が高くなると考えるといいでしょう。

何事にも絶対はありませんから、あくまで可能性を上げるだけです。

そのためには、勉強をしておいて損はありません。

学校に通っている期間よりも、社会に出てから働いている期間の方がかなり長いのです。
その間に結婚する人もいるでしょうし、子どもを持つ人もいるでしょう。
そうなると、お金は羽が生えたように飛んでいきます。

少しでも安定した生活を望むのであれば、小中学校の間にしっかり勉強しましょう。

もちろん学校の勉強とはまったく異なることでも、手に職を付けて高収入を得ることは可能でしょう。
例えば野球で一流になってメジャーリーガーになれば、数億円を手に入れることもできます。
サッカーを極めれば、欧州の有名なチームから声がかかるかもしれません。
芸術でとんでもない収入を得る人も中にはいます。
しかし、それらの可能性はとんでもなく低いのです。

その可能性の凸凹を少しでも平坦にしてくれるのが学校の勉強です。
その中で知識だけではなく、勉強の仕方を身に付けるのです。
誰もが平等にその期間を過ごすことができ、機会を与えられるわけです。
義務教育とはそういうものです。

大事なのは勉強することではなく、勉強方法を学ぶこと。
それを将来に役立てることです。