あかりがアニメを見る時に注目しているところ
あかりがアニメを見る時に注目しているところ
ごきげんよう、アニメが好きな同志諸君!
今回はちょっと地味なお話。
今回はあかりが作品のどの点を見ていて、どう評価しているかを書いていくよ!
また、今後作品を紹介していく時は、ここに書いてある基準を基に評価していくよ!
評価する時は、ブーストになる要素も追加して、各ポイントで良いと思うところがあったら加点する方法にしているよ。
キャラクターのセリフ回しもポイントになったりする。
一般に良い脚本とは、人間ドラマ、つまり「葛藤」とか「成長」が感じられる作品の方が良いということになっている。ただ、アニメはギャグアニメや日常系といった人間同士のぶつかり合いを敢えて描かない作品も多いから、この評価基準だとそういった作品は評価できなかったりする。
てなわけで、あたしは下のいずれかの条件にあてはまるストーリを―いい脚本だと思っている。
例えば「お腹が空いた」という状況を映像的に説明する方法として、
ただ、良い演出となると最適解は絞られちゃうんだよね。
極端な話、キャラの感情や状況をいちいちセリフやナレーターを入れて説明していては、映像作品として意味がない。だってキャラが「私は〇〇だと感じました!」とか毎回毎回言っていたらくどいでしょ?w(もちろん作風や状況によるけど。)
逆にかっこつけた表現をして、内容が視聴者に分からなければ具合が悪い。
ストーリーをどう自然かつ視聴者に分かるように表現するかが監督の腕の見せ所。
アニメって「アニメーション」の略なわけだけど、
「Animation」の語源てラテン語で「生命、魂」を表す「Anima」から来てるんだよね。本来ならば動かないはずの絵が、魂を吹き込まれかの様に動き出して見えるからこの語になっている訳。つまり、絵が動いてこそのアニメなんだよね。だから、アニメーターさんたちはキャラや物の動きにメチャクチャこだわりをもって制作している訳。
ただ、動きの良さって状況によって変わるんだよね。
ストーリーや演出の方向性によってデフォルメすべきなのか、リアルにすべきなのかも変わってくるから、まずはストーリーや演出の方向性を理解した上で、それらにあった動きが効果的に表現できているか考える必要があるんだよね。例えば会話での回想の時、演出としてデフォルメされた2頭身の可愛いキャラが登場するとなれば、そのキャラ達の動きは当然可愛げのある動きにした方が効果的にその可愛さは伝わるよねってこと。反対にロボットとかメカなら変形したり光ったりしたらかっこいいよねみたいな感じ。
あとは、リアルっぽいってのも意外と重要だったりする。
リアルじゃなくて、リアルっぽいってところがポイントで、現実にある物の動きをちょっと変えたりすることで、より強調したりカッコよくなったりするんだよね。
リアルっぽさですごいと思った作品は『王立宇宙軍 オネアミスの翼』かなぁ。水滴が滴る様子や、機械からビニールを取る瞬間の描写は鳥肌物!
ちなみに、一般的にアニメで技術っていうと、作画の綺麗さを指すことがあるけど、あたしは作画の綺麗さ、専門的に言えば写実的な作画を、作品評価の判断基準に入れていないんだよね。
というのも「綺麗な作画=良い作品」と定義してしまうと、動きなどを誇張するために敢えて崩した表現は、総じて作画崩壊でダメということになってしまうから。
例えば、ぼっち・ざ・ろっくでは後藤ひとりちゃんが事ある毎に顔や姿の輪郭が乱れた描写になっているけど、綺麗な作画が良いって考えで見ると、これは当然ダメということになっちゃうよね。
これはひとりちゃんの動揺具合を比喩的に表現しているのだから乱れて当然でしょうよ!(公式見解は「人間じゃないから、マジでこうなっている」らしいけどw)
とまぁアニメに限った話ではないけど、作品は必要に応じて敢えて崩すという選択もすることもありえるわけ。それを、「写実的でないから。」「綺麗でないから作画崩壊。」と言ってしまうのはナンセンス。
人にお勧めする時に作画の綺麗さに触れることはあっても、そこで作品の良し悪しは判断しないようにしているね。(ただ、ミスとしての作画崩壊があまり多いと流石にどうかなとは思うかも。)
劇伴とは、サウンドトラックの事。よくBGMっていう人がいるけど、これには厳密な違いがあって、
そして、良い劇伴は作品のテーマなど背景となる事情を考慮して作曲されていることが多い。
その代表例がガルパン。
ガルパンは、女子高生が戦車に乗って競い合う物語なんだけど、高校生の競技ということで甲子園の入場曲のような曲や、戦車ということで各国のマーチがそのまま使われていたりするんだよね。
これって実はすごいことで、ストーリーの設定やバックグラウンドがしっかりと作られていて、作曲家がそのバックグラウンドを理解し、その状況にあった曲を音楽史や音楽理論等に基づいて作曲しているってことなんだよね!
「プロなんだから当然じゃん?」って思われるかもしれないけど、これが中々難しい。
いくら作曲家といったって、この世の中にある全ての音楽のジャンルとかを完全に理解しているわけじゃない。けれども、映像の世界に合う音楽を作らなくてはならないとなれば、知らない分野の音楽であっても、調べて納得のいくレベルのクオリティの物を作らなくてならないわけ。だから、時間もかかるし手間もその分かかるんだけど、逆を言えば、劇伴でそれが出来るだけの熱量のある作品ということは、他の部分にも同じぐらいの熱量があるということだから、悪い作品なわけがない!
なんだけど、数年に1作程度、それらの名作を超える神作品が現れるんだよね。
例えばエヴァとか、まどマギとか、さらざんまいとか。
こういう社会現象レベルになる作品は、上記の4点が桁違いに上手い。
そういった作品は、少なくともあたしの中での最高傑作(マスターピース)だと思ってる!
この部分を評価する時は、上の4つすべてを満たしていて、さらに次の点があるかを見ていくよ。
実際に評価する時は、シリーズを通して、各ポイントで良いと思うところがあったら★をつけていくよ!
最大は5つだね。参考までに目安となる点数(100点満点)も書いていくよ。
今後あたしが作品を紹介する時は、この基準に沿って紹介していくよ!
今回はちょっと地味なお話。
今回はあかりが作品のどの点を見ていて、どう評価しているかを書いていくよ!
また、今後作品を紹介していく時は、ここに書いてある基準を基に評価していくよ!
目次
概要
あたしが映像作品を見る時は、脚本、演出、(映像)技術、音楽(劇伴)の4点を特に注目してみてるよ!評価する時は、ブーストになる要素も追加して、各ポイントで良いと思うところがあったら加点する方法にしているよ。
作品を見る時のポイント解説
脚本
ストーリーそのもの良さ。漫画原作なら漫画そのもの良さともいえる。キャラクターのセリフ回しもポイントになったりする。
一般に良い脚本とは、人間ドラマ、つまり「葛藤」とか「成長」が感じられる作品の方が良いということになっている。ただ、アニメはギャグアニメや日常系といった人間同士のぶつかり合いを敢えて描かない作品も多いから、この評価基準だとそういった作品は評価できなかったりする。
てなわけで、あたしは下のいずれかの条件にあてはまるストーリを―いい脚本だと思っている。
- 人物の葛藤や成長などの人間ドラマが描かれてる。
- 現実の人でも同じような行動をするリアルな人物描写がなされている。
- 為になる情報が詰まっている。
- 笑える面白さがある。
演出
ストーリーをどうやって映像的に説明(表現)するかが演出。例えば「お腹が空いた」という状況を映像的に説明する方法として、
等がある。(ほかにも小道具とかテロップとかあるけど、書いていくとキリがないw)
- セリフで言わせる。例:「お腹空いたね。」
- ナレーターを入れる。例:「あかりはお腹が空いているようだ。」
- 役者やキャラの動きなどで表現する。例:お腹を押さえる。
- 音で表現する。例:効果音「お腹の音」
- カメラワークで表現する。例:役者の手前に食べ物を置き、奥から手前へフォーカスを動かす。
ただ、良い演出となると最適解は絞られちゃうんだよね。
極端な話、キャラの感情や状況をいちいちセリフやナレーターを入れて説明していては、映像作品として意味がない。だってキャラが「私は〇〇だと感じました!」とか毎回毎回言っていたらくどいでしょ?w(もちろん作風や状況によるけど。)
逆にかっこつけた表現をして、内容が視聴者に分からなければ具合が悪い。
ストーリーをどう自然かつ視聴者に分かるように表現するかが監督の腕の見せ所。
(映像)技術
映像の技術っていうと劇映画(実写映画)とアニメで見る点が変わってくるんだけど、アニメの場合はキャラやモノなどの動き良さに注目してるかなぁ。アニメって「アニメーション」の略なわけだけど、
「Animation」の語源てラテン語で「生命、魂」を表す「Anima」から来てるんだよね。本来ならば動かないはずの絵が、魂を吹き込まれかの様に動き出して見えるからこの語になっている訳。つまり、絵が動いてこそのアニメなんだよね。だから、アニメーターさんたちはキャラや物の動きにメチャクチャこだわりをもって制作している訳。
ただ、動きの良さって状況によって変わるんだよね。
ストーリーや演出の方向性によってデフォルメすべきなのか、リアルにすべきなのかも変わってくるから、まずはストーリーや演出の方向性を理解した上で、それらにあった動きが効果的に表現できているか考える必要があるんだよね。例えば会話での回想の時、演出としてデフォルメされた2頭身の可愛いキャラが登場するとなれば、そのキャラ達の動きは当然可愛げのある動きにした方が効果的にその可愛さは伝わるよねってこと。反対にロボットとかメカなら変形したり光ったりしたらかっこいいよねみたいな感じ。
あとは、リアルっぽいってのも意外と重要だったりする。
リアルじゃなくて、リアルっぽいってところがポイントで、現実にある物の動きをちょっと変えたりすることで、より強調したりカッコよくなったりするんだよね。
リアルっぽさですごいと思った作品は『王立宇宙軍 オネアミスの翼』かなぁ。水滴が滴る様子や、機械からビニールを取る瞬間の描写は鳥肌物!
いや、マジで凄い。いやそんな単純な言葉で片付くような話じゃないんだけど、いやでもすごい!
— 東雲あかり@アニメ実況 (@Project_CAG) December 21, 2022
人や機械だけでなく光、ビニールといった物、一つ一つの動きをメチャクチャリアルに再現しつつもアニメ的にデフォルメされてる。一つ一つのシーンに半端じゃない熱量が伝わる。これはすごい作品だ!!! https://t.co/z8EfFJNDRx
ちなみに、一般的にアニメで技術っていうと、作画の綺麗さを指すことがあるけど、あたしは作画の綺麗さ、専門的に言えば写実的な作画を、作品評価の判断基準に入れていないんだよね。
というのも「綺麗な作画=良い作品」と定義してしまうと、動きなどを誇張するために敢えて崩した表現は、総じて作画崩壊でダメということになってしまうから。
例えば、ぼっち・ざ・ろっくでは後藤ひとりちゃんが事ある毎に顔や姿の輪郭が乱れた描写になっているけど、綺麗な作画が良いって考えで見ると、これは当然ダメということになっちゃうよね。
……んなアホな話があってたまるかぁぁぁあ!!!!𝓝𝓞𝓦 𝓞𝓝 𝓐𝓘𝓡#ぼっち・ざ・ろっく pic.twitter.com/UjI7mgguPe
— TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」公式 (@BTR_anime) October 29, 2022
これはひとりちゃんの動揺具合を比喩的に表現しているのだから乱れて当然でしょうよ!(公式見解は「人間じゃないから、マジでこうなっている」らしいけどw)
とまぁアニメに限った話ではないけど、作品は必要に応じて敢えて崩すという選択もすることもありえるわけ。それを、「写実的でないから。」「綺麗でないから作画崩壊。」と言ってしまうのはナンセンス。
人にお勧めする時に作画の綺麗さに触れることはあっても、そこで作品の良し悪しは判断しないようにしているね。(ただ、ミスとしての作画崩壊があまり多いと流石にどうかなとは思うかも。)
音楽(劇伴)
あたしはあまり音楽は詳しくはないから、ここの評価に関しては滅茶苦茶曖昧だけど、確定で良い作品と言えるのは、作品にあった劇伴が作曲されている時。劇伴とは、サウンドトラックの事。よくBGMっていう人がいるけど、これには厳密な違いがあって、
つまり、アニメで流れている曲の大半は劇伴ということになる。
- 劇伴:シーンを盛り上げるために編集時につけられた音楽。作品の世界では流れていない。
例 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序のヤシマ作戦の会議シーンで流れている曲。- BGM:シーンの環境音として流れている音楽。作品の世界で流れている。
例 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破のミサトと加持が居酒屋での食事シーンで流れている歌謡曲。
そして、良い劇伴は作品のテーマなど背景となる事情を考慮して作曲されていることが多い。
その代表例がガルパン。
ガルパンは、女子高生が戦車に乗って競い合う物語なんだけど、高校生の競技ということで甲子園の入場曲のような曲や、戦車ということで各国のマーチがそのまま使われていたりするんだよね。
これって実はすごいことで、ストーリーの設定やバックグラウンドがしっかりと作られていて、作曲家がそのバックグラウンドを理解し、その状況にあった曲を音楽史や音楽理論等に基づいて作曲しているってことなんだよね!
「プロなんだから当然じゃん?」って思われるかもしれないけど、これが中々難しい。
いくら作曲家といったって、この世の中にある全ての音楽のジャンルとかを完全に理解しているわけじゃない。けれども、映像の世界に合う音楽を作らなくてはならないとなれば、知らない分野の音楽であっても、調べて納得のいくレベルのクオリティの物を作らなくてならないわけ。だから、時間もかかるし手間もその分かかるんだけど、逆を言えば、劇伴でそれが出来るだけの熱量のある作品ということは、他の部分にも同じぐらいの熱量があるということだから、悪い作品なわけがない!
ブースト点
上記の4つが全て揃っていたら、まず名作アニメwなんだけど、数年に1作程度、それらの名作を超える神作品が現れるんだよね。
例えばエヴァとか、まどマギとか、さらざんまいとか。
こういう社会現象レベルになる作品は、上記の4点が桁違いに上手い。
そういった作品は、少なくともあたしの中での最高傑作(マスターピース)だと思ってる!
この部分を評価する時は、上の4つすべてを満たしていて、さらに次の点があるかを見ていくよ。
このうち2つ以上あったら最高傑作確定だね。
- 現実世界に強く訴えかけるような強烈なテーマがあるストーリー。
- 視聴者に知識が無ければ理解できないが、あると非常に理解できる演出。(オマージュ、パロディも含む)
- 登場人物の内面などを斬新な手法で表現した演出。
- 今までにない新たな技法で制作されたシーンがある。
- リフやメロディーに象徴的なフレーズがあり、耳に残りやすい劇伴。
- ほかの作品などでも使いたくなるような劇伴。
- 次週への興味を惹かせる終わり方をする。
- 最終回終了まで、全く展開予想できない。
- シーンの随所に、今後の展開を匂わせるストーリーを理解するためのヒントが隠されている。(いわゆる伏線)
評価の仕方
実際に評価する時は、シリーズを通して、各ポイントで良いと思うところがあったら★をつけていくよ!
最大は5つだね。参考までに目安となる点数(100点満点)も書いていくよ。
星ごとの評価
★(49点以下)
商業作品でこの評価をつけたことはないかなぁ~。★★(50~69点)
ちょっと惜しい点があった作品。★★★(70点台)
良い作品。あたしが作品を紹介する時はここから点数が高い作品。★★★★(80点台)
死ぬまでに見て欲しい名作。通常評価では事実上の最高得点。★★★★★(90~100点)
あたしにとって映像史の1ページになるような最高傑作(マスターピース)。最後に
今後あたしが作品を紹介する時は、この基準に沿って紹介していくよ!
アカウントを作成 して、もっと沢山の記事を読みませんか?
この記事が気に入ったら CAGブログっ隊!(アニメ・映画の感想とか) さんを応援しませんか?
メッセージを添えてチップを送ることができます。
この記事にコメントをしてみませんか?