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コロナを5類にしたら、ヲタ風邪・待合室で帰って体調を崩したという過去再び?

コロナを5類にしたら、ヲタ風邪・待合室で帰って体調を崩したという過去再び?


政治は私たちの生活に直結しているにも関わらず、よもやすれば忘れていきそうな、感覚が麻痺して飼いならされてしまいそうになります。そここでは、そういった様々な出来事の備忘録を主としています。そして、自分の感じたことも。そう、麻痺してしまわぬように。格好悪い大人そのものになってしまわぬように。

コロナ第8波、死亡者数も格段に増えてきているさなか、
岸田政権はコロナの扱いを2類相当から5類への引下げを行おうとしています。

ところで、2011年3月11日に起こった「東日本大震災」。
この大震災ではどのぐらいの人が亡くなられたかご存知でしょうか。

警察発表や当時の資料等で少しずつ数字が異なっているのですが、
それでも約16,000人~20,000人(2万人)です。

ところが、コロナでは。
コロナで亡くなったと公式に発表されている数字だけでも、
既に東日本大震災で亡くなった人数をはるかに超えています。

この記事を書いている2023年1月23日の午前。
この時点で発表されている死亡者数は「65,369人」。
(実際はもう少し多いのではないかと思われます)

しかも、今年に入ってからまだ1ヶ月も経っていませんが、
今月だけでも既に8,000人を超えました。

ふと思うのですが、
私たちは「死者が出るのは当たり前、仕方のないこと」だと
慣らされてしまい過ぎではないでしょうか。

適切に、速やかにPCR検査を受けられていたなら。
医療機関にかかって、抗ウィルス薬を投薬してもらえたなら。
助かったかもしれない人たちも大勢いるというのに。

コロナが5類になることで起こること

5類になるとどんなことが起こるのか。

  • 入院しにくくなる(行政による入院調整がなくなるため)
  • 検査や治療費が自己負担となる
  • 隔離対策そのものがなくなる
  • 陽性者数や変異株の分析がなくなるかおざなりになる
  • 発熱外来や検査所(町の中にある検査所)がなくなる
  • 給付金等の経済的な支援金が一切なくなる
  • 感染者数の把握ができなくなる

検査や治療費の自己負担がどのようになるのか?

内服の抗ウイルス薬:無料から約3万円の支払いへ
入院代:一部を除いて無料→20~30万円
レムデシビル(集中治療者対象)だけでも114,000円(11万4千円)の支払いが必要となる

給付金等の経済的な支援もなくなるため(なくしても法的に問題がなくなる)、
まさに「お金に余裕のある人だけ」しか、速やかに医療につながれなくなることになります。

コロナを「5類」にすることで得するのは政府だけ

 

コロナ対策費の剰余金は2022年の年末時点で746億円もあると判明しています。
これを「防衛費」に回したいということも。

コロナを5類にしてしまえば、
上記の通り、実質政府側から支援する必要はなくなります。


なお、12兆円もあったコロナ予備費の9割は使途不明です。

インフルエンザとコロナの違い

コロナの方が後遺症のリスクが高いことがわかっています。
老若男女問わず、です。

2022年11月付で、科学誌「Nature Communications」で発表された論文によると、
※調査対象は英スコットランドで新型コロナ有症状者31,000人

  • 42%の人が完全に回復するまで6~18ヶ月かかっている
  • 6%はその後も症状が残っている


また、アメリカでは、後遺症に苦しむ人が1,600万人にのぼり、
このうち400万人者の人が就労不能状態に陥っていることがわかっています。
(18歳~65歳)

コロナの後遺症と聞くと、味覚障害・嗅覚障害が浮かぶ人も多いかもしれませんが、
実はかなり深刻な状態になっている人も多いです。

  • ほんの数分~数時間動いただけで寝込むほどの疲労感に襲われる
  • 頭にずっともやがかかったような感覚
  • 記憶障害
  • 集中力が著しく低下する

ですから、学生は学校に通えなくなりますし、働いている方も、働けなくなるのです。

5類でもインフルエンザとは違う扱いになるのでは?

「医療体制が万全である」中での5類なのか、
「医療崩壊しているけれど、まともな医療もないけれど、それでも5類」なのか。

これって、大きく違うと思うのです。

さて、コロナは一体どちらなのでしょうか?

インフルエンザは治療薬もきちんとありますよね。
また、学校保健法で待期期間も定められています。
「発症した後 5 日を経過し、かつ、解熱した後 2 日(幼児にあっては 3 日)を経過するまで」と。

大人に対しては特別定められていないようですが、
きちんとしているところは一定期間の出社停止を設けています。

しかし、コロナの扱いはどうなるのでしょうか。
今のところ「一般の風邪と同じ扱い」
「濃厚接触者だけではなく感染者も待期期間無し」という
情報しか出ていません。

これだけでも……「?」です。


病院の待合室で風邪をもらったという社会が再び

病院に行ったら逆に風邪をもらってきちゃった、という話を聞いたことはないでしょうか?
実際にそのような経験をされた方も多いと思います(30代以上は特に)

そういう社会が再びやってくることになるでしょう。
5類にすることで、一般の医療機関でも受診できるようになるのですから。

今は発熱外来等もありますし、
クリニックのようなところでは時間帯によってわけていたりしています。
※発熱や鼻水、咳等のいわゆる「風邪症状」の人と、
 それ以外の人の診察時間帯を分けたりなど。

ですが、そういった制限も撤廃されてしまえば。
「どこでも診察できるようにしてしまえば」。

それは逆に「病院の待合室を起点とした感染」が
広がる可能性が高まるのではないでしょうか。

逆に言えば、こういったことを恐れて、
むしろ病院側は今以上に受け入れ制限を設け、
コロナだと判明した人を診察するところも減るだろうと
そのように懸念している医療従事者もいます。
それ以前に「発熱している人を拒否」する可能性も出てくるでしょう。

また、コロナ患者の大半は無症状です。
そういった人が、マスクもせずに病院に行き。
例えばそこが整形外科だとします。
その人から移された人も「無症状で、そして健康的に回復する」という保証が
どこにあるのでしょうか?


また、例えばあなたが「怪我」「盲腸炎」だけで入院していたとします。
もしくは人間ドックでも構いません。

ところが、お見舞い客から移されたり、
無症状のコロナ患者が同じ部屋にいて、その人から移されるかもしれません。
その時に、あなたが重症化しないと言えるのでしょうか?

今はそうならないように病院側も気を配っていますが、
5類にしてしまえば、それはどうなるのでしょうか?


音楽や舞台等のエンタテイメント業界の努力もむげにしている

エンタテイメント業界の人があれこれと工夫し、開催でき、
かつコンサート会場や演劇会場等を起点としたクラスターを起こさないようになってきました。

ですが、もし5類になります、おまけにマスクいりませんとなったら。

おそらく、コンサート会場やライブハウスを起点としたクラスターが避けられなくなるでしょう。

ここで、コロナ前のことを思い出してほしいのですが。

「ヲタ風邪もらっちゃったよ」

というのを。

インフルエンザにかかってたのに、
どうしても行きたくて参加した人が批判されていたことありましたよね。

インフルエンザでなくても、普通の風邪の人もコンサートに参加したりするので、
コンサート参戦の後、自分も風邪ひいちゃった!と話もよく見ましたよね。

コロナは、感染率が高いです。
しかも、後遺症にかかる人も多いです。

「ヲタ風邪」はある意味笑い話で済んだところもあるでしょうが、
今後はそうもいかないのではないでしょうか。

コロナのおかげで医療機関は儲かっている?

コロナのおかげで、コロナが2類だから、病院はぼろ儲け!

このようにして、病院を目の敵にしている人も一定数見受けられます。

確かにそういう病院もありましたね。
今でもなぜか重宝されている「尾身茂氏」の医療法人は、
コロナ患者を十分に受け入れていなかったにもかかわらず、
コロナ補助金132億円もをたんまりもらって稼いだようです。


確かに、一部、このように心のない病院もあったでしょう。

ですが、ほとんどの病院は余裕があるという話は出ていません。
(むしろ真面目にやろうとすればするほど赤字になってるところもあると
 また、コロナ補助金のおかげでなんとか病院を続けられているところが多いとのことです)

病院の中で感染を広げないように気を使いながら。
限界まで患者を受け入れて。
自分達医療従事者たちも感染しないように(感染したら診られなくなるから)
毎日毎日神経ををすり減らして。

仮に、コロナ補助金のおかげで病院が儲かっていたとしても、
それに見合う、またはそれ以上に診てくれている人たちが
責めを受けるべきことなのでしょうか?

責めるべきは尾身氏のような人や、その病院であり、
全ての医療機関ではないはずです。

5類にすることとノーマスクは同義語ではない

なぜか「屋内のマスクも不要」としようとしています。
言っておきますが、5類にすることと屋内のマスク不要は同義語ではありません。


また、海外だって!!と言っている人もいますが、
「屋内でも不要です」と明言している国は見つかりませんでした。
(少なくとも、先進国とされている国には。最低でも「推奨」です)

むしろ、過去には「不要」としたものの、
そこからまた感染者が増えたことを受け
対策を変更した国の方をいくつか見つかります。

さらに、屋外に関しては今まで通り「推奨」に留めていても、
例えば公共交通機関では「義務」としたり。

ところで、ここで思い出してほしいのですが、
コロナが来た1年目の時のインフルエンザ感染者数

2019年9月初週あたり~2020年4月初週あたりは、国内推定約728.5万人。

ところが、2020年~2021年の同時期は、約1.4万人だったそうです。

その理由は、
コロナ対策としてマスクや少し距離をとること等が徹底されたからとのことです。

実際、不織布マスク以上のマスクは感染のリスクを下げることは証明されていますしね。
海外でも実際にそういう検証結果が出ているため、
「屋内でもどこでも不要」だとはしないのでしょう。


※マスクしたって感染する!だからいらない!という人は、
 ならば、コートを着たって寒い!だから着ない!というのでしょうか?
 寒いけど、少しでも寒さを軽減するために着ますよね?


なお、マスク不要!としたい理由がG7サミットでノーマスク姿を見せたいからとか
テレビで海外の人を見るとマスクしていない!とか
そんな「お気持ち」だけが理由のようです。

ですが、前述の通り、屋内では推奨・義務づけられているところもあること、
日本のように著しい医療崩壊を起こしているわけではないこと。
学校によっては教室単位で空気清浄機を公金で導入してきたこと。

このような「前提」を見ないでマスクを外そうというのは、違うのではないかと。

あとがき

現実に医療崩壊が起きていること。
医療体制が整っていないこと。
そして、コロナ予算を防衛費に回したいとした政権。
アメリカではまた新しい変異株が発見されていること。
アメリカやイギリス等がきちんと検証してデータを出しても
それを参考にすらしようとしないこと。

等々……

ここまで必死で踏ん張ってきた医療機関が何一つ報われていない現実。

そして、増えていく死亡者数にも鈍感になりつつある日本。
(そういう雰囲気を感じています)


忘れないように、書いておきます。


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