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辛口英語教育論 (6)

辛口英語教育論 (6)


さて、5日前 <https://topview.jp/t62ce434d521e2-4642> から、

This is a pen.:「こんな英文、現実にはまず口にしないだろう!」と、したり顔で烙印を押される典型的な文

をトピックにして、

この種の発言って大方の場合ただの「受け売り」になっていないだろうか?実はあまりにも一方的で一面的な物言いではないだろうか?

という問題提起をした上で、この問題をいくつかの要因に分けて考えてみたい、としました。そして、要因分析として、

 <想像力><有用性><文法><発音>

といった要因を順次取り上げていきます。

と宣言しました。


一昨日からは、<文法>―とりわけ、彼我の、つまり日英の<文法>の相違点―という要因に関して、述べています。

<文法> (3)

昨日 <https://topview.jp/t62d2d69b36345-4708> は、以下の点を述べました。

1. 英語の「police officers」には「police officer」以外のメンバーが含まれないのに対し、日本語の「警官<ら>」は「警官」以外のメンバーが含まれていても構わない(極端なことを言うと、「泥棒」が含まれていたっていい )。

2. <ら形>や<たち形>は、(童話など特殊な文脈を除き)「無生物」や「菌類」等には使話ない。そういう意味でも、英語の<複数形>と日本語の<ら形>とは性質上同じではない。

3. people ≠ 「人々」、mountains ≠ 「山々」、houses ≠ 「家々」

今日・明日は、3. の people ≠ 「人々」という点に関して少しばかり補足をしたいと思います。

突然ですが、ここでクイズです(<語感>を測るクイズです):
以下の英文を<座りのいい/自然な>日本語に訳してみてください。ただしここでは「people」を「人々」と訳さずに、という条件をつけたいと思います。
(私見では「people」を<絶対に>「人々」と訳さなばならぬケースというのは<皆無>です。)

a. the People’s Honor Award

b. government of the people, by the people, for the people

c. people around you

d. people in (the) class

e. Weddings mark the union of two people in love.


回答例は明日。

では、明日以降もどうぞお楽しみに~。


では、明日以降もどうぞお楽しみに~。

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