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something cold、somebody famous、someone else (3)

something cold、somebody famous、someone else (3)


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よく知られてはいるけれども案外落とし穴があるかもしれない項目である

「something、somebody、someone にかかる形容詞の後置修飾」

という現象に関し、以下のような(見かけ上の)反例:

“This is a little something for you.”
“Oh, thank you, but you shouldn’t have done this. Well..., may I open it?”
“Sure.”

をどう考えるか、という問題提起をして、実は something には、

○ 形容詞が後置修飾される、例の、お馴染みの「代名詞としての」something
 と
○ 上例のような場合に使われる言わば「婉曲用法的な」「名詞としての」something(≒ present/gift)
 とがある。

と考えればよい、つまり、something を使わずに

“This is a little present/gift for you.”

と言ってしまった場合に感じられるある種の「露骨さ」を避けた一種の婉曲語がこうした用法の something だと考えればよい、
婉曲的な言い方ではあってもいわゆる代名詞ではなくあくまで名詞ですから、代名詞としての something に課される制約(形容詞が後置修飾される)には従わなくともよい、

としました。

今日は、さらに付け加えるべき点として以下を指摘しておきます。即ち、この

“This is a little something for you.”

の something は、名詞・代名詞ということもさることながら、通常の something よりも、

言わば熟して「1語」になっている(some- と -thing の間の切れ目が感じられなくなっている)

という点が重要だ、という点です。

このトピックは奥深いトピックであって、実はもう少し付け足すことがあるのですがすが、それは次回までのお楽しみということで...。

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