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#73【川瀬巴水】 塩原おかね路
#73【川瀬巴水】 塩原おかね路
2024/06/2 09:28 |
640
文字
皆様、こんにちは。
今日は色彩豊かな世界を創り出した川瀬巴水(1883-1957)の作品を一緒に探求し、その魅力を解き明かしていきます。
作品名:塩原おかね路
![川瀬巴水](https://topview.jp/uploads/2024/06/1717279881-1-塩原おかね路-2.jpeg)
シリーズ名:塩原三部作(他「塩原畑下り」「塩原しほがま」)
制作年:1918年、大正7年
大正7年に発表された注目の文学作品:「蜘蛛の糸」芥川龍之介
大正7年のスクリーンを彩った映画:「犬の生活」監督:チャールズ・チャップリン
大正7年のヒットチャートを振り返る:「かなりや」作詞・西条八十 / 作曲・成田為三
技法:木版
サイズ:45.5 × 17.0 cm
批評と解釈:意欲的な処女作。木版画デビューを果たした。35歳のデビューは当時としては遅い。新版画。「新版画」は版元、絵師、彫師、摺師が分業で制作し、浮世絵の近代化、木版技術の復興を図ったもの。風景を詩情豊かに表現することに成功した。日本の風景版画の中で重要な作品。
主題とモチーフ:栃木県塩原は温泉地。子供の頃、体の弱かった巴水は療養をかねて叔母の家をよく訪ねていた。第二の故郷といえる巴水にとって特別な場所。塩原おかね路は「塩の湯」に通じる道を描いている。
多く使われている色:茶、青、朱
![色](https://topview.jp/uploads/2024/06/1717284426-1-塩原おかね路-3.jpeg)
松本の視点:夕日の山と手前の山のコントラストが目を引く美しさです。夕日の色彩を巧みに活用することで、作品に深みと奥行が加わり、見る者を風景に引き込んでくれます。
この度は色彩豊かな川瀬巴水の物語にご同行いただき、誠にありがとうございました。
次回も、彼の描く世界を一緒に楽しんでまいりましょう。
今日は色彩豊かな世界を創り出した川瀬巴水(1883-1957)の作品を一緒に探求し、その魅力を解き明かしていきます。
作品名:塩原おかね路
![川瀬巴水](https://topview.jp/uploads/2024/06/1717279881-1-塩原おかね路-2.jpeg)
シリーズ名:塩原三部作(他「塩原畑下り」「塩原しほがま」)
制作年:1918年、大正7年
大正7年に発表された注目の文学作品:「蜘蛛の糸」芥川龍之介
大正7年のスクリーンを彩った映画:「犬の生活」監督:チャールズ・チャップリン
大正7年のヒットチャートを振り返る:「かなりや」作詞・西条八十 / 作曲・成田為三
技法:木版
サイズ:45.5 × 17.0 cm
批評と解釈:意欲的な処女作。木版画デビューを果たした。35歳のデビューは当時としては遅い。新版画。「新版画」は版元、絵師、彫師、摺師が分業で制作し、浮世絵の近代化、木版技術の復興を図ったもの。風景を詩情豊かに表現することに成功した。日本の風景版画の中で重要な作品。
主題とモチーフ:栃木県塩原は温泉地。子供の頃、体の弱かった巴水は療養をかねて叔母の家をよく訪ねていた。第二の故郷といえる巴水にとって特別な場所。塩原おかね路は「塩の湯」に通じる道を描いている。
多く使われている色:茶、青、朱
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松本の視点:夕日の山と手前の山のコントラストが目を引く美しさです。夕日の色彩を巧みに活用することで、作品に深みと奥行が加わり、見る者を風景に引き込んでくれます。
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古き良き時代の日本の風景で、情緒の豊かさを感じます。
0夕日だと分かる「赤」が秀逸ですね!
本当に。コメントありがとうございます!
0本当に。コメントありがとうございます!
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