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「届かなかった年賀状」同期の突然の電話が教えてくれたこと

「届かなかった年賀状」同期の突然の電話が教えてくれたこと


私たちの生活には、忘れがたい瞬間や心を動かす出来事が数多く存在します。
 
そうした瞬間は、しばしば予期せぬ連絡から始まります。
 
私にとって、そんな瞬間が先日訪れました。
 
30年以上前に勤めていた会社の同期の女性から、突然の電話がありました。
 
私は数年前から年賀状のやり取りも辞めてしまいましたが、彼女は律儀に毎年送り続けるような人でした。
 
年賀状にはいつも「また皆で会いたいね」と書かれていました。
 
今回もそんなお誘いかなと想像しました。
 
同期の6人で集まったのはもう随分前のこと。
 
退職してからは3回ほど会っただけでした。
 
しかしながら今回の電話は、集まりの誘いではありませんでした。
 
同期の一人が亡くなったという知らせだったのです。
 
彼女は結婚もせず、ずっと会社で働き続けていました。
 
勤務場所が変わっても、人員整理を乗り越えても、彼女は職を守り続けました。
 
そんな彼女が、なんと1年も前に亡くなっていたとは…。
 
亡くなった彼女のお姉さんから、年賀状の返礼としてその知らせが届いたそうです。
 
私は自分はまだ若いと自負していましたが、同い年の誰かがこの世を去るという現実に、深い衝撃を受けました。
 
来月、私たちはお墓参りに行くことにしました。
 
人が亡くなるということは、普段会わない人たちを引き合わせ、生きることの大切さを再認識させてくれます。
 
末期患者が口にした「もっと友達と連絡を取れば良かった」という後悔の言葉が、今ひときわ響きます。
 
大きな災害が続き、いつどんな突然の別れがやって来るかわかりません。
 
今、私は笑顔で時を共に過ごすこと、会いたい人に会うこと、やりたいことをやることの大切さを深く感じています。
 
生きることを精一杯、心から楽しむこと。
これが私の学びです。
 
あなたは、今日をどう生きますか?
 
今日もお聴きくださり有難うございました。
 
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