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コオロギ食(昆虫食)が増えてきた理由は政府が手厚い支援を始めたから

コオロギ食(昆虫食)が増えてきた理由は政府が手厚い支援を始めたから


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ます。

ここのところあちこちで目立つようになった「コオロギ食」。今回はこの件の記録を。

ちなみに政府はSDGsと絡めて、昆虫食や培養肉開発を含む「フードテック産業」を推してきています。

 

コオロギ食(昆虫食)が増えてきた理由

コオロギ養殖の認定業者になると、以下のような手厚い支援が受けられるようになったそうです。どこからって、政府からですね、はい。

  • 農業用機械や農業用施設の導入に対する補助金
  • 農業経営基盤強化準備制度や低金利融資

いつぞやの太陽光の時の利権システムと似ているような。(実際、太陽光に手を出した企業もここに参戦しています)

政府が昆虫食を進める理由は?

政府が昆虫食を進める理由としては、基本的に以下のことを挙げています。

  • 環境保護のため
    →温室効果ガスの排出量を抑えられる
    →飼育に必要なものを少なく抑えられる(水、場所、食べ物等)
  • 高たんぱく質。今のままじゃ世界的にたんぱく質が足りなくなるから


と、もっともらしくいっていますが、ま、利権のためですね。

コオロギ養殖、全然エコじゃないのでは

コオロギは「家庭で飼育」じゃないので、もう飼育数が桁違いです。しかも、たくさんの企業が手を出していく。そのことを考えると……

■温度管理が必要

コオロギは環境への負荷も低い!とか言われていますが、コオロギ養殖に適した気温って、25~30度だそうです。(コオロギが出てくる季節を考えればわかりますよね)

1年中温かい気温に保つための温度管理装置にかかるエネルギーはどこから……?

■コオロギは雑食。風味のために餌を工夫?

コオロギは雑食です。

そんなコオロギの風味を良くするために餌も工夫していくとのことで、例えば大豆、果物、とうもろこし、サトウキビ、米ぬか、藻等々を食べさせていくと。かぼちゃとかもありました。

……って、それはどこから?

フードロスをこっちに回してもらおうと思っていますと言っているところもありましたが、それはそもそも「フードロスを無くす努力」をする方が先では?と。

■コオロギにもたんぱく質が必要

コオロギ、自らのたんぱく質摂取量が足りないと共食いを始めるそうです。共食いしないために、コオロギにもたんぱく質を与える。…?????本末転倒の気配が。

■水を切らしてはいけない

コオロギって水を絶対に切らしてはいけないとのことです。でも「蒸れ」には弱いので、「乾燥した空気を保ちつつ、清潔な水を用意し続ける」必要があるわけです。

■寄生虫問題

昆虫は寄生虫を持ちやすいです。

欧州議会で2018年に発表された資料によると、300の昆虫農場を研究・調査した結果、81%の農場の昆虫から寄生虫が検出されたとのことです。さらに、そのうちの30%の寄生虫は人間にも影響を及ぼすものだったと。
注)「昆虫農場」なので全てがコオロギというわけではありませんが、コオロギも含まれています。

食用昆虫は寄生虫を持ちやすい生物であるにもかかわらず過小評価されている、とも警告されています。

日本で、徹底して衛生面にも気を使った環境を保つのであれば、それもまたコストがかかりますよね。なお、海外の映像をざっと見たところ、決して衛生的とは言えない環境、というかそりゃ寄生虫つくわ、な環境も多く見られました。

■ゲノム編集

コオロギを食べやすくするために白くしてみるよ~なことを徳島大学が始めるそうです。他にもゲノム編集を行うところもこれから出てくるでしょう。

こういったものが人間に悪影響を及ぼさない可能性が「ゼロ」とは絶対に言えないですよね。ゲノム編集のリスクはまだ未知数だと言われています。

また、そういったコオロギが逃げたら、自然界の生態系を壊すことにもなるんですよね。それなりの動物が脱走するのとはまたわけが違うのですから、ね、そもそも脱走したことに気づけるのか?気づいても、全部確保できるんでしょうか????

で、脱走した時についた寄生虫や何やらをつけたまま、また元の場所に戻す・・・・・となると、衛生の面でも疑問が出てきます。(日本の昆虫農場レポートに、そういう記述がありました。脱走に気づいて、捕まえて戻した~というような)


そもそも過去にコオロギを食べてこなかったのには理由がある


昆虫食といえば、日本にはイナゴの佃煮があったりしますよね。そういったものは食べられてきたのに、コオロギが避けられてきたのには、やはり理由があるからです。

  • イナゴは草食であり、主に「稲」を食べる
  • コオロギは雑食であり、死骸さえも食べる
  • 微毒を持っていて、不妊を誘発する
  • 妊娠中の女性が食べた場合は、流産や早産の原因にもなる
※X染色体に深刻なダメージを与えることがわかっています

まぁ、こういったものも「清潔に管理された環境で育てるし、ゲノム編集で解決!」というつもりなのかもしれませんが。でも不妊問題に言及している様子がないんですよねえ……。

国民から「選ぶ権利」を強制的に奪い始めている

100歩譲ってコオロギも「食品の1つ」にすることはいいとしても。

今、国がやろうとしていることって「強制的に食べさせてやろう」に見えるんですよね。まだ実験の段階ですが、給食にコオロギパウダーを使ってみてたりとし始めています。そのうちに、あらゆるものにしれっとコオロギパウダーが混じっている、なんてことにもなりそうな。


なお、前述の通り、コオロギはそもそも「微毒を持っている」虫です。微毒の問題は解消されたというのはまだ出ていません。

さらにいえば「甲殻類アレルギーの人は食べられない」のです。エビやカニが食べられない人は、コオロギも食べてはいけないんですよね。

ですが、現在、コオロギのアレルギー表示は義務付けられていません。政府による白書(計画書かな?昆虫が世界を救う?!みたいなやつ)にもアレルギーの件には触れられていません。その理由は、昆虫についてはまだアレルギー問題の報告がないから現時点では問題ない、ということらしいです。

そりゃ、今まで食べる人が少なかったら報告もほぼ無いでしょうよって話なんですけどね。でも甲殻類アレルギーのある人は気をつけないといけないということはわかっているのですから、表示すべきですよね。

政府の矛盾、そしておぞましさ

たんぱく質が足りなくなる未来が来るぞ!コオロギなら温室効果ガスの排出量は、家畜に比べてはるかに少なくて済む。畜産業よりいい。漁業は安定しない。それに魚の養殖は餌で海を汚すし。


と政府や昆虫食に手を出してきた大学や企業等は煽っていますが、ならば魚を養殖する技術をもっと研究すれば、と。餌だって、天然魚も食べるでしょうし、あげ方や量を研究して調整していけばいいのでは?と思います。それに、豆類(特に大豆)にだってたんぱく質があります。

そうそう、たんぱく質問題といえば。たんぱく質って牛乳をはじめとした乳製品にも含まれていますよね。でも牛乳を大量に廃棄させ、牛を処分させ、酪農家を廃業させているのが自民党です。

ちなみに、玄米もたんぱく質が意外と豊富です。しかも、たんぱく質以外にも豊富な栄養素を持っています。減反させるよりこっちを大切にするとか色々あるでしょうよ、とね。


そう、日本政府は、酪農や漁業、農業を廃業させまくっている一方で、昆虫食に精を出している状態です。狂っていますよ。


こういったあらゆる産業を守っているうえで、昆虫食の分野にも手を出すのならわかります。理解しますよ。

でもそうしないところを見ると、最終的には「肉や魚は超高級食品、政治家等の食べ物でござい。一般庶民は昆虫でも食ってろ」となりそうだと危惧します。

なお、今は「コオロギ」が目立っていますが、その裏ではハエやゴキブリも研究対象となっているとのことですよ。

 

あとがき

前述していますが、「多くある食品のうちの1つとしてコオロギがある」ならいいんですよ、別に。でも、これはあくまでも「選べる」ことが大前提です。更に、他の産業も守られていることも大々前提ではないでしょうか。

全て「利権」「どれだけ中抜きできるか」だけで動いているのが自民党公明党なのなど、改めて思わされます。



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