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なんと1桁万円!?ついに「官公庁オークション」で車を買ってみた話。

なんと1桁万円!?ついに「官公庁オークション」で車を買ってみた話。


皆さんこんにちは。

私事ですが、先月車を買いました。

しかも1桁万円で。

念願のマイカーです。

しかし!

敢えてちょっと変わった方法でこの車を手に入れたので、今後の皆様の選択肢の一つとしてこんな方法もあるよ!という事を簡単に紹介したいと思います!

偶然の出会い。

「車中泊できる車が欲しいなぁ」

と日頃から考えていました。

僕は元々車好きなので、あんな車がほしい、こんな車が欲しいと夢想していて、

まずはベンツのW126を買うぞ!」と意気込んでいたのですが、現実は中々うまく行かず。手頃な価格の個体に出会うことができませんでした。

「まあ、欲しい車はいくらでもあるから、取り敢えずアウトドア先で寝れる車を買おう」

と思い、ミニバン・軽バンに矛先を変えて探してみることに。

しかし高い。

やっぱりこの手の車は人もたくさん乗れて荷物も運べるので需要がありすぎます。

 

ここはなんとかならないものか。

そこで、僕が何年か前からひそかに目をつけていたあるオークションに挑戦してみることにしました。

官公庁オークションとは


※現在(2022年)、官公庁オークションはヤフオク内から「KSI官公庁オークション」と、名称・システムが変更になりました。

基本的なシステムは変更がありませんが、記事内の一部UI画像が古い場合がございますのでご了承ください。




僕が目をつけたのは「官公庁オークション」

ヤフオク内にあるオークションの一つで、その特徴としては

  1. 官公庁(役所)の払い下げ物品が買える
  2. 公売(差し押さえ物品)が買える
  3. 比較的低価格で落札できる

というものがあります。

簡単に言えば、官公庁が所有していたものや、税金滞納者から差し押さえたものを競売にかけますよ、というもの。

今回は官公庁の払い下げ物品をメインで紹介しますが、その品物一例としては、車以外にも学校が所有していた土偶セット顕微鏡、更には役所が建っていた土地といったものまで幅広く販売されているのがポイント。

 

官公庁オークションのページより

この土偶は普通に欲しいと感じる品物の一つ

普通ならば絶対に手に入らないものもたくさん揃っています。

今回は、カテゴリーの中から車を選び、そこから未来の愛車を探してみました。

消防車から廃車体まで

官公庁が所有していたものといっても官公庁も様々な機関があります。

車に絞ると、自治体の役場等で使用されていた

公用車

の類いが最も多く、まれに市長や町長等の専用車だった高級車等も出品されています。

 

元公用車。予定価格は10000円と破格の設定だ。

いずれも官公庁オークションのページより

その他、消防本部で使用されていた消防車から、コミュニティバスやスクールバスで使用されていた大型バス(!)までバラエティ豊かな車が出品されており、ポンプ車なんかは使い道も無いくせにちょっと入札してみたい気分になってしまいます。

いずれも官公庁オークションのページより

値段に関してはすべて"予定価格"という形で各出品自治体が定めており、その金額が最低金額となります。

このような車を買うメリットとして、もちろん安いという点も大きいですが、都道府県や市町村などの自治体が管理していた車両であるため、

  • 比較的整備や修理が適切に行われているものが多い
  • 元の所有者がはっきりしているので安心

など、安さに加えたメリットも色々と存在しています。

入札方法とは

入札の方法は通常のオークションと一部異なります。

"予定価格"が最低金額となる点は先程お話をしました。

ここで一旦入札までの流れをご紹介します。

①参加申し込みをする

入札をするためには"参加申し込み"が不可欠となります。

サイト上で氏名や住所等の必要事項を入力し、保証金と呼ばれるお金をクレジットカードで納付します。

ここが少しハードルの高く感じてしまうポイントですが、不正な参加やいたずらにたくさんのオークションへ参加する事を防ぐための手段であり、真っ当に入札しようとしている人にとってはむしろありがたい手段です。

保証金は基本的に低価格で、僕が買ったときは予定価格5000円に対して、500円の保証金でした。

また、保証金は落札できなかった場合は返還され、落札できた場合は落札金額から差し引かれる形で相殺されます。

②参加申し込み完了

参加申し込みは基本的にこの手続きで完了します。

自治体によって方法が異なる事もあり、完了報告が電話で来る自治体もあるようです。

参加申し込みが完了してしまえば、あとは入札を待つだけ。

入札期間というものが定められているので、その期間になったら任意の金額で入札します。

③いよいよ入札。

いよいよ入札です。

入札は、参加申し込みが完了している状態で入札期間になればいつでも可能。

しかし、ここは通常のオークションと異なるので注意が必要な点が一点あります。

それは、入札が一度しかできない点。

入札期間に予定価格以上の金額で一度入札をしてしまったら、あとは結果を待つことしかできません

他の人の入札状況を見ることができないため、直感と懐事情で適切な価格を指定することしかできないのです。

僕は予定価格が5000円の車両を入札するにあたり、なんとしても落札したかったため5倍の25000円で入札することにしました。

④いざ、結果発表

入札期間が終わると、いよいよ落札者が決まります。

僕は今回、無事落札することができたのですが、落札の通知は自治体から直接電話で来ました。

落札できなかった場合は特に連絡が無いようですが、ここもまた自治体によってケースバイケースのようです。

落札とその後

落札されたら今度は商品代金の支払いと購入契約の締結が必要になります。

今回は落札の連絡から程なくして、自宅に必要書類が入った封筒が届きました。

具体的な市町村名は伏せますが、近所だったので手続きは意外と楽です。

中に入っている何枚かの書類にサインや印鑑を押し、返送します。

今回は印鑑証明が必要でしたので、これを役所に取りに行かねばならず中々大変でした。

しかし、その気になれば一日で終わってしまいます。

書類の中には銀行での代金払込書も同封されていましたので、こちらも合わせて銀行へ行って払ってしまいました。

そして引き取り・納車へ

手続きをすべて済ませたのであとは引き取りをするだけになりました。

今回は自分の住んでいる県の隣県だったため、電車で現地へ向かい引渡し契約を完了。

ご対面です。

ナンバーが付いていない一時抹消状態であったため、このままでは走れません。

保険等も入っていない段階でこれを自宅まで運ばねばならないので、ここは2通りの方法を検討しました。

  1. 仮ナンバーを申請して自力輸送する
  2. 陸送業者に輸送してもらう

1の方法では役所へ行き仮ナンバーと呼ばれるナンバープレートを取りつける事で一時的に車を走らせることができる方法ですが、伴って自賠責保険等も申し込まねばならないため費用と手間がかかる他、万が一輸送中にトラブルがあった場合は自分で対応しなければなりません。

2の方法であれば、業者の方が陸送用ナンバーの手配も合わせて行ってくれるため、距離によっては逆に安上がりになることもある上、万が一バッテリー上がり等で自走での引取ができなかった場合も、積載車等で運ぶ事が可能です。

今回は節約のため、自力で運ぶことにしました。

自宅に到着

そして、自力で遥々運転し、自宅近くの駐車場に車が到着しました。

後日、車検を取得しナンバーを交付してもらおうと思います。

結果

今回この車を購入するにあたってかかった費用は

落札金額               20000円

中古車再登録費用 約80000円

計100000円でホンダのステップワゴンを手に入れました。

明らかに相場以下で購入できた上、官公庁の払い下げ車両はしっかりと整備されていることが多く、オーナーがしっかりとしているため安心感が違います。

そういった点からも、安く買えてしっかりと質も保証されている官公庁オークションは大学生の今だからこそ皆さんにおすすめできる車を買う手段です。

車が欲しくても高くて買えない、安心できる中古車が欲しい、消防車が欲しい、という人はぜひこのオークションを利用してみてはいかがですか?


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