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無料から有料に!?

無料から有料に!?


西九州道の佐世保道路区間で行われる4車線化事業について、NEXCO西日本が進捗状況と新料金に関する発表を行いました。16.9kmの区間が2024年度に順次4車線化が完了し、その後は有料区間となります。これまでは国土交通省が建設した無料高速道路であり、NEXCOに移管されて初めて有料化されることとなります。これは長崎県が早期の4車線化を要望した結果です。ただし、今回の場合は初めてのケースであるため、料金体系が少し異なります。
 
現在、鳥栖方面から西九州道を利用する場合、佐世保大塔本線料金所から佐世保中央ICまでの料金が徴収されます。しかし、佐世保中央ICから佐々ICまでは無料区間で、料金はかかりません。有料化後は佐世保大塔料金所から佐々ICまでの区間も料金が発生し、普通車の場合は370円になります。なお、ETCフリーフローアンテナを利用した料金徴収が行われ、各種ETC割引も適用されます。なお、佐世保中央ICから佐々ICまでは非ETC車でも無料で通行することができます。
 
有料化に伴う料金は、日常生活に大きな影響を及ぼさないように長崎県が求めていたため、これに配慮しているとのことです。将来的な維持管理の観点から、無料高速道路の有料化は国で議論されてきた課題であり、今回のように有料区間と無料区間が混在する路線も存在しています。例えば、京都の山陰近畿道でも、無料の末端区間が有料化されていく予定であり、その収益が未開通区間の整備費に活用される予定です。
 
このように、道路料金の有料化は地域や交通インフラの整備に関連する重要なテーマです。西九州道の有料化においては、長崎県の要望や維持管理の観点などが考慮されています。今後も社会の変化に応じた道路網の整備や料金体系の改善が求められるでしょう。

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