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『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』批評

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』批評


ウ・ヨンウ弁護士は天才肌 70点
 
 2022年に放送された韓国ドラマだ。Netflixで配信され世界的な人気を得ている。筆者もNetflixで鑑賞した。韓国のドラマにハマるのはイ・ビョンホンの『IRIS-アイリス-』以来である。
 自閉症スペクトラムを持つ主人公が弁護士になり、事件を解決していくリーガルドラマだ。自閉症スペクトラムを真っ向から描いているということで見ようと思った。日本で同じような内容をやろうとすると、お涙頂戴の感動ポルノになってしまうだろうがそこは韓国、この手の描写はかなり先進的と言える。差別や偏見を、重くなりすぎず軽くなりすぎず描き出す。日本で言えば、日本テレビの水曜夜10時枠で放送されそうな、明るい社会派ドラマといった感じだ。
 ストーリーは基本的には一話完結で、たまに二話完結のエピソードもある。色々調べてみたが、どうやら脚本はムン・ジウォンという人の単独執筆らしい。全部で16話、はっきり言ってエピソードごとに完成度にムラがある。細かいツッコミどころもあるにはある。それでもトータルで見ると、シリアスとコミカルの配分が絶妙だと言っていい。特に障害者を主題に取り上げた第3話と第10話が白眉である。
 
 
ネットフリックスのページ
https://www.netflix.com/title/81518991
 
予告編
https://www.youtube.com/watch?v=f6X66CW9XGc
 
冒頭7分
https://www.youtube.com/watch?v=he_Ij7UN3ts
 

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ポップカルチャー評論家
専門分野は映画、ドラマ、小説、アニメ
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