メイン画像

コロナ禍を予言!法医学ドラマ『アンナチュラル』批評

コロナ禍を予言!法医学ドラマ『アンナチュラル』批評


80点
 
2018年にTBSで放送されていたテレビドラマです。
プロデューサー、新井順子
脚本、野木亜紀子
チーフ演出、塚原あゆ子
のゴールデントリオが初めて揃った作品でもあります。
2018年の本放送依頼、二回目の鑑賞。
 
このトリオで『MIU404』も作ります。
映画『ラストマイル』は
本記事執筆時点ではプロデューサーが誰かアナウンスされていませんが
やはり新井順子なんじゃないかと。
 
『ラストマイル』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=lLa6p4KlqPs
 
 
『MIU404』には同じ役で松重豊が出てますけど
松重豊はギャラが安いと風の噂で聞いたことがあります。
だから色んなドラマや映画の脇役で起用されているのだとか。
その結果が『孤独のグルメ』なので、「薄利多売」も舐めたもんじゃないですね。
 
主題歌は米津玄師の『Lemon』。
米津玄師の代表曲であり
このドラマのタイアップで米津玄師を知った人も多いでしょう。
 
ギャラクシー賞をはじめ、さまざまな賞を受賞しています。
そのためか、年始とかにたびたび再放送されています。
 
まだ今ほど知名度がなかった頃の竜星涼も出演しています。
 
さて、内容ですが法医学ものです。
しかも警察ではなく
半官半民(?)の研究機関という設定が肝ですね。
 
警察や検察との関わりはもちろんありますが
あくまで独立した組織として対峙したりするおもしろさがある一方、
捜査権のない一般人がそんなことやっていいのかよって突っ込みたくなる部分も
ところどころあったりもします。
ここらへんはリアリティーがないのを承知の上で
あえて『科捜研の女』をまねたのかもしれません。
 
基本的に一話完結で、
全話の脚本が野木亜紀子の単独執筆です。
さすがの野木亜紀子でも、やはりエピソードごとに完成度にむらがあります。興ざめするほどではありませんけど。
傑出のエピソードは第1話の「名前のない毒」でしょう。
コロナ禍後に見ると先見性があってひざを打ちます。
 

アカウントを作成 して、もっと沢山の記事を読みませんか?


この記事が気に入ったら ダン・ムラカミ さんを応援しませんか?
メッセージを添えてチップを送ることができます。


この記事にコメントをしてみませんか?


ポップカルチャー評論家
専門分野は映画、ドラマ、小説、アニメ
映画、ドラマ、小説、アニメのレビュー記事がメインです